今週のお題「わたしのプレイリスト」
わたしのプレイリストの中で一番再生回数の多いのは、たぶん以前もブログにしているこの人たちでした。アルゼンチンのブエノスアイレスで活動している3人組のパワー系アコースティックバンド Los Monos de la China(ロス・モノス・デ・ラ・チナ)のプレイリスト。
しっかり作り込んだプレイリストというよりは、Bandcamp(バンドキャンプ)という音楽配信・販売アプリから、無料配信していたカバー曲や、オリジナルのアルバムを購入してダウンロードしたものが原型です。気がついたらいろいろと放り込んでいて、そこから特に好きじゃないのは外して今の形に収まったプレイリストです。
ロス・モノスは、自分たちのことを「アコースティック・パワー・トリオ」や「パワー・フォーク」と呼んでいるように、2本のギター、カホンと呼ばれるペルーのドラム(というか木の箱)、そして3人の声、というこれ以上ないシンプルなアコースティックのフォーマットながら、パワフルで分厚いサウンドがかっこいいバンドです。シンプルでパワフルなサウンドに乗っかった3声のボーカル・アレンジに痺れます。
ロス・モノスのバンド名は英語にすると「The monkeys of China(中国モンキーズ)」という意味ですが、おそらくイギリスのインディーズバンド Arctic Monkeys(北極モンキーズ)から発想を得たのだろうと言われています。(カッコ内はどちらも直訳)
中国の部分に関してはよくわからなかったのですが、英語で「さっぱりわからない/ちんぷんかんぷん」のことをギリシャ語が難解な言葉だというところから It's all Greek to me(わたしにとってはギリシャ語みたいだわ)という表現があるのですが、これをスペイン語では Me suena a chino(わたしにとっては中国語みたいだわ)というのです。そんなところから—なんだかわからないけどすごいオレら—みたいな意味ではないかなーというのがわたしの勝手な解釈なのですがどうでしょう。知らないけど。
今回は貼りませんでしたが、彼らのカバーものも秀逸です。ビートルズやレディオヘッドなどいろいろあります。わたしのプレイリスト的には、カイザー・チーフス(Kaiser Chiefs)の「Never Miss a Beat」とブルーノ・マーズ(Bruno Mars)の「Looked Out Of Heaven」のカバーが気に入っています。
本日貼ったYouTubeの動画は、こちらの3曲。
#1 La Voz <ザ・ボイス>
#2 Empanadas <エンパナーダ>
#3
ブエノスアイレスは昨年半年以上にもわたる厳しいロックダウン措置をとっていたのですが(現在も再ロックダウン中)、3曲目は昨年5月のリモートライブ動画です。選んだ曲のチョイスがまたいい感じにロス・モノスっぽい。2曲目のエンパナーダは、南米みんなの国民食ミートパイのことです。
その他、YouTubeチャンネルにもフルアルバムやライブ映像などいろいろあります。