ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

「定番2」中国風ニッポンと、日本風チャイナ(四)

 

「変な日本語」がひとつの定番だとしたら、もうひとつの定番は「よくわからないコンセプト」な気がします。よくわからないというは作り手に失礼ですよね。伝わりにくい、くらいにしておきます。

 

有名どころでいくと、イギリス企業スーパーグループのブランド「Superdry極度乾燥(しなさい)」のコンセプトが今ひとつ伝わりにくい、そんなやつです。

 

f:id:pucayu:20180811235929p:plain

Superdry (@Superdry) | Twitter

 

とある雑貨屋さんに並んでいたこのバック。

f:id:pucayu:20180806171713j:plain

プロアクティブ洗顔

何かメッセージが隠されているのか、わたしがわからないだけで、上記のようなグローバル企業の人気ブランドなのかもしれません。

もしくは、ただクレアラシルプロアクティブをオススメしたらいよいのかもしれません。

 

 

そんな日はやってくるのか

 

食べ物の美味しい国にやってきてしまいました。

特に今の季節はフルーツがとても美味しいです。街のそこら中に果物屋さんが並んでいるので、ぷらっと買うこともありますし、この国もデリバリー大国のようで、スマホでしゅしゅしゅっとお会計まで済ませると、自分でキッチンでもたもたと洗ったり切ったりするよりもずっと早くピンポーンと切りたてのおいしいやつをお部屋まで持ってきてくれます。

f:id:pucayu:20180811141955j:plain

ここは大きな果物屋さん

どこのお店が美味しくて安いとかはまだ知らないのですが、食べログがアプリになったようなものがありまして、デリバリーのアイコンから、上の方にあるところを適当に選んで買っています。

ごく稀にデリバリーマンが電話をかけてきて、意思の疎通がまったく取れずあわあわすることがありますが、基本的にはピンポーンときて「ありがとう」「ばいばい」と私の知っている3つの中国語のうち2つでなんとかなります。

f:id:pucayu:20180810185911j:plain
f:id:pucayu:20180810185800j:plain
カットフルーツたち

後半部分はちょっとドキドキする写真も多いので、幸せな感じで終わりたい方はここおしまいにしてください。今日はどうもありがとうございました。また気が向いたらお越しください。

 

(ここから後半)

幸せいっぱいフルーツいっぱい生活を満喫する一方で、これは多分無理だろうなあ、いや、頑張ればいけるかなあ、やっぱり無理だろうなあというものもあります。

f:id:pucayu:20180810192854j:plain

鶏の爪

鶏の足ですよね。中国の人たちお好きなようですよね。まあ豚足が大好きな人たちもいるので、鶏の足だって好きな人いますよね。わたしは今の所どちらもちょっと、いやかなり苦手分野です。

他の国でも中華街のスーパーに行くと、未調理の鶏の足がギュウギュウにビニール袋に入って売られているのを見かけます。そしてそっと目をそらします。

f:id:pucayu:20180810192934j:plain
f:id:pucayu:20180810193012j:plain
スナック菓子にもなっています

旅好きの友人たちは、鶏の爪はもちろん、有精卵やら、臭豆腐やら、わりとなんでもイケる口の方が多く「辛いやつが美味しいのにー」と言われるのですが、鶏のナンコツの揚げたやつがギリなわたしには「これこれ、やっぱこれでしょう」と鶏の足を自分の口の中に入れる日が来るとはなかなか思えません。

f:id:pucayu:20180811144131j:plain

黒い鶏もいました

鶏をさばくことはできなくはないのですが、黒い方はちょっと震えるかもしれません。初めて鶏を1羽まるまる料理をした時のことですが、お腹の中から切り落とした鶏の首から上部分がコロンと入っていて、あまりの衝撃でもう一生鶏肉は食べないと思ってしまいました。とか言いながら、一番食べているお肉は鶏肉なんですけど。

f:id:pucayu:20180811144000j:plain

鴨の舌

ヒルの舌も食されるのですね。わたしも牛タンを食べるので、アヒルのタンはダメとかは言えないですが、どうかな、食べられるかな、いや、まだ無理かな。

調理法は比較的日本人に合う、酒、生姜、砂糖、醤油、胡椒、お好みで唐辛子なども入れたもの漬け込んで片栗粉をまぶして油で揚げて、お好みのタレを絡めて……的な感じのようです。味のハードルはさほど高くはありませんが、 なんにせよ見た目がハードルというより棒高跳び

4本足は机以外、2本足は親以外なんでも食べるとは聞きますが、ほんとなんだなあと思う初めての夏、上海2018でした。 

 

「定番」中国風ニッポンと、日本風チャイナ(三)

 

日本風チャイナの定番と言えば、やっぱりこのあたりでしょうか。ムヒ風の何か。

 

漢字を読むとかゆみ止めであろうことは想像できるのですが「の本」とか「清涼かゆみ液」とかいろいろ不明なことだらけ。

f:id:pucayu:20180806171425j:plain

かゆみマークを停止

f:id:pucayu:20180806171441j:plain

お肌にしみたい

こども版もありました。ちなみにですが「ムヒ」は「池田模範堂」、こちらの「サデ」は「京都上源堂」。いろいろ気になるところだらけ。「お肌にしみたい」という若干攻撃的なフレーズも、ベビー用としてどうなのでしょう。

 

ベビーサデのとなりにちらっと見えるような韓国風もあれば、フランス語、英語などさまざまな言語のパッケージを見るここ上海。インターナショナル風。

 

外干しの国と、部屋干しの国

 

お洗濯物をどこに干しますかというお話。

 こどもの頃に読んでいたような絵本とか、お洗濯物はお日様の下で、白いシャツやシーツをぱーんと広げてといったCMのようなイメージ。これぞお洗濯!と思っていました。でも、国や地域によって全然違うものです。

今でこそ日本でも地域によって増えているようですが、初めて「景観のためここのエリアはベランダに洗濯物を干してはいけません」という街のことを知った時には、そこそこ衝撃を受けたのを覚えています。

 

アメリカでは、みんな大きな乾燥機をゴンゴンと回していました。友だちの実家に行くと、だいたいどこのうちにも広い地下室があって、そこにかなり頑丈そうで、シンプルの作りの、アメリカ人のような洗濯機と乾燥機がありました。乾燥機文化圏。

 

ブラジルも地域によってだと思いますが、住んでいたサンパウロ州の地方都市では基本的に中干し文化圏。アルゼンチンもブエノスアイレス市内は中干し文化圏。外に干すなんて、はー?!というくらい、中干し文化でした。

ブラジルで驚いたのは、なんでもアイロン文化でした。デニムでもTシャツでも、下着の方のパンツももちろん。日本でいうお日様消毒的な感じで、アイロンの熱消毒が根付いているのだそう。イタリアの移民から引き継がれていると聞きました。パンツのアイロンの掛け方で嫁姑の戦いがある家庭もあるとかないとか。ほんとかしら。

 

ここ上海は立派な(?)外干し文化圏のようです。

f:id:pucayu:20180806154621j:plain

ニョキニョキニョキ

f:id:pucayu:20180806154707j:plain

正面からの画

f:id:pucayu:20180806153827j:plain

ニョキニョキ、ニョキニョキ、ニョキニョキ、ニョキニョキ


窓から水平に物干し竿を突き出すのが上海スタイルのようです。ベランダがあればベランダに干す人も多いです。ベランダをサンルームのようにリノベーションしている家もも多く、そこにわやわやと洗濯物が干されていたりします。

 

わたし個人としては、外でも中でも良いのですが、家にいて目につくところに洗濯物がわさーっと干されていたり、洗濯物で視界が遮られるのはあまり好ましくありません。一軒家に住んでいて、お庭に干すとかならお洗濯物と距離があっていいんですけどね。

一軒家住みではないので、乾燥機があるのが一番いいのですが、乾燥機もゴンゴン乾かしてくれるような子ならともかく、弱々しい子はちょっと……。スペースも結構取りますますし。ほんとうはお洗濯からたたみ、アイロン、しまうまでのお洗濯にまつわるあれこれ一式、全てやってくれる妖精がいるといいのですが。

 

ニョキニョキ棒を買う勇気はまだないようです。

 

 

なんでもいいと思っていたけれど、なんでもいいわけではない

 

引っ越してきてから荷物が届くまでの一ヶ月ほど期間、手荷物で持ってきたものと、アパートの部屋にもともと備え付けであるもので、とりあえずやり過ごしていました。とりたてて困ることはなく、あるものでなんとかなっているのでこのままでもいいんじゃないかと思っていました。

 

……と思っていたのは、気のせいでした。

 

荷物が届いて、いつものをものを使って見ると、やっぱりとりあえずのものと、いつものものは全然違いました。

 

まずは包丁。

久しぶりにいつもの包丁できゅうりを切った時には、自分はきゅうりを切るだけに生まれてきた、きゅうり切りマシーンになったかのような気持ちになりました。

特にいい包丁を使っているわけではないのですが、適当にでもたまに研いでいたりするだけで、こんなにも違うものなんですね。サクサクサク、トントントン、シャッシャッシャです。

 

そしてアイロン台。

こちらも久しぶりにいつものアイロン台でアイロンをかけた時には、自分がドライクリーニング屋の女将かと錯覚しました。

うちのアイロン台、がっちりしていてアイロンの面もバーンと広く、調節でかなり高い位置でアイロンすることもできるんです。スイスイスーイです。

アイロン台ひとつで、こんなにストレスなくアイロンがスイスイスーイなものとは正直思ってもいませんでした。ちょっと前まではアイロンかけがそこそこ面倒な位置付けだったのが嘘みたいです。わたしアイロンすごく好きかもしれません。

 

作業用のモニターも。

13インチのMacBook Airを使っているのですが、プライベートはともかく、作業用となるとやはり13インチでは作業効率が悪いのでもう少し大きなモニターに頼りたい。

モニターをセットし、MacBook Airと2枚の画面を並べた時の感動。これに関してはモニターが大きくなったところで「わたし天才かも」と錯覚するほどのことは起こりませんでしたが、凡人なりに大きな画面の方がミスも少なく、疲れも少なく、サっくらいの効果はありました。

 

この3つが、自分にとっては実はなんでもよくなかったんだなあと特に感じたものでした。世界が変わったといっても大げさではないかも。いや、大げさか。

 

もうひとつ、まったくなんでも良くなかったものがありました。

f:id:pucayu:20180804221501j:plain

わさびです

わさびなんて、といったらわさび会社のみなさんに申し訳ありませんが、正直好みの違いくらいしか違わないと思っていました。これをメインで食すわけでもなく、冷たいお蕎麦や、冷麦、素麺、おさしみなんかにちょこっとアクセントでいただくものと思っていたました。その考え、間違えていたみたいです。

今となっては、中国語が読めないのでこれがわさびなのかどうかも定かではないのですが、経験上、この形状でこの色と言えばわさびです。よね?(違うのかしら)

こちらを買って、ある日の夜ごはんにお蕎麦にした時に出したんです。わさびをちょちょっとつけてお蕎麦をすすった夫が、それはもうマンガの1コマのような感じで「ぶぶーっ」と吹いたんです。そして真っ赤になってゲホゲホとむせるんです。

あらあら、わさびが変なところにはいっちゃったのかしらと思いました。お水を渡し、落ち着いた様子を見届けたところで、わたしもわさびをちょちょっとつけて、お蕎麦をすすったんです。

もちろんマンガみたいになっちゃいました。それはもう。「ぶぶーっ」で真っ赤になって、激しくむせ返りました。

これ、ほんとにわさびなのかしら。尋常じゃない刺激なんですけど。わさびといえど、世界が変わるくらい違うものでした。

 

なんでもいいと思っていたものほど、意外となんでもいいわけではないのかもしれません。

 

 

 

「メイソウとユビソウとベストガイ」 中国風ニッポンと、日本風チャイナ(二)

 

ダイソーユニクロ無印良品をミックスして、魔法の粉をふったようなお店とうわさのメイソウ(MINSO /名創優品)をのぞいてきました。

メイソウはアジアを中心に展開している、カジュアルファッション雑貨のブランドです。本社は銀座。日本で設立し、その後中国に進出との記載がホームページにはありますが、そういうビジネスモデルの中国資本の企業です。

 

f:id:pucayu:20180731224223p:plain

 

f:id:pucayu:20180731224330p:plain

www.miniso.jp

オープン当初はあやしさの部分が強調されて日本のメディアで扱われたこともあったようですが、店舗数も多く着実に成長している雰囲気。お店もいつも混んでいます。

f:id:pucayu:20180729113617j:plain
f:id:pucayu:20180729113535j:plain
たまに惜しい日本語もある(right)

下の写真がメイソウ(MINSO /名創優品)の創設者で、チーフデザイナーの三宅順也氏なのですが、本名かどうかは知りませんが、デザイナーになるべくしてなったような名前が気になります。

f:id:pucayu:20180804190605p:plain

パクリがどうのこうのということではなく、こうやって成長する会社もあるんですね。(ダイソウ+ユニクロ無印良品)× 中国がこのメイソウ(名創優品)だとしたら、メイソウ × マレーシアのユビソオ(優質優品)という企業も登場していました。

こちらの本社は東京八重洲。いろいろメイソウ風といいますか、ほぼメイソウ。

f:id:pucayu:20180804204422p:plain

f:id:pucayu:20180804192838p:plain

 ただし、中国版からの進化系のせいか、日本からは少し離れてきました。

 

 今日以降、人生は驚きといいです。

 品質の生活、幸せな生活

 ュビンオいっも私の親友    (原文ママ

 

ブランド名の「ユビソオ」が上手に言えていないところが愛らしいと思います。 

www.yubiso.asia

パクリがどうのこうのということではなく、こういうのってついつい見てしまいます。マレーシアに行く機会があったら、ユビソオに寄ろう。この手の話題を見るたびにいつもセットで思い出すのが、 トム・クルーズ主演の『トップガン』(1986)のパクリ、もとい、オマージュ?のこちらの映画。

f:id:pucayu:20180804204645p:plain

織田裕二主演の『ベストガイ』(1990)。こちらもつい気になります。 

 

 

にほんブログ村 旅行ブログ ぶらり旅へ