ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

夏の思い出|渡し船で黄浦河を渡る

 

上海の街は黄浦河(Huangpu River)という大きな川で、東西に分かれています。西の魔女がオールド上海の歴史的建造物が並ぶ外灘(ワイタン・the Bund)、東の魔女が近未来的なビル群が並ぶ金融街の陸家嘴(リュージャーズイ・Lujiazui)です。

浦西(プーシー)は歴史の舞台にもよく出てくる街、一方浦東(プードン)は1992年に行政区となるまでは、開発されることなく上海の人の言葉をを借りると「何もなかった」というように、農村が広がるだけの地区だったそうです。

 

この河を渡るには4つの方法があります。

1)車

2)地下鉄

3)船(観光船や渡し船

4)観光トンネルのゴンドラ

whostolemysheep.hatenablog.com

車と観光トンネルは体験済みなので、いつもなら地下鉄を使うのですが、せっかくの夏休みに観光客としてワイタンにいるのだから、観光っぽいことがしたい。

余談ですが、この観光トンネルは交通手段というよりは、あくまでも観光アトラクションです。タクシーの倍くらいするので、上海にお越しの際にはお気をつけください。

ということで、今回は渡し船に乗ってみました。フェリーと呼んであげてもいいような気がするのですが、日本語のサイトで検索するとだいたい「渡し船」と書かれいます。右に倣えしておきます。

渡し船は片道2元。ちなみに、地下鉄は3元、上記の観光トンネルですと片道50元です。(本日時点1元=20.32円)

フリーペーパー「上海ジャピオン」のウェブサイトから路線マップをお借りいたしました。今回は、4で乗船し、6で下船する、メジャー観光ラインに乗ってみます。

地下鉄やバスに乗るのと同様、SuicaPasmoのような交通カードやアプリで乗ることができます。

川をまっすぐ渡るだけであれば乗船時間はおよそ5分程度なのですが、この4→6航路はエース航路らしく、市民の足という役割だけでなく、遊覧船からゆっくり上海東西の街並みをご覧くださいというサービスなのかどうかは知りませんが、乗船時間はおよそ10分。

リュージャーズイのビル群の写真を撮る乗客

夕方の外灘サイドの写真スポットとしての人気はいまいちですが
夜になるとライトアップして一気に美しさが増します

陸家嘴のビル群を撮影しているとあっという間に10分。
到着いたしました。

東のもうひとつのシンボル、上海3兄弟

浦東(プードン)は生まれて30年ほどの街なので、今のような未来都市風になったのは、まだこの10年くらいという新しい街。そして現在も開発中、広範囲に次々と新しい街が生まれています。上海ディズニーもこちら側です(行った時ないけど)。

ショッピングモールやホテルで、お茶をしたり、ご飯を食べたり、夏の夜を満喫してきました。さて、西に戻りますか。せっかくなので再び渡し船で帰りましょう。

今度は来た航路とは逆の6→4で帰ります。

行きとは違い、観光客はやや少なめ

おやおや

遠のく外灘のレトロビル群

ライトアップされたビル群の緑の三角屋根が、宿泊しているホテルの目印。出航とともに、どんどん遠ざかって行きます。

も、もしや。乗船前の写真に遡って見てみると「復興東路方向↑」の文字。

どうやら、6→4の船にのるつもりが、6→5の船に乗ってしまったようです。ええええええっと、乗り間違えたということです。乗船時間は5分ほどなので、あっという間に対岸に到着。

宿泊先まで歩いてまっすぐではありますが、スマホで確認するとおよそ2.5キロ。このころは夜とは言えど熱帯夜。タクシーもつかまらないので、おとなしくバスで戻りました。

夏の思い出の1ページ、渡し船で黄浦河を往復してバスで帰る。