街で出会う景観のなかで「これには目がない」というもの。それは、「ツタの絡まる建物」です。
甲子園のような大きな建築物もよいですが、ツタの絡まるのが家だったりするとなお好みです。絵本の中にでてきそうな、ロマンチックとミステリーのかけ合わさった、雰囲気のある建物。「ツタが絡まる」状態になるまでの年月に思いをはせる、ぐっときます。見かけるとついつい覗き込んでしまいます。
ぱっと思いつく、乙女度もときめき度も高い、ツタの絡まるおすすめ物件といえば、京都の銀閣寺の近くにあるこちらの建物です。1階が「迷子」、2階が「ゴスペル(GOSPEL)」、屋号からして乙女。ゴスペルは公式のサイトがなかったので、迷子のツイッターとインスタグラムから引用させていただきます。
ツタ物件マニアの方々の中では有名なランドマークのひとつです。冬の枯れたツタも枯れ感にしびれますし、緑もしゃもしゃの季節も最高。
わたしもできることならツタの絡まる一軒家に猫と犬と住みたい。そんな願望が捨てきれずにおります。実際には、生命力の強いツタたちにいったん絡まれるといろいろ大変なことになるようで、ちょっと検索するだけで、夢の成れの果てといいますか、ツタを放置して恐ろしいことになった画像などがたくさん出てきます。ツタ物件の理想と現実、ツタの絡まる家にお住まいの方に一度じっくり伺ってみたいものです。
仙台の街中を歩いている時にもたまにツタに絡まれた家、もとい、ツタの絡まる家に出会うことがあります。個人宅の場合は、ほとんどが空き家のようです。先日見つけたツタ物件、とってもステキでした。
こうしてみると、一軒家もいいですが、ツタを絡めるのなら二階建ての方が素敵かもしれません。
ツタ物件、求ム