ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

エリンギハウス

 

もしも、住宅街を歩いているときに、目の前にエリンギが現れたら。

 

あなたならどうする。

 

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どう見てもエリンギ

 

仙台の中心部にほど近い住宅街を歩いていたときのこと。突然、前方に大きなエリンギが現れました。

 

とりあえず写真を撮りました。

 

びっくりしました。

 

そして検索。

 

www.mmt-tv.co.jp

 

「解決!リョウ様」に行き当たりました。

 

リョウ様がどなたかは知らないのですが、この「OH!バンデス」は、宮城県内のあれこれを中心とする地域密着型の夕方の情報バラエティー番組。「3年B組金八先生」シリーズの4作目、本木雅弘らが出演していた「2年B組仙八先生」の担任、仙八先生を演じた「さとう宗幸」が司会を務める、1995年放送開始の長寿番組です。

 

余談はさておき、このエリンギについて。

リョウ様曰く、エリンギではなくシメジなのだそうです。そして、こちらの物件は個人宅&貸テナントだそうです。

 

シメジと言われたらシメジに見えてきたような、こないような。

 

港川ステイツサイドタウン、かわいい、おいしい・・だけではない。

 

那覇のとなり、浦添市にある気になる町、港川ステイツサイドタウン。

戦後、駐留米軍向けの住宅として建てられ、現在は住宅にレストランやカフェ、ショップなどがはいっています。 アメリカの州の名前が付けられた通りを歩きながら、レトロで可愛い元住宅のお店をのぞいたり、だらだらしてるネコを眺めたり。

寄ってみたいお店はいっぱいあったのですが、胃袋はひとつしかないので、今回は沖縄そばとコーヒーに絞ります。いやあカヌレも食べたかったし、カフェごはんもしたかった。

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港川ステイツサイドタウン

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いちいちかわいい

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学童もある

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鶏そば屋いしぐふー

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けっこう並びました

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島野菜のしゃぶしゃぶ、なんと100円

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10杯通うと置きマイ箸

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鶏チャーシューと炙りチャーシュー、んまっ

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食後の一杯は沖縄セラードコーヒー

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店内いい香り〜、試飲もできます

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わたしのゲイシャ、丁寧に一杯ずつ

「いしぐふー」と「沖縄セラードコーヒー」ごちそうさまでした。
なんでもかわいいし、なんでもおいしい。

 

でも、やっぱりそれだけではないものをものすごく近くに感じました。 

島の真ん中をどーんと縦断しているそれの存在です。

南北を車で走る時は必ずどちらかのサイドにその存在を感じますし、西東を渡る時はその間を抜けていく感覚です。

わたしは霊感とかはありませんが、そういうのを感じる人ときっと同じ感じじゃないかしら。

カーナビにも一見うつらない何もない土地のようにみえるそれ。

空を見上げなくとも、行き交っているのが音でわかります。海にだっています。ニュースでよく聞く地名のサインを目にします。

米軍基地の存在が、実態としてこんなにも大きく、こんなに近いとは。

 

たのしくて、ワクワクしたのと同じくらい、このことを思い知らされました。うまく言葉にならない……なんて言ってはいけないんだろうなと思うくらい、それは大きく、そして近く。

 

・・・ 

京都の本屋とカフェ[一乗寺]:恵文社とアカツキコーヒー

 

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真冬の一乗寺

京都市左京区一乗寺、言わずと知れた西のラーメン激戦区。

なのですが、今回のお目当てはラーメンではなく本屋とカフェ。ここ一乗寺には、世界中の本好き、本屋好きが1度は訪れたいとときめく、そして1度訪れたら再訪したいと胸を熱くする魅力たっぷりの本屋「恵文社 一乗寺店」があるのです。

イギリスガーディアン誌が発表した「世界で一番美しい本屋」に唯一日本から選ばれた本屋さん。f:id:pucayu:20200319211634j:plain

オフィシャルサイト:恵文社一乗寺店

www.theguardian.com

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1975年創業の書店で、前出の「世界で一番〜」のランキングに登場するずっと以前から、恵文社は本屋好きにとっては憧れの存在の本屋さん。選ばれて以降の恵文社にくるのは今回が初めてです。前に来たのがもう10年も前なんだと思うとなんだかとっても不思議な気がします。

一般的な新刊書を扱う書店ではなく、本のセレクトショップとでも言えばよいでしょうか。書店に並ぶ本たちは、テーマに沿って本が選ばれているというわけでもなく、どちらかというと一冊の本から連想ゲームかしりとりのように広がって行くタイプのセレクトです。……という言い方が正しいのかは知りませんが、そんな感じ。

なので、気になる棚の前に来ちゃったら、もう順々に全部気になっちゃいます。大変。そんなところはすごく久しぶりに来ても変わっていませんでした。

ギャラリーフロアや、雑貨フロアも興奮度高し。

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併設の雑貨スペース

本屋に寄ったら、次はコーヒーです。コーヒーに寄ったら、次はまた本屋。そしてまたコーヒー。永遠のループです。

そして京都は独特なカフェ文化が根付いている街なので、それも本屋と同じくらい楽しみにしていました。ひとつひとつの個性が際立つカフェや喫茶店で、それぞれのこだわりが強い、そして数もまたえらいたくさんあります。

一乗寺界隈でどこかないかなと思って寄ったのが、アカツキコーヒーです。

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www.akatsukicoffeec.com

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ハンドドリップで淹れていただいたエチオピアと、チーズケーキ。お・い・し・い・ぞ。

謎のテンションになるくらい美味しくいただいてきました。

今まではミルクと合う酸味も苦味も強いコーヒーなんかも好きだったのですが、最近はエチオピアなどの華やいだ感じのコーヒーも好んで飲むように。丁寧に淹れていただいたコーヒーは至福の味です。

 

楽しくカフェ巡り、本屋巡りが再開できる日を祈りつつ。

 

www.keibunsha-store.com

www.akatsukicoffeec.com

 

サウナはほんとつらい

 

お彼岸の中日、春彼岸の法要とお墓参りに行ったときのタクシーの話。

3月といえば、年末年始に次ぐタクシー業界のかきいれ時なわけですが、今年はといえば、新型コロナウイルス、自粛で外に出る人がいない、タクシーの客がいない、タクシー運転手大変、もう1ヶ月続いたら本当にやばい……という状況のようです。

例年でしたら年度末は、地下鉄最終近くになるとなかなかタクシーがつかまえることができずなんてことも多かったのですが、今は写真のように、ピークタイムでも昼間のオフピーク時のように客待ちのタクシーがたまっているそうです。

収入は閑散期の半分だとか。特に空港界隈を主戦場にしているタクシーは減便につぐ減便で、さらに厳しい状況のようです。

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仙台駅のタクシー乗り場

この日もタクシーに乗ると、運転手さんが待っていたかのように話し始めました。

ノンストップで新型コロナウイルス関連の話。一般的な話題から、人の出の話、売り上げの話、中小企業への助成金や融資の話などなど。

「いやあ、わだしんどこが安倍首相でも、タグシー業界にだけは貸さねっすけどね」

「ほいだって、タグシーんどこさ貸したって、返ってこねっちゃおん、あだりまえだっちゃあ」

「ほれ、タグシーんどこは土地もみんな担保さ入っでるし、こんな車なんていぐらにもなんねっちゃ。タダでくれでやるったっでいらねっちゃおん」

まあ大きな声で元気よく延々と話されていました。(上記の運転手の話の内容、だいたいはご理解いただけますでしょうか。)

おまけに聞いてもいないのに、宮城県の感染者(クルーズ船の乗客1名)についての情報まで、どんな人で、年齢はいくつ、どこで働いていて、なんて話まで。おそるべしタクシー情報網を見せつけられました。

その時点でわたしにとって怖いのはウイルスではなくタクシーの情報網でしたが、適当に相槌を打ちつつ、運転手の難解な日本語を必死に聞いていると、

「やっぱサウナと原発はこえっちゃー」

サウナと原発???

わたしは何かを聞き逃してたのでしょうか?話を見失ってしまった気がします。

「いやあ、サウナのせいでほんっどつらいっちゃわ」

???

もしや……

話の終盤、いつの間にか全てのコロナは全てサウナに変換されておりました。

運転手さん、その後気がついたかしら。

 

クルマで行ける離島|おきなわ東海岸

 

沖縄に行ったらしてみたいこと……

いっぱいあるのですが、そのうちのひとつが「海中道路を車でドライブする」でした。沖縄本島から車で行ける離島を訪れるの巻。

以前、海中道路について調べものをしていたときにこのサイトにたどり着きました。この下のページにある空からの海中道路の写真に心奪われ、絶対に来てみたかった!

www.urumajikan.com

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中部エリアの東海岸の島の方

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ほっそく伸びているのが海中道路

真夏のドライブはさぞ素敵だろうなあと心の瞳で真夏を想い、真冬の海中道路を走り抜けます。最初に着くのが平安座島(へんざじま)。すぐに目につくと言いますか、それしか目につかないくらい目の前に広がる真っ白なタンク群。

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島の8割タンク wikipediaより

「あれは何ですか」

歩いていると、近くにいた旅行者がガイドに質問する声が聞こえてきました。

「石油タンクですよ」

「へえ、沖縄って石油が採れるんですかあ」

「・・・・・・。」

(ひっっっっっっ)私の心の声。

いろいろ考え始めると大変なことになるので、聞こえなかったことにして先を急ぎます。

 

先端の伊計島に入るやいなや見えてくるのが伊計ビーチ。冬のビーチとは思えないハッピーな雰囲気。ジュースを飲んだり、波打際を歩いたり、のんびり休憩。

ビールを飲みながらイカリングを食べ「世間は伊計島の良さを理解していない!みんな伊計島に来るべきだ!」と彼女に伊計島愛を語っている方が微笑ましかった。彼女は6分の1くらい聞きながら、残り6分の5はビールとイカリングに夢中でしたが。わたしも車じゃなかったらビール飲みたかった!

アメリカ人ファミリーがふつうに海水浴していてビックリ。この時まだ1月。アメリカーノおそるべし。

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その辺の夏より魅力的な、真冬の伊計ビーチ

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有名人のサインがいっぱい

伊計島のもっと先、端っこの方まで行ってみようと車を走らせると、ひたすらまっすぐな道。両脇にはざわわざわわな畑などが広がっています。端っこにはのんびりとしたリゾートホテルがありました。

そして、この旅トップ3くらいでときめいたパパイヤ組合があります。

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まっすぐな一本道とおトイレ

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↑これ↑

次に向かうのは浜比嘉島(はまひがしま)です。

漁港の近くの野球場で小学生が野球の試合をしていました。礼儀正しいし、大きな声で監督の指示に返事するし、プロ野球選手たちも最初はみんなこんな感じでスタートしてるんだろうなーと誰目線かわからない視線をおくるわたし。となりで「いやプロ野球行くような人のほとんどは、この年代から異次元にずば抜けてるから」ですって。

漁港には大漁旗で着飾った漁船がたくさん。居酒屋以外で大漁旗を見たのはじめてです。

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キッズの野球の試合、けっこうじっくり見てしまった

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大漁旗

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浜比嘉島からも見える平安座島の石油タンク

浜でお魚を焼いて食べさせてくれる食堂がありました。家族で焼き魚食べてたり、おじさん一人で焼き魚食べてたり、お姉さん一人で焼き魚食べてたり、ああ、今度はこの辺りでじっくり泊まってわたしも1日2食焼き魚食べたい。

 

ドライブしていた中、何回か見かけた1枚のポスター。

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このポスター

どこのお酒のポスターだろうと思ってぐるっと眺めてみると「沖縄県」のポスターじゃないですか。スマホの画面に「飲酒カレンダー」の文字。検索すると、沖縄県保健医療部健康長寿課が運営する「飲酒カレンダー」というアプリのようです。

県をあげて「健康おきなわ21」という取り組みを行なっているようで、アルコールはその大きな最大目標のひとつ。県のアルコール関連の数字をみると、肝疾患の死亡率、男性が全国ワースト、女性がワースト2となかなか厳しい現状。ワイルドドリンカー率が高そうです。

そして残念なことに、飲酒事故率もワースト、全国平均の2.6倍。

参照:琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース(2020/2/22)

 

言うまでもなく「飲酒運転は絶対にしない、させない」

(1)お酒を飲んだら運転しない
(2)運転する人にはお酒を飲ませない
(3)お酒を飲んだ人には運転させない   

政府広報オンラインより

 

備瀬のフクギ並木の集落で過ごす1日:ちゃんや〜

 

沖縄県北部の国頭郡本部町の備瀬(びせ)集落。美ら海水族館のあたりです。

案内板によると、今から400年ほど前からポツポツと人が移り住み、約350年前には既に今とほぼ同じような集落になったそうです。

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2万本のフクギ並木

濃い緑のトンネルが、集落の家々の周りをぐるっと囲んでいます。外からの目線を区切るむ垣根として、海風から守る防風林として、暑い時期(1年の大部分が暑い時期)には日差しを遮り、ひんやりと気持ちのいい影を作ってくれるフクギのトンネル。

この日はここ備瀬の集落の古民家に泊まる予定。それほど大きな集落ではなく碁盤の目のようになっているので、わかりやすいはずなのですが、上の写真のようにフクギの立体迷路のようになっているので、初めての人は迷子必至です。施設のサイトに「ナビには絶対に頼らないように」と注意書きがあり、サイトにある地図(すごいざっくりの)を見ながらなんとか到着。

琉球古民家ちゃんや〜

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ここに泊まります

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旧正月を祝う沖縄

海まで歩いてすぐの集落の中には古い家を立て直して住んでいる方もいれば、必要なところだけに手を入れて住んでいるかたもいらっしゃるそう。

泊まったのは、二間に台所とお風呂場とおトイレという、築約50年の古民家です。この辺りの建物は、玄関はなく居間から出入りするのが普通だそうです。泊まったところは、宿泊客が使いやすいよう縁側をつけたそうですが、本来は縁側もないそうです。

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こんな感じ

カーテンももちろんなく、電気をつけると丸見えなので(フクギが目隠しになってくれるけれど)夜は木の雨戸を引いて寝ました。雨戸初体験の夫がよろこんでいました。

沖縄の家と言うと赤い瓦屋根のイメージですが、赤いのはお金持ちの家で、普通の家はコンクリ瓦なんですよと「ちゃんや〜」の方が教えてくれました。彼女は生まれも育ちも備瀬の集落だそうです。「わたしは向こう側から嫁いできたんですけどね」

向こう側とは……。備瀬の集落の真ん中に公民館があり、集落の南(向こう)側と北(こちら)側。昔々のこと、古い集落によくありがちな話ですが、向こう側とこちら側はもちろん仲が悪く、地域の行事も常に「向こうvsこちら」で行われ、お互い相手方を変な人呼ばわり。人も変なら、犬も変、くらいのばちばちぶり。近所の人たちが「あっちの犬は性格が悪い」と真剣に話していたとかいないとか。

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集落の中心にある公民館

地元の方の話が聞けるのはとても楽しい。この辺りの風習のことなど、いろいろな話を伺ってきました。

ここ「ちゃんや〜」は、素泊まりもできますし、朝晩と別の建物にある同名の食事処で、地域の食材をふんだんに使ったお食事をいただくこともできます。我が家は「やんばる島豚あぐーしゃぶしゃぶ」のセットをいただきました。

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お食事処 ちゃんや〜

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本部町産の海ぶどう

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本部町産のもずく酢とミミガーの和え物

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ソーミンチャンプルー

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しゃぶしゃぶの野菜たち

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やんばる島豚あぐー

出てくるものみんな美味しく、オリオンビールも、泡盛も、シークアーサーハイも……ああ美味しい。今まで沖縄の食べ物はあまり口に合わない……とひっそり思っていたのですが、大間違いでした。沖縄メシ、サイコー。

夜は食事中にさーっと雨が降りました。近くに雨を感じながら、ひたすらのんびりできる場所。帰る頃には雨も止んで、集落で飼われているネコたちが遊び始めていました。

朝起きて、最初にするのが雨戸を開けること。それも簡単にすっと開く雨戸じゃなく、古民家らしい古い板を少し浮かせるようにして引かないとすぐに引っかかる、ガタガタっとする雨戸。

朝ごはんの後は集落をぶらっと散歩。前の晩の雨を含んだむせ返るようなフクギのトンネルや。トンネルを抜けるとすぐ海、古い家々がまだまだ現役で、すこし異次元感のある集落。そんな魅力に取り憑かれて移住して来たであろう外国人が家の配管仕事をしていた手を止めて「おはようございます」と挨拶してくれたり、朝のネコが不機嫌そうに挨拶をしてきたり。

ただ泊まるだけじゃなく、異文化体験のような「ちゃんや〜」楽しかったなあ。ごはんも美味しかったなあ。また来たいなあ。

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朝ごはん