ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

黒イチジクの素晴らしく美しいタルトを目の前に考える

 

面白いことが言えるようになるにはどうしたらいいかしら。

他の人に面白いことを言いたいとかではなく、面白いことを思いつきたいんです。なんでしょう、大喜利的な感じの面白いことがパッと浮かぶのって楽しそう。自分が面白ければ満足なのですが、まあ思いつきません。そんなことを考えている時点で、絶対面白いこと思いつかない人ですよね。何かトレーニングとかないかしら。

 

他の人の言うことをそのまま受け止めるにはどうしたらいいかしら。

すごく気をつけているのですが、どうしても先に一旦自分のフィルター越しに考えてしまうんです。他の人の話を聞きながら色々考えちゃうんですよね。いやいやそれはわたしの考えで、この人そんなこと言ってないしとすぐに思い直すものの、はぁまたやってしまいましたとため息です。これをなんとか先に相手のフィルターそのまま通して話を聞きたいと思うのですが、実際のところ、相手の話がまだ続いている時からマイフィルターが作動してるんです。聞くに専念したい。そしてそのまま受け止めたい。なんとかならないものでしょうか。

 

そんなことを、美味しいタルトを目の前において、茶葉がいい感じになるまでの間考えていました。

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美しいビオレソリエス

本日はキルフェボンです。キルフェボン、仙台にもあって良かった。秋だし、マロンクリームのケーキ食べたいなと思ってお店に寄ったのですが、美しいタルトの並んだケースを覗いたら、無花果界の奇跡、幻のブラックダイヤモンドなどと誉れ高い、ビオレソリエス(黒イチジク)の美しいタルトと目が合ってしまいました。

この美人さん、見た目も美しいですが、中身もピカイチでいらっしゃいました。食べ始めたころには、茶葉を蒸らしている間に考えていたことなんかほとんど忘れて、口の中も、頭の中も黒イチジクでいっぱいになっていました。とても美味しかったです。

 

黒イチジクのタルトが胃に収まり、お茶を飲みながらまた「面白いことが〜」「他の人の言うことを〜」を考え、そのあいまあいまに「黒イチジク」が混ざり合い、どこにもたどり着かないままお店を出ました。

次こそマロンクリームのタルト、そしてこのどうしたらいいかしら問題を解決したいものです。