いつものコーヒー屋さんで、オーナーさんに声をかけられました。
「カスカラご存知ですか?」
ご存知ないです。なんでしょう?カスカラとは、コーヒー豆(種子)の外側の果肉と皮を乾燥させたもので、お茶のようにお湯や水だしでこして飲むことから、コーヒーティーとも言われているんですって。
日本では数年前からじわじわと、知る人ぞ知るコーヒラバーズの間で嗜まれるようになったそう。とくにここ最近扱うお店も増えてきたんですって。「是非試してみてください」とおすそ分けを頂きました。
オーナーメモ「おゆ 200cc エルサルバドル、サンタエレナ農園 ブルボン種」
ティーサーバーやティーバッグに入れて、200ccのお湯を注いでくださいとのこと。フレンチプレスでもOKですって。
まずは出してみました。豆(種子)を取ったあとのガワの部分を乾燥させたのがこんな感じ。香りはベリー系の甘味とハイビスカス系のちょっとすっぱみのあるところに、コーヒーの香りを足したような、ルイボスティーの香りっぽいような……を数倍濃くぎゅぎゅっと濃縮させたクセのある香り。
お湯を200cc、そしてカップに注ぎます。
味は……ベリー系の甘味とハイビスカス系のちょっとすっぱみのあるところに、コーヒーの香りを足したような、ルイボスティーの香りっぽいような……を数十倍濃くぎゅぎゅぎゅぎゅーとさらに濃縮させたクセのある味と香り。
出がらしはこんな感じ。
アイスにもしてみました。爽やかな見た目とは裏腹に、ホットよりもアイスの方がよりいっそう味も香りも強まった感じです。もわっと感も強い。
コーヒーと比べるとカフェインがぐっと少なく、一方ポリフェノールが多いそう。中東では、いろんなスパイスを足して飲まれているそうです。
なんでもこの「カスカラ」、今までは市場に出回ることはあまりなかったそう。その理由は「捨てても構わないくらいのもの……と言いますか、要は特に美味しいものでもないのでね。ははははは」とオーナー。ふふ