皇居の北の丸のお堀沿いのこの謎ビル。東京メトロ東西線竹橋駅直結だし、なんと言っても皇居の近くなので謎ビルというわけではないのだろうけれど、いやでも目につくこの白いドーンという構造物は気になる。
新宿駅西口のロータリーにある巨大な換気塔(再開発でなくなるのかな?)のようなものかなとも思ったのだけれど、それにしては大きすぎるだろう。ビルより背が高いし。
1966年竣工のこのオフィスビル、日本近代建築の傑作のひとつとして、その後のオフィスビルの原型になったのだそう。ちなみにこちらは毎日新聞社の東京本社。毎日新聞といえば、前身は東京日日新聞。「にちにち新聞」って冗談みたいでかわいい。
毎日新聞社とその関連会社がはいるビルなので、ビルの名前は「毎日新聞社ビル」なのかなとおもいきや「パレスサイドビル」だった。確かにパレス(皇居)のサイド(傍)だ。
ビルの1階と地下は飲食店が入っているので、関係者じゃなくとも入ってよいビル。ということで、あの気になる白い円柱のような建物を見学しこようと思う。
宇宙船みたいなことになっていた
エレベーターホールだった。そしてこの手前にあるのは
エレベーターのボタン(ぼけちゃった)
なるほど。そういう仕組みになっているのか。オフィス棟と比べてこの白い円筒の方が高いし上部はどうなっているのだろうと検索して出てきた画像がこちら(★三幸エステート)
円筒にはトイレも標準装備らしい(★コア東京Web)
最近は散歩中にオーディブルで新庄耕の『地面師たち』シリーズを聞いていることもあり(この時は『地面師たち ファイナル・ベッツ』を聞いていた)、皇居脇のこれだけの土地を手にいれるのに毎日新聞はいくら払ったのだろうとか、それはもしや・・とかいろいろ考えてしまった。
ちなみに毎日新聞の発行部数は読売に次いで国内2位なのだそう。
レストランフロアには素敵な鯉のぼり
早く見ておかないといろいろ再開発の名の下に消えてしまうものがたくさんある。パレスサイドビルもなくなってしまったりするのか・・昭和のビルたち、今のうちに行っておかなくちゃ。