ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

クックパッドはありませんでした。ハトの卵

 

先日高級スーパーマーケットで二度見した、ハトの卵。見た目はニワトリの卵より小さく、ウズラの卵よりは大きい卵。白い殻ですし、いけそうな気がしてきました。

一瞬血迷いましたが、いやいやハトの卵だし。とりあえず写真だけ撮ってみました。

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鳩の卵

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約2000円がセール価格で、約1700円!

ハト卵、中国では高級食材のようです。卵15個、セール価格で1700円ってどんな卵かって思います。

どうやって食べるのかしらとまずはクックパッドで検索してみましたが、ありませんでした。あのクックパッドでも見つけられない食材ってあるのですね。YouTubeで「ハトの卵、ゆで卵にしてみた」的な動画はありましたが、これをハト卵料理とカウントしないでおきます。見つけたのは辻調の「辻調おいしいネット / 好吃(ハオチー)!中国料理!」に掲載されていました。さすが辻調。

食べ方としては、前出のユーチューバーの食べ方も案外ハズレておらず、とりあえずはゆで卵を作ります。塩を振って揚げ色がつかないようさっと揚げ、メインの食材の周りに添え物として飾り、メインの料理と一緒に餡やスープをかけて頂くそうです。ハト卵単品で食べるものではないとのこと。食べた方の感想では、淡白な見た目からは想像がつかないくらい、しっかりとした濃い味だそうです。

せっかくなので、高級ハト卵使用の高級鳩サブレなんか作ったら売れるのではないかしらと思いましたが、いかがでしょう。鳩サブレ、とっても好きです。

ちなみに、新鮮なハト卵はゆで卵にすると、白身の部分が半透明で、黄身が透けて見えるそうです。鮮度の落ちたハト卵は白身の透明感がないのだそうです。

まさか「わたしもハト卵茹でてみるわー」という方はいらっしゃらないと思いますが、念のために記載しておきますと、ハト卵はその辺のハトの卵ではなく、高級輸入食材スーパーで見かけた食用ハト卵ですので、ご自宅のベランダでうっかり巣作りされてしまったハトの卵はお召し上がりにならない方がよろしいかと存じます。

 

冬の上海にて

 

どうでもいいような、と申しますか、本当にどうでもいい話なのですが、わたしの頭の中の上海の地理的位置、緯度が沖縄あたりだったのです。わりとつい最近まで。

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実際に地図を見ると、鹿児島と同じくらいの緯度のようです。無知や思い込みってこわいですね。なんで沖縄らへんって思っていたのかしら。しかも最近まで。謎です。

この寒さ納得いかない、と思っていましたが、鹿児島と同じ緯度、さらに大陸とあらば寒くてもしようがないですね。ぶちぶちぶち……。

おまけに雨ばかり。上海人曰く「上海の冬はこんなんではない(本当は晴れの日が多いのです!)」とのことなのですが、ふーんという感じです。この冬に関して言えば、雨か、雨が降りそうな曇りばかり。

証拠に貼っておこうと思って天気アプリを開いたら、あら、今日から晴れっぽい。先月から昨日までは本当に雨ばっかりだったのに。

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電気バイクも冬仕様

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反対側はこんな雰囲気

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ちなみに夏仕様はこんなとか

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さすべえみたいのんとか

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本場のさすべえ

正直どちらが本場かは知りませんが、なにわのさすべえ、こちらもある意味独特な文化ですよね。大陸の文化なのか、日本発信の文化なのか。同時発生的か。よーく見ると、なにわのさすべえよりも、上海さすべえの方が一歩進んでいるような気がします。傘の形状が、上海さすべえは専用傘。

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専用傘(どこで売ってるのかな)

早く冬が通り過ぎていってほしいなー

 

 

 

気になるオトコ


中国の街を歩いていると感じるこの熱い視線。噂の監視カメラとかではなく、こちらの方。芸人さんでこんな感じの方いましたよね。(パンサーの尾形?)

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チベットでも

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シャンハイでも

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雨の日も風の日も、顔に落書きをされても

さすが社会主義国といいますか、中国全土、どこでも同じオトコです。この角度が彼のキメポジなのでしょうか。劇画タッチと言いますか、ゴルゴ13の登場人物と言われても疑わないと思います。

 

一方、資本主義国日本はバリーションが豊富。また、中国の決意表明風とは路線が違います。お願いしたり、謝ったり、許しを求めたり。そんなところもニッポン風。まずは頭を下げる。謙虚は美徳です。かと思えば、頭を下げる風で、上目遣いに「許してくれるよね」みたいなあざとさが透けて見えるのが気になります。

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ニッポン1  ニッポン2

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ニッポン3

文面的には「作業員以外立ち入り禁止!」と謙虚な感じはまったく感じませんが、甘めのデザインで全体的に柔らかい雰囲気に仕上げている台湾版。数年前に台南で撮った写真ですが、まさかここでブログに使う日がくるとは。そもそもなんでこの写真を撮ったのかしら。

一方、英語圏スペイン語圏になると、味も素っ気もないといいますか。なんか、こう、もうちょっと創意工夫がみられてもよいのではと思いますが、いかがでしょう。シンプルでダイレクトなのがいいのでしょうか。いっそのこと動物のシールでも貼ってみたらいいのに。

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タイワン版
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エイゴ版   スペインゴ版

気になり始めたらいろんな殿方が気になってきましたが、やっぱり一番気になるのは彼の国のカレでしょうか。工事現場だらけの上海市内を歩くたびに見つめられている気がします。

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ほら、見てる



一番長いおつきあい

 

こどもの頃からずっと使っているものってあるかしら、ぐるっと部屋を見渡してみましたが、ないみたい(多分)。いつも使っている中で一番古いものは、こちらです。

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こちら

大学1年生の時に L.L.Beanの通販で購入したもの。大学1年って……、オン十オン年の付き合いです。見た目のごまかしはもう効かないお年頃、近くに寄ったらもう隠しようがないほどカンペキアウトですが、遠目で見ても大概アウトなところがわたしの分身のような気さえします。

オハイオの堪え難い寒さを共にしのぎ、仙台の寒さも、極寒の冬の旭川で2ヶ月仕事をした時も、地球の反対側でも、花のトーキョーでも、手放せない存在。ここシャンハイに至っては、建物のせいか、天候のせいか、気温以上に寒さを感じるので、一日中ベッタリ、文字通り肌身離さずライフを送っています。

だいぶ毛羽立ってはおりますが、温かさは今も現役。ゴンゴン洗濯機にまわされても、ヴォンヴォン乾燥機にかけられても、外に干されても、元気にしております。 L.L.Beanさん、いいお仕事されてます。時代を感じますが……。

使い方はいたってオーソドックスで、肩にかけたり、膝にかけたり、くるまったり。肩にかけてキッチンに立っている時なんて、ちょっとした鍋つかみにだってなってくれます。おすすめは、シーツのようにベッドに広げてその上に寝ると、暖かい眠りを約束してくれます。

手放せない存在ではあるのですが、わたしもできた人間ではないので、何かの折に浮気ゴコロがちょろっと出てくることもあります。

花のトーキョーの雑貨屋さんには可愛いコたちが我を我をとアピールがすごいですし、アルゼンチンの北の方の織物たちにはココロを奪われ、アイスランドでは手にカードを握ってしまったこともありましたが、その度にこのクラシカルなチェック柄がチラチラよぎり浮気には至らず。

気持ちがちょっと揺らぐのはまだ浮気じゃない、ハズ。ほら、相手はモノだし。

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このコと末長く

夫にも何か長く使っているものはないかを聞いてみたところ、大学生の頃から共に人生を歩んでいる耳かきがあるとのこと。あ、ああ、あれね。オン十オン年前にはおそらくついていたであろう、上の部分の飾りはすでに時空の向こうに溶けてしまった、竹の耳かき。出張先でも、旅先でもいつも一緒。

お見せするほどのアレでもないので写真は撮らないでおきますが、彼にとってはとても大事なモノのようなので、有事の際にはあの子を人質に取ろうと思います。

 

充実のヨーグルトライフ

 

なんにせよ人の影響を受けやすい性格で、最近ちょこちょこと実家に帰ったこともあり、今は実家の影響をもろに受けております。

何かと言いますと、ヨーグルト。実家の家ランチにほぼ100%の率で登場するシメのヨーグルトです。母曰く、ヨーグルトは最後に食すべしとのこと。手作りやいただき物のジャムや、フルーツ酢など一緒にいただきます。

森永のビヒダスか、明治のブルガリアヨーグルト、ごく稀に雪印のナチュレ、安かったうちのどれかが3、4個、実家の冷蔵庫には常時ストックされています。ちなみに、どうでもいい情報ですが、わたしの個人的な好みはビヒダスです。

先日母が煮てくれたリンゴがなくなったので、自分でもリンゴを煮てみました。煮ながら、ああ電子レンジでパパッとやっても良かったなあと思いましたが、もう火にかけてしまいました。美味しそう、かつ、パパとできるお料理ブログなどをよく拝見している割には実生活に活かせていないのが残念です。

日本では母の受け売りで紅玉一択なのですが、中国だと何かしら。ゴールデンデリシャス、ジョナゴールド、グラニースミスあたりはあるのか。この時は酸味のありそうなものを雰囲気で選びました。一応売り場のおばちゃんに品種を聞いてみたのですが、なんと言っているのか、さっぱりわかりませんでした。ああ、中国語……。

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煮る

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お好みでレモンやシナモンやなんかいろいろ

ちなみに、このガラスのお鍋、お鍋を探してネットをうろついていた時に見つけて気に入ったものです。これにしようと夫に見せたら、こどもの時に使っていて、まだ実家のどこかにあるかもしれないとのこと。夫の実家に行った時に義母に聞くと、奥の方から出してきてくれました。う、うれしい!長い休眠の後、我が家で第二の人生を歩んでいます。

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懐かしのヨーグルト砂糖

ところで。明治ブルガリアヨーグルトは上海でも販売されています。日本ではなくなって久しい「お砂糖」が今もついています。おまけに、折りたたみスプーンもついています。

お砂糖の方は、家には白砂糖がないので、りんごを煮る時などに助かっています。ただ折りたたみスプーンは今のところ使用用途が思いつかず、すこしもやっとしながら毎回お別れしています。

カップ麺などにもかならず折りたたみフォークがついているのですが、中国マーケットでは重要なのでしょうか。 

さて。先日贅沢ジャムを日本から連れてきました。全国の百貨店やデパートで扱われている、飲む酢などで有名な山形のセゾンファクトリーのジャムたち(と生姜茶)。すごく美味しいです。

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セゾンファクトリーのジャムたち、おいしい

ものすごく美味しいのですが、たぶん夫の舌にはものすごく美味しい(そしてものすごく高い)ジャムも、安売りジャムも、さほど違いはないのだろうなあなんて思うと、ひとりで食べてしまおうか……なんて意地悪なことをちらっと思ったり、思わなかったり。ふふ

 

株式会社セゾンファクトリー| SAISON FACTORY inc. きれいはおいしい

 

振り返る、年末年始と2019年の抱負

 

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新年好!

実家で「中国はブタ年なのね。ふふふ」と笑われてきましたが「いやいやアジアでいのししなのは日本だけですからー」とは言い返せず、一緒に「ふふふ」と笑ってきました。

この年末は、大晦日に小籠包などを食し、お正月はおシャンパンとおワインとお日本酒をいただきながら、眠くなったら眠り、起きては飲み、そしてまた眠りと、欲望に身を委ねる幸せ。いい気分でうとうとしながら「年末年始ってどう過ごしてた?」なんて話をして過ごしておりました。

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「ねむたいひとたち」M.B.ゴフスタイン 谷川俊太郎

余談ですが、「ねむたいひとたち」はとても好きな絵本です。わたしはなんでこんなに眠たいのか、と話したら姉がこの絵本を買ってくれました。「ナイトキャップ」という言葉が出てくるのですが、ナイトキャップをかぶる習慣のない日本だからか、ナイトキャップは訳されることなく、カタカナで「ナイトキャップ」でした。

振り返ったわたしの年末年始ヒストリー。

小学生くらいまでは、両親の実家で過ごしていました。翌日にいただくお年玉のためなら多少のことはガマンガマンと、紅白歌合戦をBGMに、ご機嫌に酔っ払う家族や親戚に笑顔でお酌をするこどもでした。

ふたつ違いの姉が中学に入る頃には、学校のことなどで忙しくなり、両親の実家に行くことはなくなりましたが、お年玉を現金書留で頂いていました。みなさんありがとう。中学3年生の時は、お正月から塾の講習があり、ちょっと大人になったような気がしたものです。

高校生になると、年末年始もアルバイト。バイト自体も楽しいのと、高校での人間関係以外の環境というのが何より心地良かった気がします。大学の頃は、日本に帰ったら負けのような気がしてアメリカで過ごしたりしていました。何と戦っていたのでしょう。と言いながらも帰ったりしてるのですが。

社会人になってからの数年は、31日は友人とカウントダウン、それ以外は年末に大量に購入した本を一日中読み続けることがルーティーンになっていました。その後は旅先で年末年始をあまり感じずに過ごすことが多かったかもしれません。

どの時代も、当時はなんとも思わずに過ごしていましたが、今思うと特に楽しかったなあと感じるのは、友人とのカウントダウンと、家の手伝いをするでもなく、延々と本を読み続ける休みを過ごしたあの数年でしょうか。

ん?今年とそんなに変わっていないかも?

2019年はパキパキとして過ごしたいと思ったのもつかの間、三が日を過ぎる前からパキパキ感が全くないことに気がついていました。中国の新年はもう少し先だから、そこからでもいいですよね。