市の広報から「2日ほど気温が下がります!」とお知らせがあって、何度になるんだろうと見てみたら32度とかそんなんでした。たしかに、40度の日々から比べたら・・。雨が降ったりやんだりしているのむっしむしですが。
ジリジリでもムシムシでも、暑いとかき氷が食べたくなります。ちなみに、上海で一般的にかき氷と呼ばれるものは、こういう感じ。
選べるフルーツティーやジュースにトッピングのひとつのように氷がごしゃっ、そこにトッピングでフルーツ、タピオカ、芋圆(タロイモ団子)、豆、ゼリーなどなどが入っています。なんやかんやとオーソドックスな小豆(こっちでは紅豆という)が一番人気のような気がします。
次に多いのは、台湾や韓国系の今時かき氷。氷になるベースそのものに練乳やチョコレートソース、抹茶ソースなどがミックスされていて、そのミックスを凍らせたものを氷のように削るタイプのかき氷。シャーベットやアイスを削って食べる雰囲気のあれです。
日本のかき氷のような、「氷+シロップ」タイプのかき氷は、意外と見つけられません。あの日本でおなじみの「氷のれん」はちょくちょく見るんですけど。
やっぱり馴染みのある、日本のザ・かき氷を食べずに夏は越せない。
あっつい中、傘(マイ日傘が見つからず、一応雨天両用だけど雨用で使っている傘)をさして行ってきました。日式スイーツを掲げているお店、「申井冰店(シェンジン氷店)」です。
上海市内に6店舗もある甘味処で、今回行ってきたお店は南京西路(ナンジンシールー)の駅からちょっと歩いたところにあるお店。
写真に写っているお店の2階は民家のようですが、上半身裸のおじさんが窓辺で涼んでいました。いい具合に腕しか見えていませんが。
10人もはいったらいっぱいになりそうな小さなお店。中国のお店に行くと、店名が額に入って飾られているのをよく見るのですが、ここにも飾られていました。日本の暖簾的なものなのかなあと思っているのですが、調べてはいません。
中華スイーツもいろいろありますが、わたしのお目当はお店の今月の1番人気(アプリの大众点评調べ)、ライチのかき氷「荔枝自由冰」です。ちなみに、2位はスイカ&グアバ(西瓜芭乐)、3位はストロベリーボーボー(草莓啵啵)でした。ボーボー?
去年、おととしと、いろんなかき氷屋さんに行きましたが、ライチのかき氷を出しているお店は初めてみるような気がします。楽しみ。
かわいいは正義と言わんばかりの見た目のプレゼン力。そしてなんと言ってもライチ、うれしい。さらに、かき氷の中に中華スイーツという驚き。このあたりがこのかき氷のハイライト。
肝心の氷はちょっとゆるく、氷の食感や、氷に合わせた時のシロップやフォームミルクのバランスなどは、改善の余地ありといったところ、来年の夏に期待です。
とは言っても、小さな雰囲気のあるお店で食べる、あのフォルムのかき氷、しかもかわいい、楽しく堪能してまいりました。