金沢の街のイメージというと、ものづくりの街とかアートの街とか。いつからそうなったのでしょう。どこか寄ろうかなとアートスポットをザッピングしていて気になった「KAMU kanazawa(カムカナザワ)」に行ってみた。
2020年にオープンしたKAMU kanazawaは、いわゆる美術館ではなく、市内に点在するアートスペースを巡って、それぞれのインスタレーションを楽しむというパターン。
前に香川の小豆島や直島でもこういうスタイルのアート巡りをしたことがあって、歩きながら街も楽しめるし、アートのインスタレーションもそれぞれ建物まるごと展示物だったり、ひとつひとつがほんとに個性的ですごく面白かった。金沢のも楽しみ。
こんなマップをもらう。
今や金沢アートの代名詞のような、金沢21世紀美術館で展示されている「プール」でも有名なレアンドロ・エルリッヒの新作もあるし、街角の通りがそのままアートスペースだったり、東急スクエアのような商業施設の屋上やフロアにアートスペースがあったり、作品が電信柱にも。
途中でランチしたり、お茶したり、KAMU kanazawa とは関係のないところに寄ったりしながら金沢の街を歩くのはほんと楽しかったー。金沢の街そのもが展示スペースみたいだった。
KAMU kanazawaで展示されているインスタレーション作品は、音、空間、映像とかを全部込みでのひとつ作品なので、実際に行って見てこそというのがまた面白い。
なので下の写真はほんのさわり。わたしもネットでこんな感じの写真たちを見てはいたのですが、実際に見たらほんとおおおーとなりました。
■CROW:烏, Stephanie Quayle/ステファニー・クエール
□KAMU kanazawa Map
■Once Upon A Who?, Simon Fujiwara/サイモン・フジワラ at KAMU SsRg
■Brightness/Contrast (金沢新地), Daido Moriyama/森山大道
■INFINITE STAIRCASE, Leandro Erlich/レアンドロ・エルリッヒ
■垸 (bowls), Takuro Kuwata/桑田卓郎
■TALISMAN in the woods, Ayako Suwa/諏訪綾子
■Líthi, Ryoichi Kurokawa/黒川良一
■Lip Bar, Daido Moriyama/森山大道
■唇:エロスあるいはエロスではないなにか, Lip: Eros or Something Other than Eros (街中電柱), Daido Moriyama/森山大道
■泥足, Hiroko Kubo/久保寛子
■Material Matters, SKWAT/スクワット
カフェでぼーっとしている時に、さっきKAMUのアートスペースで会った人がいたり、街中で別のKAMUのアートスペースで会った人とすれ違ったりするのもちょっと楽しい。会釈とかしちゃったりしてね。