今宵は開湯560年余りのかみのやま温泉、上山の温泉は2011年の震災で水温がかなり上がったのだそう。
山形市内からクルマで寄り道をしながら向かいます。最初に立ち寄ったのは、松尾芭蕉の「おくの細道」に残された名句「閑さや岩にしみ入る蝉の声」で有名な山形のパワースポット、山寺(宝珠山立石寺)へ。
1015段の石段を登った山の上にあるお寺・・、には登らず。町を歩いたり、猫と遊んだり、山寺駅の見はらし台から山寺やJR仙山線を眺めたり。
鳥さんとお坊さま
ドライブしている時にはとてもいいお天気だったのに、山を登っていくと目の前が真っ白でまったく見えなくなる。写真はあまりに怖くて運転を代わってもらった後の下りの写真。登りのテッペンはこの半分くらいしか見えなかった。
御釜へのアクセス道路の入り口で晴れるのを待っている車が1台いましたが、集金所の方も「なんとも言えないねえ」とおっしゃっていたので我らは山を降りることに。
紅葉もまだ全然(むしろ青々していた)だったし、御釜を拝むことも叶わず。紅葉と御釜は今回の山形旅の大きな楽しみだったのだけど・・。紅葉の早い月山(がっさん)のあたりも紅葉はまだだった。また次のお楽しみとなりましたとさ。御釜に行く時にナビに入力する目的地ワードが「御釜」ということを知ったことが唯一の収穫。
御釜から撤退し、温泉でのんびりするに限ります。
チェックイン時にいただいたお茶、うっとり
今夜のお宿は咲花亭・時代屋。映画「おくりびと」のロケ地も近くにあるそうです。部屋からたった今降りてきた蔵王連峰(青々、重い雲)を望む。まだしばらく晴れなそう。
お部屋付きの温泉
貸切露天風呂から眺める貸切更衣室
貸切露天風呂
もちろん大浴場も満喫(写真はもちろんないけど)。温泉がとっても気持ちよく、何度も入ってしまいました。ここの温泉は赤ちゃんも入れるくらいのやさしいお湯。赤ちゃんじゃないけれど、肌弱めのわたしもOKでした。ふふ。
温泉のあとは、ビール!
ちらっとしか見えてないけど生ビール
山形の純米酒の飲み比べ(銀嶺月山・清泉川・東光)
部屋に戻ってからはお月見をしながらキュキュっと。ああ、幸せ。
翌朝はしゃきっと目覚め、再びお部屋のお風呂を満喫してから朝ごはん。
沢庵和尚直伝の沢庵漬けの湯漬け
たくあんを最初に作ったと言われる沢庵和尚、幕府から流されてここ上山で3年ほど過ごしたのですって。それにちなんだ沢庵漬け(直伝バージョン、塩辛度マックスでした)の湯漬けと、ネギがいっぱいのお味噌汁が特においしかった朝ごはん。
1週間くらい温泉で過ごしたい。
上山を車で走っていたら、何にもないところ(ほんとに何もない場所)にニョキッとタワーマンションが建っていた。な、なにあれ?と二度見するレベルでびっくりした。