ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

浅草のクラフトサケの醸造所

 

週末に、クラフトサケの醸造所に行ってきた。2020年に出来た「木花之醸造所|Konohanano Brewery」という名前。「このはなの醸造所」とは可愛らしい名前。場所は浅草駒形で、台東区の区木の「桜」が咲くように美しい姫という意味もある、酒造りの神様「木花之開耶姫(コノハナノサクヤヒメ)」から名付けたのだそう。

併設の店舗「ALL (W)RIGHT sake place」ではお酒やビールの販売と、お酒にピッタリの酒の肴たちをいただくこともできる。

オープンキッチンのように、オープン醸造所になっていて、すぐそこでお酒を作っているのを覗きながら飲める面白いお店だった。

飲み比べ。左は桃のどぶろく。大人のネクターとある通りで、白桃を贅沢にたっぷり使ったとろんとしたテクスチャにテンションがあがる。白桃の甘さと、お米の旨みのハーモニー。

真ん中の赤い瓶は大吟醸。なんでも今年からシンガポールでも醸造をするそうで、その第一弾になるお酒がこの大吟醸なのだそう。ゴージャスというかグラマラスというか、外国で人気の出そうな華やかなテイスト。

右の黒っぽい瓶は今世界中で人気のクラフトビール、Hazy IPAをイメージして作ったクラフトサケなんですって。とってもフルーティーだった。

これは鰹出汁で造ったどぶろく「出汁パンチ」を使ったあさりの酒蒸し。出汁パンチのネーミングもなかなかパンチが効いてる。鰹出汁のどぶろくっていう発想がすごい。

これもクラフトサケ。クリの木樽で熟成させたお酒をベースに、ココアとヘーゼルナッツの風味が入った甘いお酒、ヘーゼルショコラ。デザート代わりに飲んだお酒。これまた美味しかった。

クラフトサケ面白いわー。そしてその面白いお酒が、小さなビルの中のすぐそこで造られているというのもまた面白い。

ひとりでふらっと来てカウンターでひっそりジャパニーズサケを堪能している外国人もちらほら。住人なのか旅行者なのかわからないけれど、みんな面白いのよくご存知だわー。