少し前から用事で東京に来ているのですが、東京へ向かう日、今年最後の仙台かき氷をいざ!と思いそのヒトサラに選んだのは、仙台発のとっても素敵なフランスの素敵なお菓子が並ぶパティスリー「カズノリイケダ」がこの8月にオープンさせた新店 masion coelacanth(メゾン シーラカンス)。
フランスのお菓子たちをメインにした既存店とは違い、新コンセプトのメゾンシーラカンスは、オーナーシェフの池田氏のご実家の和菓子屋さんとのコラボのバターもなかや、カヌレ、エッグタルト、バインミーなどが並ぶ、カフェ&バーを併設したお店。
オープン以来、メゾンシーラカンスのかき氷がSNSに現れはじめ、見ているだけでもうっとりなかき氷たち、わたしも食べたいー。エレガントな風格漂うその姿、これを食べなければこの夏を終われない。
今年の仙台かき氷、メゾンシーラカンスで<fin>とさせていただきます。
なんだかAIで喋り出しそうなシュールなシーラカンスのサインボードが気になるメゾンシーラカンスは、南町通りにある1号店、kazunori ikeda individuel (カズノリ イケダ アンディヴィデュエル)のすぐ近く、仙台駅側に1ブロックお隣りのブロックです。
落ち着きのあるお店のなかにずらりと並ぶケーキ、パフェ、ノンアルコールカクテルなど気になるものがいっぱい。気持ちをもっていかれそうになりますが、今日はかき氷です。
SNS登場率の高かった(わたし調べ)かき氷は「シトロエンミエル」と「フレーズ」、わたしは……悩むわー。シトロエンミエルも心惹かれます。「ラムあずき」のラムには惹かれるのですが、あずきがなあ。あずき以外のペアリングを希望。
散々悩みに悩んで決めたのは「アールグレイ」のかき氷。説明に「コンフィチュールもたっぷりで紅茶感◎」とあります。ん〜気になります。カズノリイケダのアールグレイのかき氷や如何に!
オーダを済ませ、新しいステキな店内や、うわさの「イズニーバターもなか」を覗いたり、ワクワクしながらかき氷の登場を待ちます。
すると、オーダーをとってくださった方とは違う方やってきました。ん?
なんと、わたしが写真を撮ったこの上のかき氷の乗ったメニュー、何かの手違いでわたしのついた席にだけ紛れ込んでしまったとのこと。確かに、隣りや向かい側に置いてあるメニューを見るとこちらがメインの模様です。
メインメニュー、すっかり衣替えしていました。……ということは、かき氷はもう終わってしまったのですね……?(はい!)
心から申しわけなさそうに謝るお店の方。いやいやいや、ぜんぜんぜんぜん大丈夫ですー。(せっかくお越しいただいたのになんたる失敗、本当にすみませんー)という吹き出しが見えるくらい真摯に謝るお店の方に、なんか逆にこちらの方がすみませんな気分です。
が、しかし、気分はすっかりラストかき氷だったのものですから、今から和栗のモンブランやもなかの口にはならないのです。どうしようーと思ったものの、やっぱりどこかでかき氷にしようと思い、お店の方にまた来ますねと立ち上がろうとすると、「よろしければジェラートを味見していってください!是非ともー」とおっしゃるので、、、
ありがとうございます。ここのテーブルだけ衣替え前のメニューが置かれてしまったという不幸なミスとはいえ、こんなステキな対応されてこちらこそ恐縮です。味見していってくださいなんて謙虚な言い方、わたしできるかな。できるように心がけたいと思います。本当にありがとうございました。
しかも、しっかり自分の食べたいフレーバーを選ばせていただきました。下はピスタチオ、上はカヌレ・ド・ボルドーです。エレガントな味で「美味しい!!」というよりも「美味しゅうございます(にっこり)」な美味しさ。
またパフェかケーキを食べに来ますね。ほんとうに美味しかったです、ごちそうさまでした。