8月の終わりからしばらくの間、せっせとイチジクを買ってはイチジクの甘露煮を作り続けた我が家(作るのは母)です。その後、キウイを煮たり、ラフランスを煮たりをさらっと挟み、今のシーズンは「紅玉」です。
イチジクと同じく、紅玉もいつでもどこのお店にも置いてあるというわけではないタイプの果物。他の地区では知りませんが、このあたりでは秋に大きめのものが出てきて、一旦姿を消し、12月に少し小さめなものがちらりほらりと再登場します。どういうシステムなのでしょうね。
そんなわけで、出かけたついでに気になる青果店に顔を出し、紅玉があれば買って帰る、そして母が煮るというのが我が家の流れ。
シナモンをかけて食べても美味しいし、パイのフィリングにしてもよし、ヨーグルトにかけても美味しいし、このままワインのアテにしてつまんでもOK。紅玉の煮たのんって最強です。
紅玉ってお店のセンターを飾る品種ではないので、お値段が書いてないこともままあります。
「いくらですかー?」と声をかけると、どこのお店の方も、値段を言いながら、あるアクションをするのですが、さて、どんなことをするのでしょう?
1)りんごのおしりの部分を見る
2)表面をコンコンと叩く
3)表面を見る
4)ツルの部分を見る
正解は、2番の「表面をコンコンと叩く」です。
リンゴの選び方を検索したら、1、3、4番が出て来たので、きっと全部正解なんだと思います。意味なく質問してすみません。
おそらくお店の方も、リンゴを手に取りながら、全体的に見たうえで「コンコン」しているのだと思います。
「コンコンして、どうなると美味しいリンゴなんですか?」と聞いたら、「高い音がするのが美味しいやつですよ」とおっしゃってました。モソモソしてしまう、密度の薄くなったリンゴは、高い音でコンコンとならないんですって。
「でも、たまにいい音でもモソモソすることもあるから、その時は交換するから持ってきてー」と。(おやおや?コンコンの意味?!)とわたしの心の声が、おじさんの耳に届いてしまったようで、お店のおじさん「あはははははー。ま、そん時はいつでもいいから持ってきてよ」と笑ってごまかしていらっしゃいました。そして買った8個のリンゴ全て、結構念入りにコンコンしてました。
紅玉以外のどの品種もコンコンしたらいいらしいです。わたしもこれからコンコンすることにします。
今年最後のブログとなります。今年も1年間読んでいただきまして、誠にありがとうございました。また、うっかり立ち寄ってしまった方も、ここまで読んでくださってほんとうにありがとうございます。
どうぞみなさま、心穏やかに年の瀬をお迎えください。