先日は上海1店舗目の蔦屋書店に行ってきましたが、今度は2店舗目に行ってきました。2店目(中国4号店)は2021年11月オープン。
その場所が「前灘(チエンタン)」という場所になるのですが、それはいったいどこなのか?
これがよく見る上海中心地のマップ。上海の街には黄浦川(フアンプー川)という大きな川が流れていて、その西側を浦西(プーシー)、東側を浦東(プードン)。
チエンタンはプードンのフアンプー川を南に下ってこの地図からはみ出てしまったあたりになります。つまり地図外です。地下鉄などの広域地図にはもちろん載っていますが、多くの観光用シティマップなどでは扱いのないエリアで、今までは世界水泳やフィギュアスケートの大会が行われる東方体育中心というスポーツ施設以外何もなかった未開の地。現在そのエリアに新しい街「前灘(チエンタン)」の開発真っ最中なのだそうです。
オフィスビルの建設ラッシュ、さらに地下鉄東方体育中心駅には、街の顔となるハイブランド系のショッピングモール「太古里(タイクーリー)が去年の9月末にどーんとオープン。蔦屋書店は、そのタイクーリーの屋上階4Fに。蔦屋のほかにも、ベイカリーの「ドンク」が入る日系スーパーや、中国でも人気の「% ARABICA」なども入っています。三菱UFJ銀行が移転してきたオフィス街にはコメダ珈琲もありますし、プードンの日系タウンになったりして。(先日行ったコメダ珈琲はプーシーにある日系企業が集まり、日本人も多く住むエリア)
ショッピングセンターの屋上にあって、トラックに囲まれた蔦屋書店というのも不思議な感じでした。オープン時のプレスリリースを読むと、この蔦屋のコンセプトは「Welness Community」ということで、「ココロもカラダも喜ぶライフスタイルコンテンツ」を目指しているんだそうです。・・・わかるような、わからないような。
「Feel」「Think」「Health」「Beauty」をテーマを設定し、「上海の知的欲求の高いお客様に向けた『憧れのライフスタイル』を提案」・・・わかるような、わからないような。
確かにお店に足を運ぶと、なるほどと思える説得力はありました。作家の読書会とか、編集者のイベントとか、そんな機会があったらまた是非行ってみたいなあと思います。