ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

老舗の和菓子屋さんで、仙台ならではのかき氷「づんだミルク」|村上屋餅店

 

仙台ならではのかき氷をお一皿。となればやはり緑のスイーツ、ずんだでしょう。煮た小豆をお砂糖で練りながら炊き上げたものが「あんこ」ですが、この小豆を枝豆に変えたものが「ずんだ」です。ざっくり。

今では仙台土産の定番ラインナップの一角を担う「ずんだ」ですが、枝豆とあって昔はお盆のこの時期に食べられるものだったそうです。

今回はずんだのかき氷が食べられるという、仙台の老舗、創業明治10年の「村上屋餅店」に行ってまいりました。一般的には「ずんだ」で知られておりますが、昔からあるお店では「づんだ」の表記の方が多いそうです。

お昼ころにお店に到着。ちょうど客が引いた一瞬の隙間だったようで、最初はわたしひとりきりだったのですが、あっという間に店内の席(あと2組)も埋まり、和菓子を買いに来る客は途切れることなく次から次へ。

餅は餅屋ということか、店内でお召し上がりの方も、お持ち帰りの方もみなさんお餅をいただいていました。店内のうち1組が大学生の男子4人組、もう1組がふたり連れのおそらく大学の先生だったのですが、6名の男性それぞれがここのイチ押しメニューであろう「三色餅(づんだ・ごま・くるみ)」を、うまうま言いながら召し上がっている姿はちょっと可愛らしくもありました。

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餅屋!でもわたしはかき氷

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ちいさなお店です

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3分後には、切れ目なしにお客さんが

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そしてわたしの「づんだミルク」

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上から見ても横から見ても、コロン

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づんだ餡は上だけじゃなく下にもたっぷり

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本当にウマイ by バナナマン(のどっちだろう?)

湯飲みが2つ写っている写真、最初は冷たいお茶をいただいたのですが、かき氷が半分にさしかかろうとするころ「そろそろ口の中冷たいですよね。あったかいお茶どうぞー」とお店の方が温かいお茶を出してくださったのです。んんん〜しびれるお心遣い。

お店の方と、次々と入れ替わるお客さんとのやりとりを楽しく見ながら、そして隣で餅をうまうまと頬張る男性たちを横目に見ながらいただく仙台ならではのづんだミルクは絶品でした。

仙台かき氷、6皿目。ごちそうさまでした。

 

仙台七夕まつり、も

 

仙台七夕まつり」は、毎年8月5日の前夜祭の広瀬川での花火まつりから始まり、6・7・8日の3日間に行われ、街中が色鮮やかで豪華絢爛な七夕飾りで埋め尽くされます。普段は人混みができることのほとんどない仙台の街が、おびたたしい数の見物客で埋め尽くされます。

仙台の中心部のメイン通りはアーケード街となっていて、そのアーケード街に七夕飾りが並びます。アーケードの中に詰め込まれるだけ詰め込んだ七夕飾りと、ぎゅうぎゅうの人混みで、普段だったら徒歩10分で行くところに1時間かかるくらいの大混雑となります。

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地下鉄の駅3つ分ほどの距離、太いピンクの通りがアーケード

仙台のアーケード街と横丁マップ完成!歴史やおすすめのお店も紹介 | 仙台南つうしん

 

そんなわけで期間中は、日常生活の中では七夕飾りと人混みを可能な限り避けて歩くようになるため、最後にまともに七夕飾りを見たのはもうずっとずっと昔のこと。

そして今年は七夕まつりもお休みです。

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アーケードには「また来年!」の横断幕

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お店ごとに小さな吹き流しが飾られてました

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三越の彼も七夕飾りと

ちなみに、仙台七夕ご当地ソングも存在し、この時期になると街中やデパートの中でよくかかっています。今ではわかりませんが、子どもの頃はこの「七夕おどり」と「ドラえもん音頭」が、仙台の2大盆踊りソングでした。これを歌っていたのが島倉千代子だと知ったのは最近の話。いやいや、びっくり。

youtu.be

www.sendaitanabata.com

 

パティシエの作る五感にキュンとくるかき氷|セルノー・ドゥ・ノワ

 

地元のオーナーシェフがお届けするパティスリーのかき氷第2弾。今回は一番町にある、フランスのかわいいケーキや焼き菓子たちがならぶ「セルノー・ドゥ・ノワ」にいってまいりました。クロワッサンも美味しいみたい。

店名の「Cerneaux de Noix(セルノー・ドゥ・ノワ)」は日本語で「くるみの実」という意味ですが、由来は何だろうと思ったら、オーナーの父親が地元の亘理で「クルミの木」という洋菓子店を経営されていて、職人魂を引き継ぐという意味も込めて名付けられたそうです。おいしい、かわいいもの達が継がれていくって、ステキ。(参照:仙台カフェ・パティシエ&調理専門学校

では、さっそく。

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いちごみるく

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全景

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食べてる途中もかわいい

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とろろんとしたシロップが絶品

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後半はみるくでいただきました

ふわっふわの氷と、とろとろのシロップ。甘酸っぱさがしっかりと美味しく、甘いだけじゃないところにこだわりを感じます。途中からはみるくで甘酸っぱさに甘さをオン、とろみも増しで、どこを切り取っても至極のヒトサラ。とろみのあるかき氷なんて今まで食べたことないっ。しかも、食べかけの状態ですらかわいいってどうしたらいいでしょう。五感にキュンとくるかき氷です。

大変美味しくいだたきました。

 

【余談】セルノー・ドゥ・ノワは、2018年11月にオープン。場所はあの「かに八」(って仙台の人しか知らないと思いますが)です。その年の春に仙台に帰ってきた時に「かに八」が閉まっているのを見て大ショック、大変心を痛めておりました。昔からいろいろな特別な時に使っていたわたしのかに八…。と思っていたら、広瀬通にあるホテルの地下にお引越ししたそうです。ホっ。

 

わらび餅パフェを食べながら

 

今日で7月がもう終わるだなんて信じられない。と、毎月言っているような気がしますが、今月はとくにそう思います(と、これも毎月思う)

今月の仙台、雨の降らなかった日が7月3日の1日しかなかったそうです。たったの1日。貴重な晴れの1日、何をしていたのかと振り返ると、カズノリイケダのふわふわエスプーマのアカグマかき氷を食べていたようです。我ながら有意義で、充実した晴れの日使い方、大変満足です。

こう雨が続いて気温があがらないと、かき氷気分はまったく上がらず、結局2皿しか食べられなかった7月。代わりといってはなんですが、わらび餅パフェを食べました。

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わらび餅パフェ|太郎茶屋鎌倉 仙台上杉店

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ひっそりとした店内、瞑想?妄想?にふけりそうになる

それにしても、1ヶ月のうちたった1日しか晴れなかったとはなんたることかと思ったら、2017年には、83年ぶりに記録を更新し連続降水日数36日という年もあったようです。それと比べたらまあ今年の仙台の7月もこれでもよしとしましょう。

日曜には梅雨明けのよう。太陽っ

 

最近気になっていることを3つほど

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6月から咲き始めるタチアオイ、下から順番に咲いていき、てっぺんが咲く頃に梅雨が明けると言われているけれど、仙台のタチアオイはまだまだ梅雨模様。

先週撮った写真なので、今頃もう少し咲いているハズ。そして梅雨明けに近づいているハズ。歩くたびに、上まで全部咲いていないかなと気になっています。

 

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しっくりくるまくらはないものかと探しているところです。

好み的には柔らかめのまくらを3つくらい重ねたいのですが、これってあまりよくないと方々でみるので…。で、実家にお世話になるのを機に、まずは3段から少し硬さのある2段に、そして硬めの1段へと変えてきたのですが、いまひとつなのです。

そんなところに、本屋さんで販売されるまくらをよく見かけるようになりました。寝転がって本を読む習慣のあるかたをターゲットにしているのでしょうか。

 

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3日目 → 10日目 → 今は…

特に気になっているのは上の落し物。今は10日目の写真からさらに1週間ほど経っているので、初めて見たときから半月以上が経っています。

持ち主は現れたのか、雨にずっと濡れたままなのか。そして中身はなんなのか…。

 

テイクアウト?テークアウト?まさか、テェクアウト?

 

地元の新聞会社「河北新報」のオンラインニュースを見ていると、気になる表記がありました。「takeout」のカタカナ表記です。今まで特に気にしたことはなく、当然のように「テイクアウト」だと思っていたのですが、まさかの「テークアウト」

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どうした河北新報、と思い「河北新報 テークアウト」で検索すると、もしもしお間違いではありませんかとグーグルから検索ワード修正のお声がかかります「もしかして:河北新報 テイクアウト」。やはり「テイクアウト」が正しいのか。

「テイクアウト」と「テークアウト」表記が混在しているようです。それでいいのか河北、と国内の大手新聞社5社も見てみると、どこも「テイクアウト」多めの「テークアウト」も混在といったところ。

むむむ、気になります。テレビはどうなのでしょう。とりあえずNHKで検索したところ、2015年2月の第1388回(←長い歴史)放送用語委員会で、それまでの「テーク」から「テイク」への変更が決定されているようでした。

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日本語の発音に関する調査(音声認識調査)抜粋

参照:https://www.nhk.or.jp/bunken/research/kotoba/pdf/20150601_5.pdf

NHKの用語班(用語班ってなんかすごい)が、このような調査もされているんですね。なるほどー。ということで、基本的には今は一般的にはどちらも許容だけれども、将来的には「テイクアウト」の方向になるのでしょう。

すると、チョコレートも再びチョコレイトになる日が来るのかしら。永遠のループか…

*ちなみに、一般的なアメリカ英語のルールでは、動詞は「take out」、名詞は「takeout」、形容詞は「take-out」となります。

 

一件落着〜というところに、斜め上からまさかの・・・

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テェクアウト

そうきましたか。言葉っておもしろい。