ここ最近、インドネシア、タイと焼きそばのことを書いてきたのですが、そういえばわたしの好きなメキシコ料理に麺料理ってあるのかしらと素朴な疑問が浮かんできました。
スープの中に麺(パスタ的なもの)を使うメキシコ料理はありますが、麺料理というよりもあれはスープ。純粋な麺もの、ましてや焼きそば的なものはないのかもしれません。マルちゃんのカップラーメンがメキシコのどんなスーパーでも普通に売られていることを考えると、麺にまったく馴染みがない国民というわけではないようですが。
本日は、焼きそばではなくタコスを食べてきた話。タコスとは、トルティーヤにお肉や野菜などの具を包み、サルサソースなどをかけライムを絞って食べるすごく美味しいあれです。トルティーヤとはどんな食べ物か。
が、しかし。スペインではこちら。
トルティーヤといえば、日本ではメキシコのトルティーヤが一般的な認識だと思うのですが、スペインでトルティーヤといえば、ポテトのはいったオムレツのようなもの。
メキシコもスペインもどちらもスペイン語圏で、スペルは同じく「tortilla」。スペイン語での発音はトルティーヤ、トルティージャなど(英語だとトウティーァっぽいですよね)。同じスペイン語圏で、同じ名前の食べ物、かつどちらも国を代表する食べ物、にもかかわらずまったくの別物ってなんか不思議な感じです。
同じ名前だけれど関西と関東で作り方の違う「すき焼き」や「蒲焼き」レベルをはるかに凌駕するこの違い。ご両国の方々はどのように思っているのでしょう。
さて、先日東京駅を利用した時に、東京駅のグランスタ東京に入っている「KITADE TACOS」でタコスを食べてきました。
神田金物通りに「北出食堂」という "NO MSG, NO GMO"(無化学調味料、非遺伝子組み換え)をうたうメキシカン・アメリカン・ジャパニーズのフュージョンレストランがあるのですが、そのレストランが出店するタコスタンドです。
日本では小麦粉のトルティーヤを使っているレストランが多いと思いますが、KITADE TACOSのトルティーヤは、北海道産トウモロコシを使ったコーントルティーヤ。もちろん全て手作り、無添加。とっても美味しいです。トルティーヤだけでも売って欲しい。
東京駅でさくっとタコス。最高でした。