最後にやって来たのは、中国の西の端っこの街カシュガル。ここまで来ると漢民族の割合はぐっと減り、91%がウイグル族を筆頭に中央アジア系の少数民族。
この日はカシュガルの街からさらに西、山を越えたらダジキスやキルギスという国境エリア、7,000m級の山々に囲まれる氷河湖のカラクリ湖やブロン湖へ行ってきた。
中央アジアとの国境界隈はお国事情がなかったとしてもデリケートなエリアなので、外国人だけではなく、カシュガル界隈以外の中国人も同様にチェックは厳しめ。そんなわけで西へ向かう前にお役所へ出頭。
通行書は平日の当日申請、当日発行、所要時間15分程度
最終目的地までは車で3時間ほど。カシュガルをちょっと抜けるとあっという間に田舎道。小さな村をいくつか通り過ぎ、ポプラ並木の片道通行の道を抜け、通り過ぎる村がもっと小さなな集落になり、徐々に高度を上げ、乾燥したゴツゴツした山の中を走っていく。
乾燥や寒暖差に強いポプラ、ウイグルでは「生きて千年、枯れて千年、倒れて千年」と言われるんですって。千年枯れず、枯れてからも千年倒れず、倒れてからも千年腐らずなのだそう。すごいな。
事故多発地帯
隙あらば抜かそうとする車ばっかりでハラハラする。ロードサイドに事故車を置いてみたり、警察人形や時には工事人形にもがんばってもらって啓蒙活動。
検問兼休憩エリア
ひたすらゴツゴツ
インスタグラムやブログなどでは、青い空に消えることのない冠雪を残した7,000m級の山々が美しい夢のような写真を見ていたのですが、カシュガルに行ってからは人生初経験レベルの空気質指数(AQI)、毎日危険レベルの「深刻な汚染」でぼやっとした世界だった。
カラクリ湖は標高約3,600m
写真撮影に忙しい
休憩中1
休憩中2
ブロン湖
この辺りはキルギスの人が多いと聞いた
おおお、かなり端っこ!端っこ好きにとってはヨダレもの。9月に旅行を考えていて「9月・旅先・おすすめ」でチェックしていたらタジキスタンがあがってきた。そうなんだ。