行きたかったお店が休業などの理由で立て続けに開いていなかった、という思いの丈を先日ブログに書いたのですが、負けないわともう1軒行ってきました。
こちらも行こうと思っていたお店のひとつです。インドネシア語で「食べる」という意味の「Makan(マカン)」という名前の東南アジアの料理を出すお店です。
以前の会社にいたときは、札幌ならこことここ、盛岡ならここ、赤羽ならここ、所沢ならここかここ、などと各出先にお気に入りのひとりランチのお店がありました。ここMakanは、仙台ならここ、のひとつです。1階も2階も小さいのですが「ちいさ居心地いい」という、いい塩梅の小さなお店。居心地の良さはお店のサイズだけではなく、ちょっとした旅気分に浸れるよい感じのお店です。
エスニックな感じが苦手な方にも、入りやすいアジアングルメの入り口がフォーだと思うのですが、わたしもその入り口から入ってきひとり。もともとハムとチーズが好きという舌でしたので、アジアンの複雑な香辛料や、おおらかな衛生観念に若干の苦手意識がありまして……
が、しかし。フォーから入った扉の向こうには、魅惑の世界が広がっていました。少しずついろいろなものが食べられるようになり、屋台のフォーも食べられるようになり、屋台のお店の人がボウルのフォーの残りをばしゃっと捨て、そのボウルを貯めてある水(いつから貯めてあるかは不明)にしゃっとくぐらせ、ふたたびそのボウルにまた次のフォーが入れられるを見ても、自分のフォーをおいしいと思えるようにまでなりました。
Makanのフォーはそんな心配は不要です。アジアかわいいお店で、アジアかわいい食器にもられた、アジアかわいいフォーです。メニューを見ると、フォーガー(鶏肉)もフォーボー(牛肉)もある!では、ガーでお願いします。
大変美味しくいただきましたー。
この日の夜、はじめてベトナムに行ったときに、乗り継ぎで一泊したホーチミンでガイドブックに載って有名店「フォーホアパスター」の友だちと食べた夢を見ました。
日本とは違う湿度の夜のホーチミン、バイクの海のような道路を渡るのに10分近くかかったこと、ガヤガヤとしたお店、テーブルの上にもりっと盛られたチャインとザウムイ(ベトナム語でライムとパクチー)、細かいところまでリアルに夢で再現されました。きっと本当のベトナムに行けるのもそんな遠い日ではないはず(なことを願う)