ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

東京の仙台に行ってきた

 

用事があって日本橋茅場町にある仙台へ行ってきた。

仙台に行く前に、茅場町のお隣の日本橋兜町にも寄ってきた。兜町茅場町金融街で、ビルの隙間に金融関連の神様がいて、かなり本気度の高い祈りを捧げ、狛犬を撫で回すビジネスパーソンたちの姿がある。

ビルの間に神社

以前泊まった生誕100年越えのビルに入るホテル「K5」の1階に入っているカフェ「Switch Coffee Tokyo」で一杯飲んできた。

緑がいっぱい(うちも緑いっぱいにしたい)

窓の向こうは東京証券取引所の裏口

カプチーノ

whostolemysheep.hatenablog.com

約束の時間までぼーっとしていると、いかにも金融街なスーツを着た偉いひと(に見える)おふたり様がやってきて、コーヒーを飲みながらなにやら話をしこんでいた。

すぐ近くに座っていてべつに声をひそめて話をしているわけではないのだけれど、何の話なのかはまったく聞き取れないような話し方がエグゼクティブなひと(に見える)っぽかった。

時間になったので、ここから3分ほどの仙台へ向かう。

しちしち

仙台に本店を置く地銀の七十七(しちじゅうしち)銀行。仙台人は「しちしち」と呼ぶ。日本の米軍基地の基地内がカルフォルニア州なように、東京のしちしちも中は仙台だと思っている。

数年前に複数持っていたしちしちの口座をひとつに統合したアカウントがあり、このアカウントはネットバンキングに変えるつもりでその申し込みはしていたのだけれど、最後のステップのウェブ上でのアクティベートをせずに放置している間に、いろいろシステムが変わり、わたしの登録情報も変わり、口座が使えないままになっていた。そんなわけでアカウントを復活させるために東京の仙台にやってきた。

仙台といえばもちろん彼ら

このキャラクターはなんなのか。

「シチシカくん」だそうだ。宮城県の県獣である「鹿」をモチーフにしており、「お客さまのお話をシッカり聞く、地域と共にシッカり歩む、銀行でありたい。」 という七十七銀行の思いを込めたそうだ。お隣の子は幼馴染の「シチミちゃん」だ。

びっくりしたことに、このふたり以外にも・・

仲間たちがいっぱいいた。ふたりで十分な気がしないでもないが、きっと仲間たちにもなにか役割があるのだろう。きっと。

 

浅草のクラフトサケの醸造所

 

週末に、クラフトサケの醸造所に行ってきた。2020年に出来た「木花之醸造所|Konohanano Brewery」という名前。「このはなの醸造所」とは可愛らしい名前。場所は浅草駒形で、台東区の区木の「桜」が咲くように美しい姫という意味もある、酒造りの神様「木花之開耶姫(コノハナノサクヤヒメ)」から名付けたのだそう。

併設の店舗「ALL (W)RIGHT sake place」ではお酒やビールの販売と、お酒にピッタリの酒の肴たちをいただくこともできる。

オープンキッチンのように、オープン醸造所になっていて、すぐそこでお酒を作っているのを覗きながら飲める面白いお店だった。

飲み比べ。左は桃のどぶろく。大人のネクターとある通りで、白桃を贅沢にたっぷり使ったとろんとしたテクスチャにテンションがあがる。白桃の甘さと、お米の旨みのハーモニー。

真ん中の赤い瓶は大吟醸。なんでも今年からシンガポールでも醸造をするそうで、その第一弾になるお酒がこの大吟醸なのだそう。ゴージャスというかグラマラスというか、外国で人気の出そうな華やかなテイスト。

右の黒っぽい瓶は今世界中で人気のクラフトビール、Hazy IPAをイメージして作ったクラフトサケなんですって。とってもフルーティーだった。

これは鰹出汁で造ったどぶろく「出汁パンチ」を使ったあさりの酒蒸し。出汁パンチのネーミングもなかなかパンチが効いてる。鰹出汁のどぶろくっていう発想がすごい。

これもクラフトサケ。クリの木樽で熟成させたお酒をベースに、ココアとヘーゼルナッツの風味が入った甘いお酒、ヘーゼルショコラ。デザート代わりに飲んだお酒。これまた美味しかった。

クラフトサケ面白いわー。そしてその面白いお酒が、小さなビルの中のすぐそこで造られているというのもまた面白い。

ひとりでふらっと来てカウンターでひっそりジャパニーズサケを堪能している外国人もちらほら。住人なのか旅行者なのかわからないけれど、みんな面白いのよくご存知だわー。

 

日本に帰ってきて良かったことのひとつ

 

花粉症の予報サイトを見ると、もうピークは過ぎたようでアイコンの花粉の木は(スギなのか、ヒノキなのかは不明)ずいぶん小さくなっている。けれども、薬なしで鼻水やくしゃみが収まる気配はまだない。

薬が効いている間はなんとかなっているけれど、薬の効果って突然なくなるから不思議。スマホのバッテリーみたいに20%切ったら教えて欲しい。追加で薬飲むから。

花粉や風邪が流行る季節になるとよく言われるが、世界の多くの国では人前で鼻をすすることは、周りの人を不快にさせることの代表であり、品のない公衆マナーのひとつ。

鼻水が出そうになったらすすらず鼻をかむか、ハンカチやティッシュで押さえる。ズルルっと音を立てて派手に吸い込んだり、ましてや飲み込むなんて、あるまじき行為だ。

公共の場、公衆の面前ですんっと鼻をすするくらいなら、周りの人も寛容でいてくれるのはありがたい。人の目をさほど気にせず「すんっ」とできるのは日本に帰ってきて良かったことのひとつ。心穏やかにすんっとできる。

たんが絡んでか〜ぺっとしたり、ゲフっとしたりしてもいい国ですら、鼻をすすっているのを見るのは気持ち悪いことらしい。比べるものではないけれど、個人的にはか〜っぺっの方がどうよと思ってるけど。

コーヒー豆を買いに行った帰りに近所の神社に帰国の挨拶をしに行ってきた。

賽銭箱の向こうに鎮座するおネコさまが迎えてくれた。

野球観戦で発見!(と思ったけれどよく考えたらそういうものかな)

 

日曜日、某球団の試合へ。この日はパ・リーグビリっけ対決(まだ開幕したばかりだけれど)。前日の試合は大敗していたので、ちょっとハラハラしながら球場へ。

天気も良く、スタジアムは満員で盛り上がっていたし、たこ焼きを頬張りながら観る試合は、あまり野球にくわしくなくともピクニックみたいで楽しめる。

前の列に座っている4人家族(ママが一番のファンでめっちゃ応援していた、高校生か大学生くらいの長女もママほどではないが熱心なファンらしい、パパと中学生くらいの妹はママとお姉ちゃんについて来ている感じ)の会話を聞いているのも楽しかった。

後ろの列にいた4人組男子(特に応援するわけでもなく、ひたすら出てくる選手のうんちくを語り続けていた。聞き役ゼロで、4人全員が喋る男組)のうんちくを聞いているのも楽しかった。

スタジアムやコンサート会場など、今はLEDの大型スクリーン(某球場は三菱電機製のオーロラビジョン)があるのがあたりまえになり、昔は遠くてや座席位置によって見えなかったのがばっちり見えるようになった反面、わざわざ会場に行って大きなテレビを見る(家でごろんとして観てても一緒じゃない?)のはいかがなものだろうという気持ちになることも増えてきた昨今。

そんなことを考えながらスクリーンを見ていて気がついたことがひとつ。

これですよこれ #1

気になるー。間違い探しみたいですが、こういうのって一回気になるともう気になる。

んんんー気になる #2

すごくどうでもいいような話なのですが、#1の写真から切り取ったのが下の2枚。

そして、#2の写真から切り取ったのがこちら2枚。

ほんとにどうでもいいような話なのだけれど、スクリーンとリアルに時差があった。ということに、この日初めて気がついたという話。

スタジアムやコンサート会場など、音響に時差があるのは知っていたのだけれど、スクリーンに映る映像の方が少し遅れてやってくるとは知らなかった、というか気がついていなかった。

これは周知の事実だったのかしら。よく考えたら時差があってもおかしくないけれど、今まで会場のスクリーンとリアルは、野球観戦だけじゃなくライブも全部、100%マッチだと思っていた。

銀座で堪能する絶品野菜とお肉のコース

 

夫のお誕生会と中国ライフお疲れさま会を兼ね、銀座に出向いた我ら。

お銀座の夜

銀座しゃぶ通 好の笹(よしのささ)

たっぷりのせいろ蒸しの野菜と一緒に、A5ランクの松阪牛リブロースと鹿児島の黒豚ロースを満喫できるコースが、クレジットカードに付帯しているレストラン特典(2名以上の予約で1名分無料)で食べられちゃう幸せ。

お肉・お魚・お野菜の先付けでカンパーイ

「写真撮りますよね」とポーズしてくれる

お肉さまのお写真も(毎回やってくれる)

お店の方がすべてやってくれるので、しゃべって・食べて・飲んで・に全集中できる

うまみたっぷりの野菜がおいしいの

お豚さま最強でした

野菜を美味しく食べるワールドカップがあったら、間違いなく日本が優勝だと思う

シメの稲庭うどんってなにー、ステキすぎる

黒糖のグラニテ、デザートのセンスもアッパレ

話をしながらたっぷりと美味しいを堪能。幸せと言いつつも、野菜と薄切りのお肉で大満足できちゃうなんて、ちょっとだけ切ない気もする。我らもいい年頃となったものだ。

ふう、食べた食べた、飲んだ飲んだ。

魅惑の町中華でカンパイ|浅草橋

 

「上海の花粉症のピークも、日本の花粉症のピークも外して、わたしはなんてラッキーなのでしょう」と帰国前のブログでほくそ笑んでいたのだけれど、いやいやいやいや。確かにピークは過ぎたのかもしれないけれど、死にそうな程度にはがっつり花粉飛んでいらっしゃる。

間に合わないと思っていた日本の桜には間に合ったけれど、花粉にも間に合ってしまった。上海の花粉も今年は早かったし、結局どちらの国でもたっぷり花粉を浴びている。

さて、帰国して最初の夜ごはん。

食べたいものがたくさんある中ファーストバイトに選ばれたのは、明治30年創業の町中華、浅草橋の「水新菜館(ミズスイシンカン)」。よくテレビでも紹介される、蝶ネクタイのマスターでも有名な町中華屋さん。

ごはん時はいつも行列なので、タイミングよく入れれば・・

入れた!ザーサイで乾杯。ぷはーっ

なんて読む漢字なんだろう。今度行ったら聞いてみよう

テーブル調味料入れもかわゆい

空の下で食べる町中華は最高

水新菜館の名物メニュー、あんかけ焼きそば

そしてわたしの大好きなツンロー麺(葱肉麺)

どっちも涙が出るくらい美味しかった。やっぱり日本で食べる町中華、サイコー。中国の中華ももちろん美味しいけれど、日本の町中華はまた別ジャンルとして確立されたおいしさ。そしてその中でも水新菜館のあんかけ焼きそばとツンロー麺はいつ食べても大満足の味。

テーブル席が空いていたら、お料理ものをアテにのんびりワイン(お隣に五代目のワインバーがある)を楽しもうと思う。