思い起こせば2016年に日本の本土、東の端っこのノサップ(納沙布)岬へ行った時も悪天候だった。そして今年、2024年北の端っこへ向かった時もひどかった。
最北端に行く前に、稚内市内から近い、最北端でもない、最東端のノサップ岬でもない、じゃない方岬のノシャップ岬に寄った。その日はワンピースだったのだけれど(その日に限らず、家にいる時も寝る時も出かける時もほとんどいつもワンピース)、マリリンモンロー風にスカートが舞い上がる強風。とてもじゃないけれどこのままではみなさまにご迷惑をかけてしまう。結局ホテルに戻り着替えることに。今回利尻島でのサイクリングを思い描いていたので(しなかったけれど)自転車に乗れるような服をひとつだけ持ってきていたのだ。セーフ。
パンツに穿き替え意気揚々と最北端へ。
最北の地、宗谷岬
なんともなさそうに見えるけれど、ここにいた7、8人の人の傘がすべてひっくり返っていた。みんな写真を撮って早々に退散。
「宗谷岬」の音楽碑
歌碑かと思いきや、スイッチを押すと音楽が流れるという珍しいタイプ。どうでもいい話だけれど、宮城県松島の「どんぐりころころの碑」もスイッチ用意したらいいと思う。
そしてここで暴風に加えて激しい雨。車に戻りたいのに風が強すぎて進めない、そこに容赦なく打ち付ける雨。こんなに濡れたのは子どもの頃以来だった。いやいや。
シートヒーターで服を乾かしつつ、日本最北の村へ。
なんでも最北
「猿払」ってなんて読むんだろうと検索していたら、猿払(さるふつ)村はホタテの村という記事がいっぱいヒット。ホタテ御殿なんておもしろそうなキーワードがならぶ。わくわくしながら向うと、オホーツクホタテロード沿い(すごい名前だ)にたしかにホタテ御殿が立ち並んでいた。記事には「車庫にはフェラーリやポルシェ、コンビニにはドンペリが」などと書いてあったが、ほんとかな。なんにせよホタテには夢がある。
あやかってホタテのバター焼きとホタテラーメンを食べてきた
猿払にはホタテ御殿だけではなく、全長約16kmの道路沿いに電柱や看板のない絶景ポイント、「エサヌカ線」という絶景スポットがある。
絶景!
でも本当は・・
ここの写真
なんせこの日は、大雨注意報、雷注意報、強風注意報、波浪注意報、濃霧注意報と注意報のオンパレードだったから
実際にはこんな感じだった
他にも、インスタジェニックな白い道
この日はこんな感じ
でもエゾシカさんたちにも会えたし、キタキツネさんにも会えたし、おいしいお酒を飲みながら美味しいお刺身も食べたし、いろいろ含めて良き思い出。
ごちそうさまでした