緑豆(りょくとう)はムング豆とも呼ばれているあずきのような緑のお豆さん。モチモチとしたタイプの春雨ではなく、コリコリと歯ごたえのあるタイプの春雨(緑豆はるさめ)にも使われています。
中華圏では緑豆湯(リュウドータン)とか緑豆沙(リュウドーシャー)などと呼ばれる緑豆をつかったぜんざいやおしるこがよく食されています。
緑豆は体の熱を取るので特に夏に好まれています。水分代謝を促す効能もありむくみ対策にも熱中症対策にもなる夏の定番スイーツ。中華スイーツっていろいろちゃんと意味があって面白い。
ちょうど夏至のころ(今年の夏至は6月21日だった)にリュウドーシャーを箱でいただきました。夏至のタイミングでこのチョイスというところがとってもチャイナ。
パッケージにある「蓮子緑豆沙」の蓮子(リエンズ)は蓮の実、これも中華圏でおしるこやかき氷によく入っています。こちらもカリウムが豊富なので、むくみ対策にもよいみたい。
ちなみに蓮の実で画像検索するとシャワーヘッドの穴が大きい感じの気持ちの悪いのが出てくるので、苦手な方は検索するべからず。
パッケージの「蓮子緑豆沙」よりも大きく緑の字で書かれている陳皮(チェンピー)とはマンダリンオレンジの皮を干したもの。漢方薬にも使われるもので左下のパッケージ側面の写真に「五年陳皮」とあるのですが、古いものほど薬効に優れているようです。
その他にもクコの実や松の実なども入っていて、とにかく体に良さげな薬膳スイーツ。ほんのりあまいのですが、あまあまではないのも中華スイーツの好きなところです。
夏のスイーツですが常温で食べるの中華風。なんなら夏でも熱つめを好むひとも多いので、デリバリーでは「冷」か「熱」を選べるところがほとんど。
夏の暑い時期にはスーパーにもずらっと。
では実食。
よそい直さずにカンカンからそのままのせいか、汁の分量が多めなのでパッケージの写真のようには映えず。でも期待を裏切らないやさしい甘みと、いろんな良さげな実が良い感じ。
器に移して白玉とか入れたら、それはもうお店。とブログを書きながら思った次第。そんなわけでスーパーで冷凍の酒醸団子(甘酒白玉てきなもの)をポチッとしました。次はこれで。
梅雨も明けて、本日も外は37度。中華スイーツに癒されようと思います。