雲南トリップのハイライトのひとつ麗江(リージャン)は、3つの世界遺産を持つ街。そのうちのひとつ、麗江の旧市街「麗江古城」に行ってきました。
古城といってもオールドキャッスルではなく、オールドタウンの方の古城。8世紀頃にこの地にやって来た納西族(ナシ族)によって建設された壁に囲まれた旧市街地です。
壁の中に今も建つ4000を超える住居たちを眺めてみようと丘の上へ。
このあとまだまだ登り、さらに建物も4階建でゼイゼイ。ちなみに麗江の旧市街あたりは標高2400m。普通にしている分にはなんともないけれど、階段を上がるといつもより息が切れる気がするような、しないような。
建物の窓からの景色を撮りたくて窓ポジションの空き待ち。エライ長い間きゃっきゃしているカップルがいて、どんな景色を撮っていると覗いてみたら景色は一切なく自分たちの写真を撮ってました。そしてその場でどんどん加工設定をしていく。さすがです。
世界遺産の街!
麗江古城への入場は数年前までは有料だったけれど今は無料。入り口でスマホで名前や身分証明証の登録が必要なのですが、いつものことですが外国人はパスポートでの認証ができず、係の人に声をかけたら「あ、そのまま入って入ってー」と何もせず入場できました。
麗江ふたつ目の世界遺産は、ナシ族独自の言語の東巴(トンパ)文字です。
トンパは象形文字!かわゆい
それぞれの少数民族は中国語(普通話)の他に、独自の言語も使い続けているのだけれど話し言葉だけでなく書き言葉も使用されているのはすごく貴重みたい。しかも象形文字ってレアすぎる。多くの少数民族は、文字にするときは漢字に置き換えているらしい。
「ナシ族のおばちゃん」と書かれた看板、漢字の上にはトンパ文字。
「ナシ族のおばちゃん」はお漬物屋さんだった。息子氏のキメ顔
この後、同じ雲南省の大理ペー族自治州にも行くのですが、ナシ族の文化は世界遺産に登録されているのにペー族は世界遺産に登録されていないのは、この文字が残っているかどうかなどが大きな違いなのだ(ドヤ)と、ナシ族のガイドさんが言っていた。
と、いろいろ書きましたが、麗江古城自体は中国の観光フォーマットにどっぷりとはまっている観光地。旧市街にはナシ族は住んでいないそうで、都会からやってきた漢民族がオーナーの、観光に特化した街となっておりました。ナシ族のいないナシ族の都。
本気度の高い写真撮影を楽しむ人々
少数民族の衣装(しかもナシ族ではないものも多数)のレンタルショップ+メイクショップがあります。人気店はレンタル品が全部出はらい、マネキンも脱がされていた。
友だちや家族に写真を撮ってもらう人もいれば、カメラマンを雇って本気写真を撮っている人。麗江は女子旅も多かったです。大学生や社会人の女の子のグループがたくさんいました。日本も浅草とか京都とか、浴衣女子たちたくさんいるのと同じ感じ。みんな楽しそうでかわいい。
夜は夜で写真を撮られよ!と言わんばかりのライティング
夜ごはんは、旧市街にある評判の良さそうなお店にやってきました。少し遅めに来た(中国の人たちってわりとピークタイムにばっちり食べるので、時間をずらすと待たずに入れることが多い)のですが、さすがに連休中の観光地、9時近くに来たのに20分待ち。
ここのお店
20分待ちとは言っても観光地なので、番号の紙をもらって近くをふらふらしているだけでも楽しい。そろそろかなと戻り、お店の前にある椅子に座ってあと5組だね、と話していた時に・・
まさかの停電
この区画だけ電気が落ちたみたい
5分くらい待ったけれど復活しそうになかったので、あえなく退散いたしました。あと5組だったのにー。
こういう時って、食べてる人たちのお会計ってどうなるんでしょう。電気が落ちたら会計できないのかな。気になります。
つづく