ウイグル族のゆりかご(ウイグル語でブシュク)の話。ウイグルの都市部など(首府のウルムチとか)ではあまり使われなくなってきたそうですが、カシュガルでは2023年現在も現役のブシュクたち。
ウイグル・ブシュク(ゆりかご)
赤ちゃん(1歳まで使うらしい)をここに寝かせ、赤ちゃんが落ちないように、2箇所を紐(ふんわりとした棉のはいったもの)で固定するそうです。
足を伸ばした状態で固定するので、ウイグル人の足はまっすぐキレイな足なんですって。
ふんわり紐とふんわりお布団
気になるのがこの穴(直径10cm-12cmくらい)
ゆりかごの穴にジャカ(便器)をセットして使うそう
左が男の子用、右が女の子用のシュメッキ(小用)
ひとり目のお子が生まれるとこのブシュクを作るんですって。そして弟や妹ができると受け継がれていくそう。赤ちゃん文化、こんなに違うんですね。赤ちゃんカルチャーショック。
ちなみに赤ちゃんたちはこんな感じのおべべを着て寝ている。
おべべにも穴
ちなみに、穴の空いたゆりかご文化はないけれど、漢族もこのお尻の空いているタイプのベビー服は一般的なもの(だった)らしい。
上海では見たことがないけれど、旅行とかで田舎の方にいくと赤ちゃんがこのままチャーっと道端でおしっこさせているシーンに遭遇します。たまに。
初めて見た時は衝撃だった。これも赤ちゃんカルチャーショック。
カシュガルで見たウイグルの赤ちゃんたちがみんな美男美女だったのもカルチャーショック。