ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

駅名がいつの間にか長くなっていた新天地の駅ビルで「街角ピアノ 上海編」ん?

 

新天地(シンティエンディ)は上海の中心地で観光地のひとつ。1920年代、1930年代の街の中に素敵なレストランやバーなどがいっぱいあり、外国人も多く、英語の通じる街のひとつなのですが、わたしが初めて上海に来た頃にはインスタ全盛期(中国はインスタじゃないやつだけど)もあいまって、いかにも若者受けするインスタジェニック(中国にインスタないけど)なショップやカフェがもりもりの、観光客だけではなく地元の素敵な写真を撮りたい人たちにも人気な街となっております。

「新天地」と見るたびに大阪の「北新地」を思い浮かべるのはわたしだけではないはず。どうでもいいような話ですが。

その北新地ならぬ新天地、この付近に来ることはあるのですが、新天地の駅に来たのがコロナ以前ぶり。引っ越しをしたせいもあって、以前とは地下鉄の路線も違うので、乗り換えるときや、地下鉄に乗っている間もすこし違和感があったのですが、さほど気にせずやって来ました。

そして地下鉄を降りるときのアナウンスを聞いて初めて違和感が確信になりました。「XXXXXX新天地ダオラ」と、新天地にくっついた聞きなれないものが耳に入って来ました。「XXXXXX」って何?

「一大会址・新天地駅」

この新天地にくっついていたのは「一大会址」。「一大会址」の英語表記を見ると「Site of the First CPC National Congress」、日本語にすると「第1回共産党大会が開かれた場所」になるのですが、こんな長いフレーズが中国語にすると「一大会址」。たったの4文字になるってなんてコンパクト。

ちなみに英語のアナウンスでも普通に「Site of the First CPC National Congress, Xintiandi」とフルで言っていました。長いっ

さっそく「駅名変わった」で検索しましたら、昨年7月の共産党創建100年を記念して、6月に駅名の変更があったそうです。

ちなみに先月行われていた党大会は「二十大」。党大会は5年に1度の開催なので100周年だったわけです。どおりで気合いが入りまくっていた・・

改札を駅を出て、駅ビルを歩いていると美しいピアノの音が!

〜〜〜〜〜〜♪

これはもしかしてNHKさん、上海に来ましたか?

あの「街角ピアノ 上海編」でしょうか?NHKの上海スタッフの姿を探してみましたが、ご覧の通りどなたもいらっしゃらないようです。

街角ピアノではないみたい

カメラもマイクも設置されていないので、企画ものではない普通の街角ピアノのようでした。

とても素敵な演奏でした。ごちそうさまです。