ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

ハイジがうるさい、ショック

 

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アルプスの山、大きなむくむくの犬、飛び跳ねるヤギのゆきちゃん、とろりとしたチーズを乗せたパン、木の家具、屋根裏部屋、干し草のベッド、フランクフルトの街並み、お屋敷、車椅子の美少女…… 

幼女のときめき要素をいっぱい詰め込んだ『アルプスの少女ハイジ

大好きなアニメーションです。

ハイジとともに驚いたり、喜んだり、ドキドキしたり、悲しくなったり、切なくなったり、嬉しくなったりしたものです。

しばらく前のことですが『アルプスの少女ハイジ』を数日間に渡って全話放送という機会がありました。懐かしさに加え、子ども心に初めて外国を意識したあの世界観をもう一度見てみたいなと思い、テレビをつけました。

最初のうちはハイジのセリフがほとんどなかったので気にならなかったのですが、ハイジが山小屋に到着する頃には、次第にハイジにイラっとし始めていました。

あんなに好きだったハイジにそんな感情を抱くとは想像もしていていなかったのでびっくりしました。

「ハイジにイラっ」というのは公平な表現ではないかもしれません。正確には「ハイジの声にイラっ」としたのです。

今まで気になったことなどなかったのですが、この時は、あの甲高いハイジをうるさく感じていたんです。

「ペーター!ペーター!ペーター!」叫ぶハイジ。

うるさっ……。そんな自分にショック。甲高いハイジの声が耳障りなほどうるさいと思うなんて……。

ふと思い出したのが、数年前に近所の学校や幼稚園がうるさいという人がいるという話題。まさかそういう人になりつつあったらどうしよう。わたしのようにハイジの甲高い声がうるさいというような人が、近隣の学校(または建設予定の機関)に対して文句をつけるようになるのではないか。

いやいやいけない、頑張ってハイジ見よう。頑張って見続けていたら慣れて気にならなくなるのではないか。そうだ、きっと慣れのせいだから、ちょっと練習と思ってもう少し見続けてみよう。

いやいや?これって頑張ってまで見るものなのだろうか。好みの合わなくなった(でも昔大好きだった)テレビアニメを見るかどうかと、近隣の教育機関へうるさいと苦情を出すのは、全く違う次元の話ではないか。ハイジがうるさいと感じることに罪悪感を抱く必要はないのでは。

ハイジの甲高い声にうるさっと感じてしまったことに、いろいろと思うことがありました。それにしてもショックだったという話でした。

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こっちのトーンの方がちょうどいい

ホテルとコンドーム

 

先日、中国の山の中にあるリゾートホテルに宿泊する機会がありました。

山に囲まれた山のひとつ、丘のような斜面に独立した個室のコテージが広がり、見上げた丘の頂上には、レセプションとレストランなどが入る天井の高い豪華な棟が建っています。

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この丘の上↑

……あら、ドライバーはなぜここで降ろした? 

宿泊棟エリアのパーキングで降ろされてしまいました。どう考えてもここにレセプションがあるとは思えず、荷物をコロコロと転がしながら丘の上を目指します。何の苦行でしょう。

少々疲れましたが致し方ありません。チェックインを済ませて、宿泊する部屋までカートに乗せてもらい丘を降りてきました。

部屋でくつろいでいると、しばらくして部屋のチャイムがなりました。

「チェックインの際に不手際があり大変申し訳ございませんでした。少しばかりですが、お詫びの気持ちでございます」

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アルゼンチンワイン!

流暢な英語を話すホテルスタッフがワインを(ボトルで、しかもアルゼンチンワイン、極め付きはマルベック)持ってきてくださいました。こんなステキなお心遣い初めてです。うれしい。

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ワインとウミガメ

そしてマルベックとともにウミガメも2匹くださいました。山の中のホテルでなぜウミガメ、と疑問がよぎりましたが、部屋にあるグループリゾートのパンフレットを読みましたら、ウミガメの保護活動をしており、宿泊費の1%がその活動にあてられているのだそうです。ステキです。

せっかくなので飲んじゃおう!とミニバーを見ると、ワイングラスがない。ワイングラスがないのでもちろんオープナーもない。ちょっとおしいサービスがまた愛らしい。

レセプションにお願いして、グラスとオープナーを持ってきてもらおうかとも思いましたが、今回はありがたくお土産として持ち帰らせていただくことにします。

お茶でも飲もうかと再びミニバーを見ると、NARUMIのコーヒーカップ。世界のNARUMIさま、中国の山の上でもご活躍です。

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NARUMI

NARUMIさまの奥から目に飛び込んできたものがありました。

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durex

まさかのコンドーム。その手のホテルならまだしも、ちょっとした手違い程度のミスにワインをボトルで持ってきてくるラグジュアリーなリゾートホテルにそのご用意があるとは。

いや、そういうホテルだからこそのラグジュアリーなサービスなのでしょうか。ミニバーにコンドーム(その後ろにはトランプ)。だったらワイングラスとオープナーくらいあってもいいような……。

ホテルで古事記が置いてあるのを見つけた時と同じくらいびっくりしました。

 

ホテルと古事記

 

ホテルの客室にある備え付けの本の代表といえば聖書でしょうか。

聖書が置かれるようになった理由のひとつはキリスト教徒は寝る前にお祈りをする習慣があり、宿泊客へのサービスの一貫として、荷物になる聖書を持ち歩かなくてもいいよう、とあるアメリカのホテルが客室に用意するよう始めたというもの。

もうひとつは自殺防止のためという説もあります。自殺を禁じているカトリック教徒に効果が高かったとも言われています。

もっともらしい理由が諸説ありますが、キリスト教徒の割合が小さい日本のホテルでも聖書を置いているホテルが多くあります。

これは、日本国際ギデオン協会という財団法人の寄付によるものだそうです。(各国の国際ギデオン協会がそれぞれの国で寄付活動を行なっているとのこと)

しかも、こちらは一般の聖書とは違い、ホテル用のスペシャルエディションだそうで、いきなり「ヤコブは言いました……」ではなく、「疲れたときの休息」や「災いのときの救い」といった、ホテルの宿泊客がふと聖書を手に取ったときに目を引くような編集になっているそうです。

そんな布教活動に味をしめてかどうかは知りませんが、日本では仏教系の本が置かれているホテルもしばしば。

某全国ビジネスホテルチェーンなどは、創業者系の本を置いているところもありますね。

ホテルの部屋に入ってわたしがまずすることは、デスクの上にあるお知らせや紙ものなどごちゃごちゃしたものを、引き出しの中にしまいます。なんかごちゃごちゃが目に入るのが嫌なんです。

引き出しを開けると、聖書や、仏教の教え、創業者のことばなどが書かれた本が、ひっそりと出番を待っています。

先日とあるビジネスホテルに宿泊したときも、いつもと同じようにデスクの上に置かれたパンフレットやチラシなどをしまおうと引き出しを開けました。

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KO JI Ki

まさかの古事記古事記が置かれているのは初めて遭遇したかもしれません。古事記

古事記とは、神話や伝説などを含む、ご存知日本最古の歴史書です。わたしなんか絵多めかマンガになっていないと意味がわからない気がしますが、しっかりと古事記がホテルの部屋に備え付けられていました。

こどもの頃、古事記日本書紀がどうしてもごっちゃになり苦労した記憶があります。今となればまったく違うのに。

 

 

ジャムの蓋 開かない

 

ジャムのフタが開かず、手のひらがちぎれそうになることがよくあります。

多くの人が経験あるのではないでしょうか。そんな時どうするか。

 

1)フタに輪ゴムを巻き、滑り止めにして開ける

2)ビンとフタを逆さにしてみる(フタをまわすのではなく、ビンをまわす)

3)フタをお湯などで温める

4)手の力ではなく、腕の力全体であける(両腕を伸ばした状態からまわしスタート)

5)専用のフタあけ器具を使う(実家にあった)

6)人に頼む(夫に頼みます)

 

でも開かない。まったく開く気がしない。ぴくりとも動く気配がない。という経験もおありかと思います。

新しいジャムを開ける時、かなりの頻度で開かない気がします。先日もそうでした。

一瞬、ビンごと床に叩きつけてしまおうか、と思いがよぎりましたが、その後の片付けのことを考えると気が重くなりやめました。

前出の比較的一般的であろう方法は試してみたのですが、まったく開かないビン。

頼れるのはインターネットさましかいないでしょう。私の知らない、どんなに硬いフタでも開けることのできる裏ワザが広大なインターネット網のどこかにひっかかっているに違いありません。

「ジャムの蓋 開かない」と検索してみました。

最初のふたつの検索はすでに試した方法でした。トップにあがってきた東京ガスのコンテンツは「女性でもできる」と、なんとも心惹かれるキーワードだったのですが、期待はずれに終わり、2つ目のサイトも「誰でもできる」とあり、今度こそはと思ったのですが、これもまたちょっと違う感じ。

そして3つ目のサイト。検索でヒットするとついつい他のものもみてしまう「ロケットニュース24」の記事があがってきました。しかも警視庁警備部災害対策課のツイートというではないですか。開く気がしてきました。

記事と紹介されたツイートによると「まずはビンを逆さまにしておく」そして「ビンの底を手のひらで叩く」というものでした。

 

rocketnews24.com

ふーんと半信半疑でビンを逆さまに置き、ビンの底を手のひらで叩いてみました。

……。

開かないし。

ふて腐れているところにメールが入ったので、ビンを逆さに置いたまま、メールを確認するために少しビンから離れていました。

そして再びビンのところに戻ってみると、中身がごそっと下(フタ側)に落ちていました。もしやこれは・・・

開きました!

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ちなみにイチジクのジャムです

しばらく放置したのが良かったのでしょうか。あまり力を入れずとも、しゅこっと中に空気が入る感じのいい音と共に、するっとフタが開きました。

その後も数回、新しくビンを開ける時にこの方法でするっとフタが開きました。逆さまにしてビンを放置すると、ビンの底を叩かなくともするっと開きました。

この方法で問題なく、前出の方法よりは開く確率が高い(現在のところ100%です)のですが、きっとまだもっと簡単で確実な裏ワザがあるに違いないと思っているのですが、……いかがでしょう。

 

これで筋肉痛になれることに驚くエクササイズ「YTW」from NIKE+ TRAINING CLUB

 

運動不足自慢をはじめたら、負けないぞ。危険なほど運動をしていません。

最後に運動したの、いつでしょう。大学生の体育の授業くらいまで遡る必要があるかもしれません。

ちなみに、その大学の体育で取った授業も「ピストルシューティング(文字通りピストルを撃つクラス」「バックパックパッキング(大きなバックパックに効率よく荷物を詰めるクラス)」「護身術」、そして体育ではありませんがダンスなども選択できるアート系からの授業で「タップダンス」を履修しました。微妙に体を動かさないものメイン。

そこから時代をまたぎ、元気なのをいいことに、まったくと言ってもいいほど動かないようになってしまいました。

これではいけない。ほんとうに危険。そう思いながら何年も経っているのですが、改善されるどころか危険の深みに首まで浸かっています。 

今住んでいるところにはジムスペースもあるのですが、そこに行くことすら億劫。このフロアからほとんど降りることのない毎日です。

そんなわたしに「部屋から一歩も出なくても、道具がなくても、何をどのくらいやったらいいのかまったくわからなくても大丈夫」と勧められたのが、ナイキのトレーニングアプリ、NIKE+ TRAINING CLUBです。

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わたしだと思ってください

アプリをダウンロードしてからも早・・・ヶ月、じっくりと温めてきました。

そして今年も半分が過ぎ、いよいよ後半ですよというタイミングに後押しされ、先日ようやくアプリを開いてみました。

1週間にどのくらいできるかなどなど、いろいろと質問に答えるとアプリがわたしにあったトレーニングプログラムをつくってくれます。

あとはその日のプログラムをダウンロードし、スタートさせれば、自分のスマホに入っている音楽が流れる中、アプリの動画とインストラクションに沿って体を動かすだけ。

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レーニングしたらわたしもこんな感じになるのかしら


アプリの通りに手を上げたり、しゃがんだりするだけ、だけ・・・なのですが、もうほんとツライ。

動画を見てるとびっくりするくらい簡単な動きなのにまあイタイ。自分の体の残念さに、ほとほと呆れます。

例えばこの「YTW」エクササイズ。

「両手を上にーY、両手を左右に広げてーT、両肘を曲げてーW、両方の肩甲骨が引き寄せ合う感じを意識して」といい声のお姉さん。

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Y・T・W

一見大変な要素が全くわからないこのエクササイズ。

……がツライ。これがすごくツライ。そんな自分がさらにツライ。このツラさが想像できる方がいらしゃったら、きっと仲間です。

日常生活に支障をきたすほどの筋肉痛に襲われています。

7月1日からはじめて、おやすみ設定日が1日あったのでまだ4日なのですが、ここでもやめてもいいかな。

とくじけそうになったのでブログに書いてみました。イタタタタタ

 

 

上海のざっくりデリバリー、スーパー編

 

デリバリーパラダイスの上海。スーパーなどで買う生鮮食品や日曜品のお買い物もすっかりデリバリーのお世話になっています。

週に1回程度、ネットスーパー系まとめてお肉や野菜などを購入しています。これは日本のネットスーパーなどと同じようなシステムです。

もうひとつとても便利なのは必要に応じて「牛乳がなくなった」「あ、アイスがもうなくなる」という時に、デリバリーアプリから提携のスーパーを選んでデリバリーしてもらうタイプ。

その他ピンポイントでここの野菜、ここの魚屋などを織り交ぜつつ、上記の2タイプをメインにわたしの日常の買い物が成り立っています。便利な世の中です。楽チン楽チン。

 

が、しかし。ほんとうに楽チン楽チン……なのか?ということもしばしば。

 

本日はこのデリバリーアプリでの買い物のはなし。

アプリのシステムは大まかに言うと、アプリから買い物をし、決済。アプリ経由で注文を受けたお店は注文の品物を用意。アサインされたドライバー(上海は電動バイクの人が圧倒的)がお店で商品をピックアップしデリバリー。わたしは自宅で商品を受け取り、お店とドライバーをアプリで評価する(任意)。おそらくこんな感じだと思うのです。

わたしは自宅で受け取るだけなのですが、この受け取った品物がおやおや?これは購入したものではないぞということあります。たとえば、ある時はこんなことが。

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わたしがポチッとした牛乳

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我が家に届いた牛乳

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またある時我が家に届いた牛乳(金額もサイズも約倍)

「まあいいや、低脂肪乳でもいいでしょう」「まあいいや、450mlは売り切れちゃったから大きいの入れとけばよろこんでくれるでしょう」と思ったかどうかは知りませんが、どなたかの独断で、あるいは本当に偶然のミスによって、わたしがオーダーしたものたは微妙に違う牛乳が我が家にやってくるのです。

本来であれば、注文した商品がないとか、タイムラグの間に売り切れてしまったなどの時には電話やショートメッセージがくるのですが、なんにせよ人が判断することなのでそのあたりはまあなあなあ……なの?

購入する段階で、支払い決済も済んでいるので自分が100円で決済したものに、200円あとから請求されるということは ないのですが……いいのかな。

商品のパッキングをする人のさじ加減で、当たらずといえども遠からず的な商品が配達されるドキドキ。

今回の牛乳程度のことであれば、低脂肪乳でもまあいいかと思いますし、大きいサイズがきたらラッキーと思うので問題ナシです。

 

が、しかし。ほんとうに問題ナシ……なのか?ということもしばしば。

 

時々「辛ラーメン」の袋麺を食べるのですが、中国では辛ラーメンだけではなく、シリーズ商品がいろいろ販売されています。ここ最近のわたしの好みは辛ラーメンシリーズの「キムチラーメン」です。

そんなわけで時折キムチラーメンを購入します。

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わたしがポチっとしたキムチラーメン5袋入り

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我が家に届いたキムチチーズラーメン5袋入り

こ、これは……。「まあいいや」の範疇を超えているのではと思うのですが、いかがでしょう。これもあながち間違いではないカテゴリーなのでしょうか。

いずれにしても毎回スーパーからのデリバリー商品が家に到着するたびに、地味にドキドキしています。

楽チンで問題ナシなのかどうかは、わたしの判断に委ねられているような、試される上海のデリバリー事情。