ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

小さなお店「阿拉馄饨」で食べる担々麺、今がピーク上海の花粉症はプラタナスのフワフワ

 

どこかカフェに寄って帰ろうと歩いていたら急に担々麺が食べたくなったある日のこと。

BaiduMaps(グーグルマップのようなアプリ)に担担面と入れて一番近くでヒットした「阿拉馄饨(Ālā húntún / アーラーワンタン)」に行ってみることにしました。

「阿拉」は上海語で「私たちの」みたいな意味らしい。(上海語がわからないので確かではない・・)「俺のフレンチ」とか「俺のイタリアン」とか、あんな感じでしょうか。「俺のワンタン」ワンタン屋さんですが、まあいいか。担々麺がなければエビワンタンを食べよう。

地図上ではこの辺を指しているのですが、ぱっと見見当たらず。

行ったり

来たりあ。これか。

あまりにもお店感がなくて気が付きませんでした。確かにA4用紙に一文字ずつ「阿」「拉」「馄」「饨」と書いてあります。ここ?ほんとに?

この辺りはフランス租界ということもあり、古い洋風の建築も多く残るエリア。お店のある武康路とすぐのところでクロスしている安福路には素敵なショップやカフェが多く、若い人たちはもちろん外国人も多く集まるエリアなので、そういう感じのワンタン屋さんを勝手に想像していました。が、どう見ても「そういう感じ」ではない。

やっぱりカフェにしようかなと思って一瞬通り過ぎようかとも思いましたが、そういう感じではないならどういう感じなのだろうの好奇心が勝り、お店のドアを開けてみた。

狭いお店の中は、4人がけのテーブルが1つ、2人がけのテーブルが4つ。2人がけのテーブルには3人座る感じ。奥にキッチンがあってワンタンや麺類はそっちで茹でているみたい。お店の奥側には薬味が入っているボウルと、飲み物の冷蔵庫。

午後1時くらいだったのもあり、ランチタイムもちょうど一息というタイミングなのか、いつも空いているのか、いずれにしてもあまり混んでいませんでした。

ワンタンいいなと思いながらも、やっぱり担々麺を食べることに。上海の食事は他の地方に比べると辛くはないのですが、それでもすごく辛いお店にあたることもたまにあるので、お水もオーダー。担々麺を待ちます。

できましたー。

担々麺とお水。半分に切ったゆで卵つき。辛味はテーブル調味料で調整するみたい。麺の上の肉味噌と、麺の下のタレを麺にぐるぐるからませます。

かき混ぜました。

かき混ぜている間にどんどんとお客さんが入って来て、どんどん相席に。わたしの席ももちろん相席。気がつけば、お店の奥から折りたたみ椅子まで出て来ているテーブルもありました。

ごちそうさまでした!味はごくごく普通、美味しくいただきました。

お店を出ます。

2月ころから悩まされていたプラタナスの花粉症。もう終わるはず・・と3月も4月も思っていましたが、いつまでも終わらないどころか、最近どんどん症状がひどくなってくる・・。顔がかゆくてキーっとなります。

上海のプラタナスの黄色いフワフワ綿毛のピーク、4月から5月でした。ショック。

この界隈はプラタナスの並木通りが美しいエリア。そんなわけでプラタナスのフワフワががひときわ多い。道路や歩道が黄色くそまる上海のこのシーズン。

にっくきフワフワ