先日の写経会に引き続き「秋の座禅体験会」に参加してまいりました。同じく、伊達政宗の菩提寺でもある、松島の瑞巌寺(ずいがんじ)です。
ほんの数週前に訪れたばかりなので、慣れた風で靴を脱ぎ前回の写経会の部屋の方にスタスタと進むもお寺の方に「はいはい何しにいらっしゃいました?」的に外に戻される。おやおや?
知ったふりはよくないですね。写経会の時とは勝手が全く違い、別棟で受付をし、入り口で集合。点呼があり、担当のお坊さんに連れられやってきたのが、国宝瑞巌寺の孔雀の間。じゃじゃん
一般公開されているお部屋ではありますが、普段は廊下からの見学の「孔雀の間」。「はいはい、どうぞ中にお入りください」とお坊さんに促され、まさかの孔雀の間に招かれてまいりました。
ずずずいと前に進み、瑞巌寺の御本尊の菩薩像を目の前で拝観しながら、お釈迦さまと菩薩さまのはなし、伊達政宗はなぜ菩薩さまを瑞巌寺の本尊にしたのか、そしてこの豪華絢爛煌びやかな襖絵の謎などのスペシャルワークショップ。
お坊さんのお話のうまさとおもしろさに魅了され、すっかり本日のメイン座禅会のことを忘れてしまいました。忘れてはいましたが、なくなったわけではなく、もちろん座禅してまいりました。
孔雀の間の前の廊下で座禅です。じゃじゃん。写真は瑞巌寺のフェイスブックからお借りしました。ちなみにこちらの写真、座禅をしている最中にこっそり撮られてたというものではなく、今回座禅の指導をしてくださったお坊さんから「写真NGの方いませんかー?」と確認の上で写真用にポーズをとっております。
禅について、座禅の修行のはなし、座禅の組み方、呼吸法など、お坊さんの面白ネタをはさみつつレクチャーを受けた後、バシっと空気を切り替え座禅がはじまります。
これがなかなか難しい。半目で縁側の1メートルほど前に視線を落とし、鼻からしーっかりと息を吐き切り、鼻から息を吸い、そしてまた鼻から息をすーーーーー………秒で寝落ちしそうに。「座禅の最中いろんな考えが浮かんでくると思いますが・・」と注意を受けていましたが、目が閉じてしまわないよう、ふわっと違う世界にいってしまわないようにするので精一杯でした。
お坊さんに後ろから平らな棒の警策(きょうさく)でバシーっと肩を叩かれる、というシーンはないのですが、もちろんそれを期待してやってきている参加者。休憩の合間にイベント的にバシーとやっていただきました。ちなみに後ろからではなく、両手で肩を抱えるようにして頭を下げ、前から右バシー、左バシーとやっていただきました。思っていたよりしっかり痛かったです。ちなみに座禅の姿勢で股関節も痛くなりました。こんなところが筋肉痛になるなんて。
お話も座禅も、大変貴重な体験でした。
そしてもうひとつ、翌日のことですが、体中の老廃物や無駄なものが全部出たんじゃないかしらと思うくらいお通じがスムーズにすっきり。翌朝と、その次の日にわたりスッキリで、思い当たることは座禅以外なく、いやいやまさかと思いながらも検索してみるといろいろヒットしたので、心だけではなく、身体のデトックスにも座禅効果あなどるべしでした。
掲載写真(2枚):瑞巌寺松島青龍山瑞巌円福禅寺Facebook