「カクテルの王様」といえばマティーニ。ドライジンとドライベルモットにオリーブを沈めた、キリッと美しいカクテル。
そして王様を美味しくつくる「マティーニの神様」と呼ばれる銀座のバーテンダー毛利隆雄。そんな日本のレジェンドの元で17年師事したバーテンダーが上海にいて、とびきりおいしいマティーニがいただけるバーがあるのです。お店の名前はSUZU BAR。
写真はTime Out Shanghai から
この日は週末だったのもあってか、カウンターもフロアもいっぱいだったけれど平日に行ってもいっぱいだから、いつもいっぱいなんだと思う。
フロアは暗すぎてメニューが見えないくらいなのだけど、みんなこのテーブルに置いてあるライトを懐中電灯のように使ってメニューを見ていた。なるほど。確かに便利。
年齢層はわりと若め、まあまあ余裕のある層がカジュアルに使うバー、なかんじ。時間帯にもよるのかな。
レジェンド毛利氏のレジェンドレシピ、ハバナマティーニ。検索したらトップに出てきたのがNHKのみんなの今日の料理のページだった。毛利様・・。
ラム(ハバナクラブ)のマティーニで、ラムの甘さがあるのに、甘ったるくはなくって、全体的にはドライであっさりもしているのに、コクもある感じ。語彙力足らず。
サケティーニ
もう1杯は、ドライベルモットの代わりに日本酒を使った、名前の通り日本酒のマティーニ。ドライでさっぱりして、ここのサケティーにはとっても好みの味だった。思い出すだけでまた飲みたい。
サケティー二はお店によって梅干しとか入るレシピもあって、ちょっとしたロシアンルーレット。梅干しは入れないで欲しい、個人の好みだけど。
隣で飲んでいたお兄さんがサケティー二に興味を持ったようで何のお酒ーと聞いてきた。日本語もちょっと話せるお兄さんだった。ちなみにお兄さんはオーナーバーテンダーの鈴木氏考案のマティーニを飲んでいた。わたしも今度試してみようと思う。
お店のメニューに、イモティーニ、コメティーニ、ムギティーニと焼酎アレンジのマティーニもあった。名前は可愛かったけど、焼酎を飲まないのでこれは試さなくてもいいかな。
ビールやワインと違って、カクテルって使っているお酒だけじゃなくて、作り手の上手い下手も味にでるから大変よね。
なんにせよ上海で一番おいしいマティーニが飲めるのはSUZU BARなはず。