ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

雲南省のたび、大理ペー族自治州へ

 

大理石の名前の由来でもある、大理ペー族自治州大理市にいってきました。ペー族自治州と名がつくだけに、中国に住む少数民ペー族(白族)の8割が大理(ダーリ)に住んでいるそうです。大理の人口の割合はペー族3割、漢民族3割、残りは他の少数民族なんですって。3分の2が少数民族

旧市街、大理古城

大理古城は、麗江古城や中国の他のノルタルジックでレトロな観光フォーマットに沿ったオールドタウン。竹筒に入ったドリンクが売られていて、雑誌のカバーなみのポージングで写真を撮る、賑やかな街並み。

みんな上を向いて写真を撮っているので何かなと思ったら、龍の顔みたいな雲

大理に日本人はどのくらい住んでいるのかと聞いてみたところ、いるけれどそんなに多くはないとのこと。大理の人口が62万とのことなので、さほど多くはなさそう。

なんでも地元のテレビ番組に出演した日本人家族がいるそうで、大理を旅したある日本人が、たいそうこの土地を気に入って、家族を呼び寄せて農業をしながら住み始めたとかなんとか。

フルーツがいっぱい

大理は高度によって亜熱帯から乾湿帯まで6つの気候帯があるらしく、年中フルーツがいっぱい。上海で食べているフルーツの多くも雲南省で採れたもの。

行った時期はブルーベリーの収穫期だったみたいで、ブルーベリー売りのスタンドが幹線道路の両側2キロくらいにわたって並んでました。しかも激安。上海で買っているブルーベリーも雲南省産なのですが、10分の1くらいの値段。買って来たかったー。

屋台ご飯、いい匂いだった

9世紀〜10世紀に建てられた崇聖寺の三塔

この3つの塔の後ろは山に向かって寺院が続く。寺院は建て替えられたものだけれど、この塔は破壊を免れた当時のもの。昔は中にも入れたそうだけれど、今は入れない。みんな傾いてる。斜塔といえば、まだピサの斜塔を見たことがないので行きたいっ。

三塔の奥の山の裾野に建つ寺院では、僧侶たちが境内をお掃除していたり、お花を変えたり、ある寺院では朝勤行でお経を唱える声が静かに聞こえてくる中、のんびりと朝の散歩をしてきました。

大理の斜塔

池の水面に三塔が映って6本の塔に見えるポイント

大理の有名人ってどんな人がいるのと聞いたところ、待っていましたとばかりにヤン・リーピン(楊麗萍/Yang Liping)の名前。不勉強で全く知らなかったのですが、知らないことに逆にものすごく驚かれました。

雲南省大理出身、ペー族(白族)のダンサーでコレオグラファー、「中国の至宝」とも呼ばれる中国では知らない人はいない世界的に有名な方。日本にも公演で何度か来日されていました。

家に戻ってからYouTubeで観たのですが、すっごいかっこい。上海で公演があるときには是非とも観に行きたいです。

1986年に自身が振り付けた「孔雀の精霊」の演技で有名になったんですって。

楊麗萍/Yang Liping

www.youtube.com

www.youtube.com

 

次はヤンのオリジンでもある、ペー族の村へ

つづく