ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

日本、オーストラリア、韓国?・・・全部中華だった

 

海外企業風のブランディング戦略をとる(というかほぼほぼ海外企業に擬態している)中華企業があったりなかったりというのはご承知のところ。有名どころでは、無印のようなユニクロのようなDAISOのような雑貨チェーン名創優品(Miniso)が、昨年SNSで大炎上の末戦略転換を強いられ脱日本宣言(2022年8月)を発表。現在は正真正銘の自国企業として健全にすくすくとご成長されているようです。

世界はインターネットでつながり、良いことも悪いことも、大きなニュースも小さなニュース、嘘も本当もまたたくまに世界中に広がるようになっている2023年。もうそういう手法ってはやらないのでしょうーと思っていたところ・・・、まだいました。

輸入品コスメを扱っているお店で、日本の輸入品の棚を眺めていると・・

養生堂|YOSEIDO

ほうほう、ほうほうほう。

とは言ってもこちら前出の某企業の戦略とは違い、日本企業のふりをしているわけではなく、中国の大手飲料メーカー「農夫山泉」の傘下の中華コスメブランド。中華コスメブランドとして日本市場にも進出しています。が、資生堂と養生堂がビジュアル的に似ていることは否めない。

そして、

HOLA

ほうほう、ほうほうほう。

POLA、じゃなくてHOLAはウェブサイトを見るとHOLAの下に「Australia」の文字がはいっています。あ、日本じゃなくてオーストラリア?と思いましたが、サイトを見るとオーストラリアですらなさそう。

サイトのメイン言語は中国語で、一応英語ページもあるものの、ソーシャルメディアのリンクは「Weibo」と「WeChat」のみという明らかに大陸マーケット仕様。

HOLA

そして、

韓束(KANS)

韓後(HANHOO)

ほうほう、ほうほうほう。

アジアンコスメのリーダー、韓国ももちろんターゲット。同様の手法が取られておりました。よく見かける韓束(KANS)や韓後(Hanhoo)など、韓国コスメに詳しくないわたしは韓国コスメだとばかり思っていましたが、中華コスメだった。

こちらも前出の某企業とは違い、いろいろな記事ではっきりと国産コスメ(中華コスメ)とあるのですが、ブランド名に「韓」ってつけたらその時点で、意図的か意図せずかと言われたら、それはもう限りなくあれではないかと思わなくもないのですが・・・。

いや、知らないですけどね。