今週のお題「平成を振り返る」
平成がいよいよあと数えるほどで終わってしまうからなのか、いよいよかと思っていたイギリスのBrexit騒動(これを騒動と呼んでいいのかな)グダグダのまま再び延期となったからか、世界に押し寄せている90年代リヴァイヴァルの波に飲み込まれているのか、もしくは単に友だちの影響か。
いずれにしましても、懐かしい平成の音楽に浸る日々を過ごしているので、お題に乗っかってみようと思います。
双子のベン(Drums/Vo.)とスコット(Key./Vo.)、そしてサイモン(Guitar)とリチャード(Bass)の4人組からなるイギリスのアシッドジャズ(Acid Jazz)バンド、Corduroy(コーデュロイ)のはなし。
コーデュロイはわたしの好みのど真ん中。平成の前半部分、90年代のアシッドジャズのど真ん中もまさに彼らだったと(個人的に)思います。1991年にバンド結成、1992年のデビューアルバムDad Man Cat(ダッド・マン・キャット)から1999年のClick!(クリック!)まで5枚のフル・アルバムをリリース、わたしのど真ん中だけあって、全アルバム、全曲、わたし的に大当たりです。
日本でもコーネリアスやカヒミ・カリイとCMに出たり、ダウンタウンが司会を務めていた音楽番組のジングルや、夜中のサッカー番組など、ちょこちょこと使われているので、曲を聴けば馴染みのある大人たちも結構いると思います。
Corduroy - High Havoc
corduroy e-type
2000年以降はそれぞれ音楽活動を続けていましたが、去年のちょうど今頃「コーデュロイがアルバムを出すらしい!!」と各方面をざわつかせ、2018年5月、Return of the Fabric Four(リターン・オブ・ザ・ファブリック・フォー)をリリース!
グループ再始動、再結成などこの方々にとってはすっかり他人事だとおもっていたので、まさかまさか、平成も終盤になって新しいアルバムを出す日がくるとは。生きててよかったーぐらいうれしい出来事でした。
あのカリカリ男子たちが、面白い感じのイギリスのおじさんになっていてこれまた愛らしい!
彼らが日本にちょいちょい来ていたころは、わたしが日本にいなかったので、来ていたことも知りませんでした。今思えば、Windows 95以前ってほんと知らないことばかりです。
アメリカ西海岸に住む友だちのところに遊びに行った時にたまたま寄った海辺にあるCDショップ、バンド名も曲も何も知らなかったけど、ジャケ買いからの大ヒットだったコーデュロイ。運命の出会い!とひとりで大興奮でした。
その後随分経ってから、小山田圭吾が主宰するレーベルからもアルバムを出していることを知り、好きなものってこうやってちゃんと繋がっているものなのねと、これまたひとり大興奮。
そんなわけで、昨年のコーデュロイの20年ぶりのアルバム発表を端に今日に至るまで、コーデュロイからつながるこの辺りの音楽を舐めるように聴き続けています。