上海きっての観光スポット外灘(ワイタン)エリア。普段の土日はどこからこんなに人が集まってくるのだろうというくらいわちゃわちゃですが、雨の週末はしっとりとした雰囲気が楽しめます。雨だからしっとりしていただけかもです。
歴史的建造物が並ぶ外灘のベストポジションに位置する、外灘18号というリノベーションビルにやってきました。この日はルーフトップにあるBar Rouge(バー・ルージュ、写真)の雰囲気を覗きにきたのですが、お昼を食べていなかったので、じゃあお茶でもということになりました。
立ち寄ったのは、ロンドン発のミシュランスターを獲っているモダン広東料理のレストラン、HAKKASAN(ハッカサン)。上記のバー・ルージュの他、ロブションやMr & Mrs Bundが入る外灘18号の5階に入っています。
1923年生まれのこのリノベーションビル、フロアのタイルなどは当時のまま。赤のエレベータードアも可愛いし、エレベーターホールには謎の自転車オブジェもあるし、レトロビル独特の天井の高さにもうっとりします。古い時代の建物でお茶ができる幸せ。
エレベーターからぎゅうぎゅうに詰め込まれたフランス人の大人グループが降りてきました。ドアが開くと「ニーハオ!」とやたらテンション高かったのですが、こういう時は同じテンションで「ニーハオ!」と返すのが吉なのでしょうか。テンションの高いフランス人グループもちょっとレア。
雨の日曜、ランチが終わってしばらく経った時間帯だったせいもあり、店内は数組のグループのみで、予約なしでも外灘ビューを堪能できる席に案内していただきました。が、白く煙る雨模様、とくにビューはありません。
アフタヌーンティーは2人で1セット、点心は各人に3点盛りがそれぞれつき、その他はシェア、アルコールは別途。お茶8種類、カフェ系数種類から選べました。わたしはロンジン緑茶、夫はシルバーニードル白茶を。
さすが一流中華レストランだけあり、点心やしょっぱい系の美味しさは強みでいらっしゃる。参りました、の一言です。スイーツ系はごくごく普通。ただ、一番最初のプレゼンテーション系スイーツのダークチェリーのチョコレートが絶品だったことは書いておきたい。これ、美味しかった。
おなかいっぱい、のんびりできた雨の日曜日でした。
Hakkasan Shanghai | Cantonese Cuisine | Restaurant