弄(ロン)は路(ルー)より小さい単位の通りのことで、路地のような道。そしてその路地に並ぶ2、3階建てのメゾネット形式の住宅を弄堂(ロンタン)と呼び、上海界隈特有の居住形式なのだそう。1845年からの上海の旧租界(外国人居留地)内の中国人向けに建てられた弄堂が今も上海の街中に残っている。
超高層ビルやリノベーションされた素敵上海はもちろん、100歳越えの建物も多く、現役のアパート群ではあるものの、いつ再開発の対象となり消えていくかもしれないノスタルジックな弄堂。
まずは旧フランス租界の1930年に建設された、上海らしい木造れんが建築の歩高里(ブーガオリー)。簡体字のブーは「步」、日本語の漢字は「歩」。間違い探しみたい。
青の点線の区画が歩高里
陜西南路(シャンシーナンルー)の入り口
メインの通りは庇付き(空飛ぶセーターは上海干し)
建物のつなぎのディテールも凝っている
上海の外干し文化はどこまで続くのかな(猫がいるよ)
キリリ
他にも見学者がいた
黒板アート、住民の方が描いたのかな
建国西路(ジエングオシールー)側の入り口
次に上海に来るまであるかな、という刹那的な美しさがよけいにキュンとくるー。