ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

千葉ロッテマリーンズ春季キャンプ in 石垣島 and ロッテファン御用達「オニササ」石垣B級グルメ

 

いよいよプロ野球の開幕が見えてきたところ、各球団のファンのみなさまも楽しみにされているのではないでしょうか。

わたし個人としては、実家の家族も含め周りに野球を気にする人が生活環境内にいなかったのですが、何のご縁か結婚した相手がロッテファン。ちなみに義母もロッテ、義父はカープということで、試合のかぶる時間はそれぞれ別の部屋で試合を観ているようです。さらにどうでもいいようなことですが、出会ったことのある生のロッテファンは義母と夫のみです。

それまでロッテと言えば野球ではなく「お口の恋人ロッテ」の方でしたので、結婚して最初の4、5年は夫がロッテの試合結果をマメに気にする様子もさほど気にならなかったのですが、月日が過ぎ、じわりじわりとわたしの生活圏内にロッテ侵食が進んでいるような気がする今日この頃。

夫が上海に戻った後の1週間ほど自由時間。せっかくなのでと沖縄本島から石垣島にとやって来たのですが、石垣島を選んだいくつかの理由のうちのひとつが、ロッテのキャンプをリアルタイムで夫に教えてあげようでした。

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他の球団の雰囲気はわかりませんが、ロッテのキャンプはとても和やかなムード。黄色い声援の中人だかりをかき分け、なんんてことはまったくなく、入り口で配られている地図やその日の練習メニューや参加選手の振り分け表を片手に、さながらスポーツ紙の取材陣のごとく選手をチェックする人、バズーカ砲のような大きなレンズを複数抱え撮影に勤しむ人、キャンプ限定ごはんを楽しむ人、そんな方たちが大半で、残りは家族でのんびりと見学に来ている人やわたしのようななんとなく紛れ込んでいる人といった感じでした。

そんな牧歌的で鼻歌でも歌いながらビールでも飲みたいなという雰囲気ではあるのですが、よくよく耳をすましていると、毎年ここ石垣島に各々ここに集結してくるキャンプ仲間も多いようです。有給休暇を取って毎年千葉からからやって来ている方にも出会いました。ちょっとしたオフ会のようでもあり、あらためてファンってすごいと実感。

キャンプ慣れした玄人ファンたち、施設のあちこちにちらばりつつも、何か目当ての出来事が起こると(今年のお目当ての中心は、球速160キロという18歳の新人ピッチャー佐々木郎希のようでした)、連絡網でもあるのかSNSでチェックしているのかわかりませんが、情報が入りすばやく移動していきます。中にはマイ自転車を用意し、広い施設内をしゅしゅっと。まさかプロ野球のキャンプ見学に自転車が必需品とは。

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わらわらと人が集まってくる

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選手か野球か、どちらかを知っていたらもっと楽しめたはず、と当たり前のことに気がつく

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このボールを打っている方、清田育宏34歳、いい人でした

この上の写真のとき、遠くの方で大泣きする赤ちゃんをあやしながら見学していた若いご夫婦がいたんです。すると、上の練習が終わり、スタッフの方と一緒にボールを拾いに行く清田育宏。選手もボール拾いするんだと思いながら見ていたら、ボールをひとつ手に泣いている赤ちゃんのところへ、赤ちゃんに何か声をかけながらボールを手渡していました。ご夫婦感激。いやんハートフル。

心あたたまるシーンを目撃したところでキャンプを後にしようとすると「オニササも込みでロッテキャンプだから」と謎のお言葉をいただきました。ロッテファンの教えのに従い帰りしなに「知念商会」なる場所に寄ることに。知念商会って何?オニササって何?

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ここにあるらしいオニササ

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オニギリと

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ササミのフライ

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ビニールにいれてくっつける

知念商会という地元の商店で、オニギリとササミをビーニール袋に入れてお好みに味付けをして握り合わせて食べる、それがオニササ。

ちなみに、オニギリと素揚げポーク(ポークソーセージっぽかった)でオニポー、オニギリとコロッケでオニコロなど、お好みのコンビで楽しめるそうです。

わたしはあまりご飯を食べないほうなのでササのみいただきましたが、ロッテ風の方々はほぼオニササをお買い上げされビニールで握っていらっしゃいました。間違いなくおいしそうでしたので、ヨコハマ風の方も、ラクテン風の方も機会があればどうぞ。