半月ほど日本に来ていました。最後の数日はひとりで石川県。
帰る朝、パッキングをして、スーツケースを閉め、カギをかけようとしたとき、カギを中に入れっぱなしにしていたことを思い出した。
やばいやばいとスーツケースを開き、カギを入れていたポーチを開けたら、まんまとパスポートもポーチの中に入っていた。やばいやばい。
ホテルの部屋をぐるりと見まわし、部屋を出る。エレベーターに乗る前に、忘れ物ほんとにないよねともう一度今出てきた部屋を記憶のなかでぐるりと見まわす。わりとよく忘れ物をするので。
最悪パスポートとスマホがあれば大丈夫、バックに入っているであろうパスポートとスマホをもう一度確認しようと顔を下に向ける。
カバンより先に目に入ったのは、スリッパだった。ビジネスホテルとかによくある使い捨てのあの白いスリッパ。わたしスリッパだった。もうやだー。
今までいろんな忘れものをしてきたけれど(携帯やお財布をホテルの部屋に忘れてきたこともある。もちろん)、スリッパのまま部屋を出たのはさすがに初めて。いくつになっても初めてなことってあるんだ。ふう
富山湾のシロエビ(金箔のせ!)
半月の間いくつかの場所を訪れ、とくに健康診断後の後半は、美味しいものをおもいきりたくさん食べた。けど、まだまだ食べ足りない。
今、はじめて乗った北陸新幹線の中でブログを書いています。
ひとつ空けた隣りの窓際に座っている男性、音楽を聴きながら目を閉じて、何かのイメトレをするようにずーっと指先を動かしている。細くて長いキレイな指。指の動きは楽器ではないみたいなので外科医かな。
彼の指の動きが何なのかを気にしながら、ブログを書き、羽田空港で最後に何を食べようかを真剣に考えています。