わたしの睡眠時間は比較的少なめで、平日も週末も5時間前後です。基本的にお昼寝をすることもありません。お休みの時にお昼間から宅飲みの末ご機嫌で寝ることはありますが。
学生の頃から変わらずだいたいこんな感じ。前後プラスマイナス1時間以内は心身ともに許容範囲で、睡眠に関しては日常的にはシュッと寝て、シュッと目が覚める(起きずにのそのそしていますが)タイプです。
そんなわたしも、年に2、3回「寝そびれる」ということがあります。「眠れない」と何が違うのかという感じですが、語感的には「寝そびれる」の方がしっくりきます。
いつもだったらすっと眠りに落ちるのに、そのタイミングを逃してしまって、あららと思っているうちに空が白みはじめ(ああ、なんか寝そびれてしまった)と思う日があるのです。
いつも起きるくらいの時間になってようやくほんの短い眠りにつきますが、そんな日はさすがに眠くて眠くて使い物にならない状態です。まあ年に数回のことですし、しょうがないと諦めて、できるだけ他人に迷惑がかからないようにしのぎます。
寝そびれてしまった時、昔は外の様子を眺めたり、本を読んだりしていました。スマホが登場して以降はスマホを眺めたり。そんな感じでやり過ごしていたのですが、眠れない時の最強グッズを手に入れてしまったのです。
数年前のちょうど今頃、ポルトガルへ旅行に行ったときに本屋さんで見つけた本、This BOOK Will SEND YOU to SLEEP <この本はあなたを眠りに誘います>です。
[ビザンツ帝国の行政官僚制度について][インドネシアにおける郵便局の歴史][軟体動物の分類学における最近の動向][銀河間の距離について][眼帯の歴史を振り返る]など。
秒で眠りに落ちそうなタイトルが並んでいるのですが、本当にそのまんまの内容が何の演出もなく文字になっているので、目が冴えてどうしようかなと思う午前3時に読んでもわりとすっと眠りにつけるラインナップです。午前3時に繊維の線密度の測定に関する記事を読んで寝ないでいることの方が難しい、そんな気持ちにれる1冊です。
そんなわけで、読み切る前に眠りに落ちてしまうこともあって、買って2年が過ぎたところですが、未だに読み終わっておりません。
たまにものすごく興味をそそられるものがあったりして逆にますます目が冴えてしまうことがあることもあったりなかったり。「古代世界の朝食」とか、面白かったです。
眠れない時のわたしのお供です。
whostolemysheep.hatenablog.com
今週のお題「眠れないときにすること」