冬の仙台を歩いていると窓からぶら下がる柿を見かけます。一方、冬の上海を歩いていると窓からぶら下がる肉をよく見かけます。大根、玉ねぎ、唐辛子、地域や家庭ごとにいろいろなものが干されていますが、なんにしても上海は肉。
冬の風物詩の干し肉。いろいろな肉が干されているのですが、総称として腊肉(là ròu/ラーロウ)というそうです。「腊」が旧暦の12月のことで、その時期にお肉を干すことから、腊肉と呼ばれるようになったそう。
初めてきた時はに、肉?とびっくりしましたが、今となっては肉がどこかに干されていないかなと探しながら歩いています。この日は腸詰率が高かった。
肉を愛でながら歩いていると蘇州河に出ました。川沿いは遊歩道が整備されていておさんぽにぴったり。飼い主と他の犬にしか興味を持たないお犬たちのかわいらしい姿に癒されます。
ベンチでは友だちと話し込んでいる人、編み物をしている人、本を読んでいる人、思い思いに川辺をエンジョイされています。
蘇州河にかかるこの橋は「夢幻之橋(ファンタージー・ブリッジ)」の名前がついていました。ファンタジーなネーミング。
ピンクの線が今日のおさんぽの蘇州河(呉淞江とも呼ぶ)の全長。上海を西と東にわける黄浦江の何本かある支流のうちの1本で、名前の通りお隣の蘇州市からやって来る。蘇州市の太湖から来るのですが、太湖の元をたどると学校で習った長江につながっている。ということは、チベットの方からやってきたのかーと思うと感慨深いものです。