ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

思い出いろいろ【鹿児島編】

 

鹿児島は、想像以上の大都会でした。というのも、先に種子島ののどかさを満喫してきたせいだからと思うのですが、ナビなしで迷わずどこでも行ける種子島から入った鹿児島は、ひかり輝く大都会でした。

 

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キラキラキラ

 

そしてちょっと不思議な感じのする街だったのも印象的。鹿児島に限らず、どこの地方でもその地方独特なものがあり、いつもはそれを「違い」として認識するのですが、鹿児島ではその違いが「ちょっとした驚き」レベルでたのしかったです。

 

鹿児島の人たちの声の落差がすごい。特に興奮しているとかいうわけでもなさそうなふつうのおしゃべりなのに、高いところから低いところまで、かなりの音域を使って喋っているのに驚きました。そうは言っても街なかなので、かなりニュートラルな鹿児島弁だとは思うのですが、イントネーションやピッチのせいで、女子高生が一気にわーわー喋っていると、外国語を聞いているようでした。

 

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ネコさんも多かった鹿児島の街

鹿児島でごはんを食べに行く時、他の街に行く時と同じように検索してみたところ、うなぎ屋さんがちょいちょい。鹿児島ってうなぎが有名なの?うなぎといえば、静岡、名古屋と勝手に決めつけていましたが、その上をいくうなぎの養殖日本一が鹿児島なんですって。…んだもしたん!(えー知らなかった!)

 

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「末よし」銘店らしからぬ盛りだくさんな店構え

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好みの焼かれっぷり

おみやげにはさつま揚げセットを買って帰りました。ビールといろいろなさつま揚げ。美味しかったです。おみやげ屋さんのトップランナーはやはり西郷さん。クラフトビールも焼酎も、お芋タルトやおせんべいもみんな西郷さん。

 

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ポテトチップスも西郷どん

職場へのおみやげは「かるかん」と「かすたどん」とどちらにしようか迷って、仙台銘菓「萩の月」風な「かすたどん」にしました。ホテルのおやつでも、バラ売りのかすたどんとコンビニのコーヒーを飲みました。

 

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でも萩の月のほうが美味しいと思う

職場に「かすたどん」を持っていくと、鹿児島出身の方から地元民情報を教えてもらいました。その昔、「かすたどん」のCMをやっていたのが、当時中学生くらいの浜崎あゆみというではないですか。

 

 
 https://youtu.be/GlD7IeWBA2Q

 

 人も街も、過去、現在、未来、いろいろですね。

 

九州に1年くらい住んで、のんびりと各県をまわってみたいものです。

 

 

 

 

驚きの桜島【桜島編】

 

サクラフェアリーとか、プリンセスマリンとか、チェリークイーンなどと、やたらファンタジックな名前のついたフェリーに乗って、桜島に行ってきました。本島からはたったの15分。鹿児島の市街地のあちこちから、あたりまえのようにその姿が見えている桜島。日常的の通勤手段にフェリーがある生活ってステキです。

 

ターミナルに着くと、島のレジェンド(おそらく)、桜島出身のヤットさんこと遠藤保仁選手の代表ユニフォーム、スパイク、ボール、数々のトロフィーなどが、島の民芸品のように飾られていました。

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駅前のレンタカーやさん。いろいろな比率がちょっとおかしい。

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車と自転車たち。車のバンパーはこれでOK? レンタサイクルの英字の料金説明「1時間毎に300円」の「hour/時間」の字がえらいちっさい。

 

茶色い看板といえば、京都の景観条例を思い出しますが、なぜ桜島で。

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f:id:pucayu:20180120210404j:plainこれは国立公園の為、自然景観・自然保護の観点からの条例なのですって。いろいろあるのですね。

 

島のいたるところで桜島小みかんが売られていました。名前の通りこぶりなみかんですが、一本の木にたっくさんの小みかんがつくそうです。世界一小さなみかんとしてギネスに認定されているそう。香りが濃くて、とっても甘いみかんです。

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桜島といえば、やっぱり桜島大根。道の駅のようなところでの販売価格は1500円〜2000円くらいでした。ちなみにこちらはよくみるタイプのヘアスタイル。

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そしてこちらがナチュラルロングカーリー。ちょっとガーリーでファンキー。

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買って帰って来たかったんですが、あのサイズを東京まで連れてくることを考えると、帰りの道中みんなに振り返られてしまうこと必須ですよね。ちょっとはずかしいですよね。「あー、桜島大根」とか言われちゃいますよね。「あの桜島大根の人」とかね。

 

桜島にいて見る桜島も、鹿児島の街中から見える桜島も、白い煙を上げる桜島も、時に天気が悪くて姿を消す桜島も、島の溶け込みつつ、存在感を残しつつ、みたいなところにキュンときました。

 

……なのに、桜島の写真がなかったことに驚きです。

 

 

 

なるべく最後までご覧ください/種子島市街地【種子島編】

 

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街中の様子

 

約3万5000年前の遺跡が確認されている、古い歴史を持つ種子島。歴史感がはんぱないです。いわゆる新興住宅地的な所で育ったので、古い街への憧れでしょうか。長閑な田舎町の中にも、文化的な雰囲気が流れているところ、とても好きです。先日のブログでも触れましたが、顔看板が多めなのは謎でしたが。

 

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おさんぽしてきました。

 

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さすが種子島。小学校の校章も鉄砲。魂こもった校訓やテーマが掲げられています。

 

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一方中学校。…ゆるい。

 

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種子島の重要地点への距離から世界まで。いろいろ学べる!興味も広がる!

 

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そうそう、ガソリンスタンドとか!

 

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鉄砲伝来を伝える博物館。ポルトガルの船を模して凝ってます。

 

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黄色の消火栓設備

 

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なるべく最後まで…

 

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なるべくまわりの皆さんと……。最後まで見てもらいたいのですね。鉄砲館の皆さんの強い思いが伝わります。

 

膨大な量の充実した資料や展示物があり、全ての資料は英語の翻訳もついていて、仕掛け人形で見せたり、スクリーンや、ジオラマの劇、実際に触れられるものなど、充実した展示です。この膨大な解説資料、やたら修正テープが多かったり、ミスがあったりで、気になるはおもしろいはではまってしまいそうでした。ひと昔前はこれでもOKだったのでしょうね。時代を感じます。

 

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改行時の英単語、ぶった切りすぎです

 

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日本書紀を間違えてしまうとは

 

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直しモレが……

 

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祭事用のお面がざっ……ごにょごにょ

 

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そこまでしてわらじを…

 

長々と失礼いたしました。最後までありがとうございます。

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おつきあいありがとうございました

 

つづく

 

北の方に行ってきました【種子島編】

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今は最北端にいます


種子島のハイライトでもある鉄砲とロケットは最南端の一番下。南端に行ったら、北端も行きたい。今回は北部分のおさんぽです。

 

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最北端 喜志鹿崎(きしがざき)灯台

 

近くには、日本の水浴場88選に選ばれている「浦田海水浴場」があります。冬でも美しい白砂のビーチ。夏にこの辺でのんびり過ごしたいなあと思うビーチでした。

 

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ビーチで冷たい風に吹かれながらぼーっとしていると、どこからかミーミー聞こえます。ミーミー!

 

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人懐っこい、かわいい、大きい声の男の子

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最後は車のところまできてゴロニャン


わたしの姿を見つけ、一目散に駆け寄ってきたネコさん。夏にビーチでネコさんとゴロゴロとか、想像しただけで幸せな気分になります。愛おしすぎて連れて帰ってきたくなりました。今年こそは我が家にもネコさん来てほしい。

 

さっきのネコさんがいかに大きな声でわたしを呼び、いかにわたしに甘えてきたかをドヤりつつ、ちょこちょこ寄り道をしながらドライブです。

 

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海沿いの自販機でミルクティーを買う

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1袋100円のふくろいっぱいの安納芋

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パーキングと携帯の標識?調べたけれどわからず

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屋上に透明な球体のテント

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公道に大根

 

勝手に大根を干してしまうあたりも(ちょいちょい見かけた)お気に入りポイントでした。島ライフ、それが大きめの島でも、小さめの島でも、北の島、南の島、日本の島、外国の島……、なんかこう、惹きつけられるものがあります。海に囲まれているからでしょうか。島大好きです。

 

つづく

南の方に行ってきました【種子島編】

 

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羽田から数時間、種子島にやってきました。空港の名前は「コスモポート種子島」。最近いろいろな名前の空港が増えてきているような気がします。「対馬やまねこ空港」とか「出雲縁結び空港」とか。これって誰が決めているのでしょう。考えながらレンタカーの手続きをしていたら、カウンター横に貼ってありました。

 

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空港名が広島の方で、シンボルマークが栃木の方ですって。種子島じゃないん……と心の声が。

 

レンターカー屋のお姉さんに「お休み中なので、混んでいるところもあるかと思いますがどうぞお気をつけて」と見送られ出発。種子島滞在中、「混む」シチュエーションに遭遇したのは、お昼時に入ったラーメン屋さんくらいで、車で混むことは一切ありませんでした。

 

ナビはあるものの、ナビいらずの種子島。とても良いお天気、気温は低いのですが日差しは強く、すれ違う車もめったにない。歌でもうたいながら、ビーチに寄り道したり、のんびり楽しめるドライブ天国。気持ちいぃ。

 

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キラキラキラ


で、種子島って何があるの?ロケット?あと鉄砲…だっけ?種子島に行ってきたことを話した時のリアクションはだいたいこんなところでした。そうですね。ロケットと鉄砲。…以上?

 

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まずはロケットの方から。JAXA種子島宇宙センター、無料で楽しめる宇宙科学技術館へ向かいます。その前に、写真のロケットの後ろに写る丘の上から、宇宙センターが一望できるということで登ってみました。

 

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想像以上にハードな道のり

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方向指示はなく…

 

ちょっとだけ丘を登ってみようと思っただけにしては、ロングコートとワンピースをたくし上げ、息を切らしながら必死な行程となってしまいました。やっと着いたーと思いきや、どこがどこかわからない。結局はGoogle Mapsを開いて位置関係を確認しました。海が綺麗。敷地のお隣には、昨年春にオープンしたどピンクのリゾートホテルがひときわ目立っていました。

 

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広大な敷地

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種子島いわさきホテル

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遠くには屋久島もうっすら

 

屋久島には是非とも行ってみたいのですが、山登り感の本気度が高すぎて、腰が引けて未だ足を向けておりません。何処かに行こうと思う度に、候補として思い浮かびは消えていく屋久島。いつの日がお邪魔することができるのでしょうか。

宇宙科学技術館も、魅力たっぷり、見応えたっぷりで、思いの外じっくりと見学してまいりました。宇宙ステーションの実物大の模型の中ではしゃぎすぎて頭を強打したりするハプニングはありましたがたっぷり楽しんできました。

 

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宇宙ようかんもあるんですね

 

転勤や長期出張などで期間限定で種子島にやってきたJAXAや関連企業、研究者やエンジニアの方々と、種子島の地元の方との恋の行方を、いろんなバージョンを妄想すると、一粒で二度美味しい見学体験ができます。「宇宙へかける想い〜アナザーストーリー〜」的な。ふふふ。おいしく出来上がった妄想ストーリーを夫に話す度、若干な呆れられながらも楽しく見学してまいりました。

 

種子島の南は、鉄砲伝来の地「門倉岬」もありました。ここでもまた難破して漂着したポルトガル人と種子島のかわいこちゃんたちとの淡い恋物語を妄想し、夫にうんざりされたのは言うまでもありません。

 

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鉄砲伝来の地

鉄砲伝来の年号は「以後よさん(1543)」で覚えていたのですが、「よさん」って何なのでしょう。「よせ、よさないか(Don't do it!)」かなと勝手に想像しておりましたら、「以後、予算が増える」という意味が一般的なようですね。へえ。

 

夜は近海のお魚たちの、お刺身や海鮮焼きを堪能。幸せです。

 

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種子島、顔看板が多かったのが印象的です

 

つづく

 

 

本年もよろしくお願いします【鹿児島編】

 

すっかり明けておりますが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

今回のお休みは、鹿児島に行ってきました。明治維新から150年を迎える記念の年、「西郷どん」一色の鹿児島市内でした。大河ドラマ、見ちゃおうかな…という気になって帰って来ました。

 

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手前の台にカメラを置いて撮影すると、西郷さんと一緒に写るスポット。使用されている人はあまりいなかったようでした。

 

市内をぐるっとしてみようと、駅の観光案内所で観光用の巡回バスを買った時のこと。夫がカウンターの上にあったクリアケースに入った観光バスのチラシを指差しながら「1日券2枚お願いします」とカウンターの鹿児島美人に声をかけました。鹿児島美人、にっこりと微笑んでクリアケースをくるっと裏返し、英語版のチラシを見せながら「パスポートはお持ちですか?」と聞かれ戸惑う夫、一瞬の沈黙が流れました。

 

鹿児島美人、再び満面の笑顔で「外国人のお客様ですよ…ね?」といいかけ、後ろにいる今にも吹き出しそうなわたしの顔を見て初めて「失礼いたしました。日本人のお客様でしたか……」と日本人であることを認識。ちょっとショックを受けつつ、ダメージを隠して支払いをする夫。くくく…とこらえるわたし。

 

鹿児島、なかなかパンチの効いた面白い街、一気に好きになりました。

 

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路面電車が走る街ってステキです。最新型から、レトロなもの、大昔の復刻版のもの、様々な市電が走っていました。

 

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市電の料金表、分かりやすいような、まったく分かりにくいような。1歳から5歳までの子供2名が160円なのに、1歳〜5歳までの子1人と6歳〜11歳の子1人の子供2名になると、料金が80円と安くなることも、なんだかわからない理屈。むむ。

 

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◯の自電車を押している人がやたらつらそうなのも気になります。むむ。

 

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さすがは焼酎のお国、焼酎の単位がステキでした。ソフトドリンクのチョイスも気になります。ビールの味は同じだったと思うのですが、レモンハイとかを飲むと、どこのお店も濃くてレモンたっぷりなことに感激。鹿児島の人が東京でレモンハイを飲んだらお冷と間違えるんじゃないかしら。

 

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空き店舗に残された招き猫の背中が切ない。アパマンショップではなく、アパ・マン館というところも、しっくりくるような、こないような。

 

街の大通りに「マイアミ通り」や「ナポリ通り」なんて名前がついていたり、明治維新の偉人たちの銅像が街中にあったりとつかみどころのない鹿児島。多すぎるくらいの銅像たちが駅前で終結していたり。

 

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じゃじゃじゃーん

 

10日間たっぷり休んで、明日から社会復帰予定です。明日の東京の最高気温、17度となってますが本当でしょうか。

 

鹿児島さんぽ、つづきます。