ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

四菜一湯|福建土楼その1

 

和食の基本に「一汁三菜」がありますが、中国には「四菜一湯」という食文化がある。おかずが4品に汁物1品。中国の方がおかずが一品多い。気になるけれど、今日のブログは食文化ではなくて、福建土楼のはなし。

福建土楼とは、福建省の山間部に見られる木材と土壁で建てられた集合住宅。現在46棟が世界遺産に登録されていて、そのうちのいくつかは観光客にも開かれていて、宿泊ができる土楼もある。そして土楼の多くは今も普通の住宅として人が住んでいる。

福建土楼は広範囲に点在するので全部を一度に見ることはできない。わたしが行ったのは南靖土楼(Nanjing Tulou/ナンジントゥロウ)という廈門(アモイ)から車で2時間半くらいのところにある山の中の土楼。

すれ違う車もない、バナナとお茶と煙草が採れる山をぐるぐる登って行く

突然車が現れる。平日だったのでこんな感じだったけれど、SNS情報によると週末や連休は大渋滞らしい。中国の観光地の渋滞はほんとうに凄いことになるので平日に行けてよかった。

この展望台から見ることができるのが有名な土楼群「田螺坑土楼(Tianluokeng Tulou/ティエンルオウケン・トゥロウ)群で、「四菜一湯」と呼ばれている5つの土楼。

土楼はいわゆるアパートのような集合住宅で、四角や円形といった形をしている。見ると本当にニックネームの「四菜一湯」っぽい。

円形の土楼が4つと、四角の土楼が1つ

みんな記念写真

3階建ての円形タイプ

手前は四角タイプ

入り口

四角の土楼の中

1階はキッチンなどの生活の場

2階と3階は居住エリア

集合住宅というか、共同生活をしている長家のような感じ。観光客相手の仕事をしている人もいるけれど、ほとんどの人は山でバナナやお茶や煙草を育てているそう。

手巻きの煙草も売っている

マオ氏もいる