日本最北の離島、礼文島にやって来た。利尻島からはフェリーで45分。お尻が名前につく島がある一方、礼文は文学的な響きだ。さらに文学的な香りを醸し出しているのが、フェリーの港。港の名前は香深港。香深(カフカ)といえば、チェコの作家フランツ・カフカ。この日は天気も悪く、カフカの小説の雰囲気にぴったりだ。どうでもいいような情報だけれど、結婚する前に長く使っていた自分のサインはカフカの手書き文字を参考にしていた。
whostolemysheep.hatenablog.com
さて、礼文島といったら山さんぽ、と思っていたのだけれどこの日は午後から雨(朝からいつ降ってもおかしくなさそう)という天気。軟弱トラベラーはレンタカーを借りる。
まずは日本最北の離島の最北地点に行ってみたい。
あのはしっこが最北地点
最北限のその先のトド島が気になる(あれが最北限では・・)
おトイレだってここが最北限
最北限と最北端、言葉じりだけの違いのような気もするけれど、以前はスコトン岬も最北端を名乗っていたそうなのだけれど、宗谷岬が最北端ということが測量の結果判明し、それであればと我々は最北限としましょう、と最北端の称号をお譲りしたようである。
ちなみに日本最北端の空港は礼文空港(現在閉鎖中)。こちらはれっきとした、公式的、正真正銘の最北端。
加えて日本最南端の空港は波照間島の波照間空港。わたしが行った時は閉鎖中だったけれど、今年定期就航が再開となったそうなので、礼文空港もいつか再開するかもしれない。かな?
日本最南端の空港 – 日本記録(公式) | 日本記録認定協会
2020年2月1日の写真の波照間空港(懐かしっ
島好きと言ってもアウトドアな人間ではないので、基本的にはただ島をうろうろするだけだ。
うろうろしているといろいろなことが気になってくる。ここは何人住んでいるんだろう、高校もあるのかなとか、偏差値はどうなんだろう、みんなどこで日用品を購入しているのかな、デートはどこに行く?、結婚式は?
いっぺんに確認するわけではなく、思いつくたびにひとつひとつ「礼文島 初デート」とか検索して(検索に引っかからないことも多々ある)、思いを巡らせながらうろうろする。
桃岩展望台(どんどん天気が怪しくなる
桃の栽培はしていなそうな島だけれど「桃岩」
哀愁漂う猫背のネコ「猫岩」
時折雨まじりの突風に飛ばされそうになりながらネコの背中を眺める。晴れていたら、青い空や緑とお花の山々、ゴマアザラシがぷかぷか浮いているかもしれない海も満喫できただろうなあと思いながら。次の機会に取っておく。
北海道のレトロなお土産といえば木彫り関連。いろいろ見たけれど、ほっけの開きを見たのは初めてだった。礼文ナイス。