ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

外干しの国と、部屋干しの国

 

お洗濯物をどこに干しますかというお話。

 こどもの頃に読んでいたような絵本とか、お洗濯物はお日様の下で、白いシャツやシーツをぱーんと広げてといったCMのようなイメージ。これぞお洗濯!と思っていました。でも、国や地域によって全然違うものです。

今でこそ日本でも地域によって増えているようですが、初めて「景観のためここのエリアはベランダに洗濯物を干してはいけません」という街のことを知った時には、そこそこ衝撃を受けたのを覚えています。

 

アメリカでは、みんな大きな乾燥機をゴンゴンと回していました。友だちの実家に行くと、だいたいどこのうちにも広い地下室があって、そこにかなり頑丈そうで、シンプルの作りの、アメリカ人のような洗濯機と乾燥機がありました。乾燥機文化圏。

 

ブラジルも地域によってだと思いますが、住んでいたサンパウロ州の地方都市では基本的に中干し文化圏。アルゼンチンもブエノスアイレス市内は中干し文化圏。外に干すなんて、はー?!というくらい、中干し文化でした。

ブラジルで驚いたのは、なんでもアイロン文化でした。デニムでもTシャツでも、下着の方のパンツももちろん。日本でいうお日様消毒的な感じで、アイロンの熱消毒が根付いているのだそう。イタリアの移民から引き継がれていると聞きました。パンツのアイロンの掛け方で嫁姑の戦いがある家庭もあるとかないとか。ほんとかしら。

 

ここ上海は立派な(?)外干し文化圏のようです。

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ニョキニョキニョキ

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正面からの画

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ニョキニョキ、ニョキニョキ、ニョキニョキ、ニョキニョキ


窓から水平に物干し竿を突き出すのが上海スタイルのようです。ベランダがあればベランダに干す人も多いです。ベランダをサンルームのようにリノベーションしている家もも多く、そこにわやわやと洗濯物が干されていたりします。

 

わたし個人としては、外でも中でも良いのですが、家にいて目につくところに洗濯物がわさーっと干されていたり、洗濯物で視界が遮られるのはあまり好ましくありません。一軒家に住んでいて、お庭に干すとかならお洗濯物と距離があっていいんですけどね。

一軒家住みではないので、乾燥機があるのが一番いいのですが、乾燥機もゴンゴン乾かしてくれるような子ならともかく、弱々しい子はちょっと……。スペースも結構取りますますし。ほんとうはお洗濯からたたみ、アイロン、しまうまでのお洗濯にまつわるあれこれ一式、全てやってくれる妖精がいるといいのですが。

 

ニョキニョキ棒を買う勇気はまだないようです。