ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

仙台の国分町「喫茶チャオ」(に行ったわけではないのですが)

 

たとえば福岡だったら「中洲」、札幌ならば「すすきの」のような、代名詞的な繁華街が全国津々浦々ありますが、ここ仙台では「国分町」がそれにあたります。

国分町」または「ぶんちょう」と呼ばれる一帯、中洲やすすきのと名を並べるにはおこがましいささやかなサイズ感ではありますが、お酒を飲み始めの子たちから、下から突き上げられ上からは押さえつけられる中堅チーム、お偉い方、友だち飲みも、デートも、いかがわしい感じも、わびしい感じも、仙台の酸いも甘いも分け隔てすることなくまるっと引き受けてくれる、その懐の深さは他の街にも引けをとりません。

そんな国分町で何十年も営業を続けている喫茶店が「チャオ」です。飲み中のお店からお店への移動の途中や、飲み終わりの締めの一杯、お酒の雰囲気じゃなくてコーヒーが飲みたくなった、あんな時やこんな時に大活躍のチャオ。お店構えからご想像いただいた通りの昭和感漂う純喫茶です。

f:id:pucayu:20200605154610j:plain

久しぶりにお店の前を通り、あんなことやこんなことが思い出されました。繁華街で思い出されるものと言えば、できることならこのまま記憶の沼の底で静かにしていてほしいものばかり。なんだかちょっと気恥ずかしくなり、写真だけ撮って(写真は撮る)足早に通り過ぎました。

仙台にいるものの、こんな状況なので帰って来ていることを特には伝えてはいないのですが、いろいろと落ち着いたら、仙台の友だちと飲みに行きたいものです。

飲みに行きたいなんてさらっと書いてしまいましたが、仙台に帰ってからというものまったくもってお酒の類から遠ざかった生活をしているので、久しぶりに飲んだりしたら、それこそ恥ずかしいことにならないかしら。心配です。

 

千葉ロッテマリーンズ春季キャンプ in 石垣島 and ロッテファン御用達「オニササ」石垣B級グルメ

 

いよいよプロ野球の開幕が見えてきたところ、各球団のファンのみなさまも楽しみにされているのではないでしょうか。

わたし個人としては、実家の家族も含め周りに野球を気にする人が生活環境内にいなかったのですが、何のご縁か結婚した相手がロッテファン。ちなみに義母もロッテ、義父はカープということで、試合のかぶる時間はそれぞれ別の部屋で試合を観ているようです。さらにどうでもいいようなことですが、出会ったことのある生のロッテファンは義母と夫のみです。

それまでロッテと言えば野球ではなく「お口の恋人ロッテ」の方でしたので、結婚して最初の4、5年は夫がロッテの試合結果をマメに気にする様子もさほど気にならなかったのですが、月日が過ぎ、じわりじわりとわたしの生活圏内にロッテ侵食が進んでいるような気がする今日この頃。

夫が上海に戻った後の1週間ほど自由時間。せっかくなのでと沖縄本島から石垣島にとやって来たのですが、石垣島を選んだいくつかの理由のうちのひとつが、ロッテのキャンプをリアルタイムで夫に教えてあげようでした。

f:id:pucayu:20200601164928j:plain

f:id:pucayu:20200602104522j:plain

f:id:pucayu:20200602104344j:plain

他の球団の雰囲気はわかりませんが、ロッテのキャンプはとても和やかなムード。黄色い声援の中人だかりをかき分け、なんんてことはまったくなく、入り口で配られている地図やその日の練習メニューや参加選手の振り分け表を片手に、さながらスポーツ紙の取材陣のごとく選手をチェックする人、バズーカ砲のような大きなレンズを複数抱え撮影に勤しむ人、キャンプ限定ごはんを楽しむ人、そんな方たちが大半で、残りは家族でのんびりと見学に来ている人やわたしのようななんとなく紛れ込んでいる人といった感じでした。

そんな牧歌的で鼻歌でも歌いながらビールでも飲みたいなという雰囲気ではあるのですが、よくよく耳をすましていると、毎年ここ石垣島に各々ここに集結してくるキャンプ仲間も多いようです。有給休暇を取って毎年千葉からからやって来ている方にも出会いました。ちょっとしたオフ会のようでもあり、あらためてファンってすごいと実感。

キャンプ慣れした玄人ファンたち、施設のあちこちにちらばりつつも、何か目当ての出来事が起こると(今年のお目当ての中心は、球速160キロという18歳の新人ピッチャー佐々木郎希のようでした)、連絡網でもあるのかSNSでチェックしているのかわかりませんが、情報が入りすばやく移動していきます。中にはマイ自転車を用意し、広い施設内をしゅしゅっと。まさかプロ野球のキャンプ見学に自転車が必需品とは。

f:id:pucayu:20200601165648j:plain

わらわらと人が集まってくる

f:id:pucayu:20200601165930j:plain

選手か野球か、どちらかを知っていたらもっと楽しめたはず、と当たり前のことに気がつく

f:id:pucayu:20200601165634j:plain

このボールを打っている方、清田育宏34歳、いい人でした

この上の写真のとき、遠くの方で大泣きする赤ちゃんをあやしながら見学していた若いご夫婦がいたんです。すると、上の練習が終わり、スタッフの方と一緒にボールを拾いに行く清田育宏。選手もボール拾いするんだと思いながら見ていたら、ボールをひとつ手に泣いている赤ちゃんのところへ、赤ちゃんに何か声をかけながらボールを手渡していました。ご夫婦感激。いやんハートフル。

心あたたまるシーンを目撃したところでキャンプを後にしようとすると「オニササも込みでロッテキャンプだから」と謎のお言葉をいただきました。ロッテファンの教えのに従い帰りしなに「知念商会」なる場所に寄ることに。知念商会って何?オニササって何?

f:id:pucayu:20200601165225j:plain

ここにあるらしいオニササ

f:id:pucayu:20200601165458j:plain

オニギリと

f:id:pucayu:20200601165447j:plain

ササミのフライ

f:id:pucayu:20200601165435j:plain

ビニールにいれてくっつける

知念商会という地元の商店で、オニギリとササミをビーニール袋に入れてお好みに味付けをして握り合わせて食べる、それがオニササ。

ちなみに、オニギリと素揚げポーク(ポークソーセージっぽかった)でオニポー、オニギリとコロッケでオニコロなど、お好みのコンビで楽しめるそうです。

わたしはあまりご飯を食べないほうなのでササのみいただきましたが、ロッテ風の方々はほぼオニササをお買い上げされビニールで握っていらっしゃいました。間違いなくおいしそうでしたので、ヨコハマ風の方も、ラクテン風の方も機会があればどうぞ。

 

沖縄の魔除け「石敢當」のなぞ(未解決ファイル)

f:id:pucayu:20200530222750j:plain

石敢當(いしがんとう)

日本では沖縄を中心に見られる「石敢當」。地域によって呼び方が若干違うそうですが、沖縄では「いしがんとう」と呼ばれていて、魔物が家の中に入ってくるのを防ぐための魔除けです。

沖縄の魔除けといえば「シーサー」が一番最初に思い浮かびます。玄関や屋根の上に置いて魔物に睨みをきかせるシーサー。滞在中に何度か歌を聞かせてくれるごはんやさんに行ったのですが、必ずと言っていいほどお客さんとみんなで一緒に「はいシーサー」のふりつきでコールをさせられます。

話は戻って石敢當、こちらもシーサー同様中国伝来で、現在も現役の沖縄の二大魔除けです。石敢當はT字路やY字路に置かれる石碑で(大小いろいろあります)市内を徘徊している魔物が敷地内に入ってくるのをこの石敢當で守っているのだそうです。

f:id:pucayu:20200530222555j:plain

T字路の先に

f:id:pucayu:20200530222419j:plain

石敢當

f:id:pucayu:20200530222703j:plain

ちょっとずれたT字路にも

f:id:pucayu:20200530222735j:plain

石敢當(漢字が違うバージョン)

前置きが長くなりましたが、ここから先が石敢當にまつわる気になるいろいろです。このブログを書くにあたって検索してみたものの、それらしきものが見当たらず未だ解決していません。

f:id:pucayu:20200530223148j:plain

それはこの方のお話です

まず最初に気になったのは石敢當のサイズと設置位置。サイズや位置に関しては特に決まりがあるわけではないそうなのですが、道を徘徊する魔物に睨みをきかせている石敢當、その魔物が人間の足の下をくぐり抜けてしゅっと家の中に入っていくとか、魔物に股の下をくぐられた人は死んでしまうとかなんとか。そんな理由から石敢當は股下サイズ・低位置のものが多いようです。魔物ってそんなちょろちょろとした輩なのでしょうか。

ふたつめは素材や設置方法に関して。特別なものじゃないといけないのか、ホームセンターなどで石敢當と書かれた石碑や表札を買ってきて置くだけでいいのか。

この方の話によると、ホームセンター、石屋さん、アマゾンや楽天などでもこの石自体は購入できるそうです。今はそのまま設置する人もいるかもしれませんが、普通は拝んでもらうそう。「え、お坊さんに来てもらうんですか?」と聞くと「神さんです」

このあたりは(琉球神道が根付いている地域だそうで、同じ国内とはありながら異文化をひしと感じます。さらに驚かされたのが、

「肉に針を108本刺して、埋めて、拝むんです」

と言うではありませんか。ななななんと。思わず聞いてしましました、

「何肉ですか?」

「豚の三枚肉が多いんじゃないかな」

f:id:pucayu:20200530222841j:plain

その話を聞いて以降、ここに108本の針の刺さった豚ばら肉がと気になってしょうがない

やはり沖縄だけに豚肉、しかも期待を裏切ることなく三枚肉。108本の針は煩悩的なものなのでしょうか。

スマホのメモに残された「豚の3枚肉に針を108本、埋めて拝む、神道、いしがんとう」を頼りにネットで検索するもそのような話は行きあたらず、それが一般的な話なのか、そこの島や地域特有の話なのか、そもそも本当の話だったのかもわからないまま。 

このすべての石敢當の石碑の下に豚肉が?ほんとうに?石敢當を見るたびに(しかもかなりの頻度で見かけます)針の刺さった豚肉のイメージが湧きあがり大変でした。

今度沖縄の方に会う機会があったら、聞いてみたいとおもいます。

 

#遠くへ行きたい 竹富島も行きたい

一度思い始めるとアレですね。もう本当に行きたくて、遠くに。

先日ブログに書いた波照間島と同じくらい行きたかった竹富島のはなしです。竹富島石垣島から船で10分くらい、人口350人くらい、しばらく前の映画ですが「ニライカナイからの手紙」を見て以来ずっと行ってみたいなあと思っていました。

f:id:pucayu:20200525213934j:plain

近いからと余裕でいたら、結構揺れました

f:id:pucayu:20200525220722p:plain

自転車さんぽにぴったり

港につくと、宿や旅行会社の迎えがたくさん来ていました。波照間島の時はここ竹富島の経験があったので多少勝手がわかっていたのですが、竹富島の時ははじめてだったこともあり島旅のシステムがいまひとつわかっていなかったので、しばし観察。多くの人は既に宿、自転車、アクティビティなどを予約をしているようです。ふらっと来たであろう人たちは歩いてどちらかへ。

迎えのバンの中から、レンタサイクルの料金表を出している一番声をかけやすそうな顔の方に声をかけてみると、どうぞとバンに乗せていただき集落のメインストリートらしきところにあるお店まで連れて行っていただきました。

自転車を借りたあとは、もう雰囲気で。

f:id:pucayu:20200525224233j:plain

最初は舗装された道

f:id:pucayu:20200525224219j:plain

ラフな道

f:id:pucayu:20200525213921j:plain

道なき道へ

過去にも、奄美大島でドライブのつもりで入った山道で危うく遭難しかけたり、八丈島でドライブのつもりで入った山道で危うく遭難しかけたりということがあったのですが、まさかここ竹富島で再び迷子?デジャブでしょうか。

地図をみてももはやどこかわからず、たまにある道しるべも……

f:id:pucayu:20200525210130j:plain

読めるような読めないような

地図だけ見ていると迷子になりそうにないくらいシンプルな道なのですが、子どもの頃からわりとよく迷子になりやすい子ではあったので、体内方位磁石が少々イカレれ気味なのかもしれません。

竹富島では普通の自転車にを借りたので、未舗装の道路を走りつづけて足がパキパキになりました。この経験を活かし、波照間島では電動自転車をレンタル。電動アシスト自転車って、ほんとうに快適です。もう普通の自転車には乗れない……

f:id:pucayu:20200525224319j:plain

スンマシャー

竹富島には3つの集落があるのですが、集落の入り口には「スンマシャー」と呼ばれる巨木とそれを取り囲む石組みがあります。悪いものが集落に入らないようにというものなのだそうです。

f:id:pucayu:20200525212333j:plain

集落はどこを歩いても雰囲気があります

f:id:pucayu:20200525210625j:plain

石垣の中から何かの鳴き声が聞こえます

f:id:pucayu:20200525210611j:plain

水牛ベイビーでした(かわいい)

f:id:pucayu:20200525231648j:plain

お昼はやっぱりおソバ

f:id:pucayu:20200525210531j:plain

謎の調味料をかけていただきました

ボートで約10分と気軽にふらっと行けるのに、映画のまんまの町並みがあって、星の砂のビーチや、人懐っこいネコがたくさん遊んでいるビーチがあって別世界のようでした。
はあ、遠くへ行きたい。国の指針としては県外への観光は夏頃からぼちぼちととのこと。OKなのでさあすぐに行きましょうとはなりませんが、行ってはいけないと決められているのと、自分で今は行かないでおこうと決めるのとではちょっと違うといいますか。

また行く日を楽しみにしています。

f:id:pucayu:20200525210035j:plain

星砂の浜の番人
ニライカナイからの手紙 [DVD]

ニライカナイからの手紙 [DVD]

  • 発売日: 2006/01/24
  • メディア: DVD
 

今週のお題「遠くへ行きたい」

#遠くへ行きたい 波照間島へ行きたい

 

ほおっておくとひと月でも、許されればもっとでもクツを履かずに過ごしたい、そっちよりの日常を好むほうですが、非日常においてはクツを履いて、飛行機に乗って遠くへ行きたい、どこか遠くへ行きたい。

一番わたしの遠くへ行きたいリストの国内版、常連の中のトップに君臨し続けた「波照間島」に行ってきたはなし。

今年の1月のことですが、沖縄本島を回っていたのですが、その後の予定では一旦上海に戻り次の旅行へと思っていたのですが、上海には戻らず石垣島にやってきました。

この地図をご覧いただければ分かる通り、石垣まで来てしまえばあとはその日の気分でいろいろな島に行き放題。「島」と名のつくところには足を踏み入れたい欲求を抑えることのできない性質です。その中でも日本の最西端与那国島と、日本の最南端波照間島は端っこ好きにはあらがうことのできない魅力の島たちに行くこともできます。

 

f:id:pucayu:20200525151407p:plain

石垣島から高速船で1時間ちょっとの波照間島

数ある島の中でも「船でしか行くことができない」上に、外海のため天候や波の影響を受けやすく唯一の交通手段の船ですら欠航率が高く、ちょっと検索すると「揺れが酷く骨折」「史上最悪の船酔い」などと軟弱な旅人を怯えさせるには十分な言葉が並ぶ、ハードシップのより高い島がこそが波照間島です。予定に制限されることのない今こそ波照間島に行かずしてどこへ行く。

とはいえ、1、2月の波照間島線は欠航率が5割〜6割というではありませんか。仮に運行したとしても、激しい船酔いに耐えてまで行きたいかと問われると、これまた勇気がくじかれます。そんなわけで石垣島に着いてからは天気と波の高さをチェックする日々。北風が強く、波の高い日がしばらく続いたのですが、ついに時きたる。

f:id:pucayu:20200524213857j:plain

波も1メートル程度、いざ出航です

f:id:pucayu:20200524213726j:plain

「ぱいじま2号」に乗船

船酔いしたらどうしよう、そんな心配をよそに離岸する前に眠りに落ち、着岸ぎりぎりのところで目を覚ましました。あっという間。そうでした、わたし乗り物に乗るとわりとすぐ寝てしまうタイプでした。
港には民宿やレンタルバイク・自転車屋から迎えの人が来ていました。そのうちのひとつ「レンタルクマノミ」のおじさんに声をかけると、予約なくてもだいじょうぶとのことで(気候の良い時期はもちろん予約した方がよいでしょう)電動自転車を借りることに。

f:id:pucayu:20200525161953p:plain

適当にぐるぐるまわるだけで楽しい

f:id:pucayu:20200525163007j:plain

人よりもヤギの遭遇率が高い

f:id:pucayu:20200525162219j:plain

都道府県の石で作られた最南端の碑に続く「蛇の道」とカラス

f:id:pucayu:20200525162234j:plain

あの碑!

f:id:pucayu:20200525162324j:plain

最南端の滑走路(空港は閉鎖されています)

f:id:pucayu:20200525162341j:plain

マンホールも最南端推し

f:id:pucayu:20200525163130j:plain

最南端の校長室

f:id:pucayu:20200525162424j:plain

最南端でランチ

f:id:pucayu:20200525162355j:plain

最南端のみなみちゃん(ですよね?)

f:id:pucayu:20200525162803j:plain

最南端で捕まらないように

f:id:pucayu:20200525163211j:plain

美しい海を見ながらサーターアンダーギー

本当はのんびり泊まって南十字星も見たかったのですが、それはまた次に残しておこうと思います。

サトウキビ畑、シーズンオフなのにびっくりするくらいキレイなビーチ、ひたすら草を食べるヤギやひと懐っこく鳴いてアピールしてくるヤギ、学校や郵便局や病院など、どこの街にもあるものでも「最南端の」とつくだけでなんだかとってもありがたいもののような気がして、おがみそうになりました。

やっぱり泊まって南十字星を見ようかなと後ろ髪をひかれつつ船に乗ると、あっという間に石垣島に戻っていました。

 

おまけ:波照間島港にて

f:id:pucayu:20200525163303j:plain

どういうバランスで書くとこうなるのかな

 

今週のお題「遠くへ行きたい」

芝川ビル と Mole and Hosoi Coffees、そしてヒーミー

お散歩途中に偶然出会うレトロビルもさることながら、ずっと好きなレトロビルへの再訪もまた格別。先日ブログに書いた大江ビルヂングから歩いて10分くらい、淀屋橋や北浜の駅から近い「芝川ビル」です。

f:id:pucayu:20200516204002j:plain

since 1927

現在と変わらず、その当時もこのようなビルの用途は、会社であったり、テナントをいれて運営するタイプの建物が多いのですが、芝川ビルの面白いところは自家用ビルというところ。自家用って・・。おそるべし芝川又四郎。

とは言っても、自家用の使用だけでは余裕があったので、現代の女子短期大学のはしりのような花嫁学校(洋裁、和裁、習字、生け花、茶道、割烹などの入御があったそうです)としても使われることになりました。(リンクの公式サイトより)どうでもいいですが、花嫁学校ってすごいですね。

現在の芝川ビルはいろいろなテナントが入っているコマーシャルビルとなっています。こんなステキなビルにはいっているテナントたちもまたみなさまステキなんです。

その中でも一番のお気に入りは、地下にあった金庫室のテナント「Mole and Hosoi Coffees」というカフェです。オープンしてすぐくらいの頃に偶然来たのをきっかけに、その後も大阪に来た時には必ず(あまり大阪に来ることはないのですが)寄っています。

そして、なぜなのかわからないのですが、ここのお店、私の夢に出てくる登場回数が高いのです。今年だけでもすでに2回は夢に見ました。その都度シチュエーションや登場人物は違うのですが、なぜかこの芝川ビルとモールは何度も出てくるので、すごいしょっちゅう行っている気になるのですが、実際は大して行っていません。

f:id:pucayu:20200516204637j:plain

お店は地下にあります

f:id:pucayu:20200516204626j:plain

階段もステキ、降りて突き当たりが金庫部屋

f:id:pucayu:20200516204815j:plain

金庫部屋の扉の中を覗くヤギっっ

f:id:pucayu:20200516204850j:plain

コーヒー、おいしい

この芝川ビルには好きなジュエリーショップもはいっています。「himie」というお店で、ジュエリーたちもステキですし、ショップ自体もステキです。大阪の店舗は芝川ビルの3階に入っていて、ヒーミーの直営店1号店なのだそう。窓がいっぱいあってうっとりします。京都の店舗も(若干入りにくい感はありますが)ステキですし、オーナーかデザイナーのどちらかはわかりませんが、いずれにしても自分たちのジュエリーをどんな場所に置きたいかをはっきりとわかっていらっしゃる方々なのでしょう。もしかしたら、単なる建築マニアなのかもしれませんが。そういえば、昨年青山のお店が移転したとSNSで知ったのですが、機会があれば新しいお店にも寄ってみたい。

f:id:pucayu:20200517113011p:plain

himie(ヒーミー)

あとどのくらいかかるかはわかりませんが、どこかホテルにとまってのんびりと町歩き、そんな日が早くくるといいのですね。

 

shibakawa-bld.net

mole-and-hosoicoffees.com

himie.com