ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

ヒツジを見つけたらご連絡ください

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かわいくて、穏やかそうなヒツジたち。人間の顔(というよりは、主にはエサをくれる人)をも見分ける賢いコたち。

年始のWOWOWプレミアで、BBCの番組で農場の動物たちのドキュメンタリーを三夜やっていて、内1晩がヒツジメインの日。可愛かったなー。仔牛の日と、豚の日も可愛かった。

イギリスの番組なので、ちょいちょい挟まれるジョークがなかなかブラック。それを真面目にそのまま吹き替えているので、笑っていいのか、笑っちゃダメなのかみたいに仕上がっていたのもツボでした。

道端で見かけたこのヒツジ。この寒さで震えているんじゃないかしら。 

 

「バッテリーの交換修理」メッセージが!MacBook Air Early 2014の巻

オキナワたびブログ、と張り切っていたところMacBook Airの様子がおやややや。グイグイバッテリー残が?!

 

「バッテリー交換修理」のメッセージ

 

そうかー。確かに、2015年の1月ころに買い換えたMacBook Air Early 2014、今まではブログを書くこととネットを見るくらいしか利用していませんでしたが、この数年は仕事でも使っているのでほぼ1日中使いっぱなし。ディスプレイにつないでの作業ですし、いろんなアプリも入っていますし、バッテリーがヘタってもまったく不思議ではありません。

 

そうか、せっかく日本にいるんだから今こそMacBookの買い換え時かしら。そろそろかなとはもともと思ってました。

 

半ば買い換える気満々だったのですが、バックアップデータが上海に。しかもいつ戻れるのかまだわからないですし。来週なのか、1ヶ月先なのか。とほほ。

 

まさか旅先にバックアップドライブを持ち歩かないですよね。そもそもふだんは旅行にMac自体持ち歩くこともないのですが、今回は春節前の時点で怪しい空気はあったので、万が一と思ってMacと仕事と写真データを入れているドライブだけは持ってきていたのです。あくまで万が一のためにで、上海に帰らないとまでは想定していなかったのですが……。

 

何にせよバックアップがないので新しいものとなるといろいろ微妙です。買い換えたいなあとは確かに思っていたところなので、この際バックアップなしでまっさらのMacでもいいかとも思いましたが、なんのためのバックアップか。やっぱりこのタイミングでの買い換えはなしです。

 

と言うことで、バッテリー交換のためわたしのMacBook Airは旅立っていきました。

 

そんなわけで、スマホに入っている写真だけでオキナワたびブログを書くのはテンションが上がらないため、バッテリー交換が終わるまではスマホでいつものどうでもいいような話ブログを書くこととします。

 

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はじめて飛行機でブログを書いた記念

 

オキナワたびのドライブルートと旅の友の音楽

 

 

ドライブといえば音楽。音楽といえば……こっちの方は続く言葉の選択肢はいろいろですが、やっぱりドライブと音楽はニコイチ。

 

音楽の選択は、日常と旅先では全然違って、日常生活の中で車の中で聴くのはやっぱり普段聴いているミュージックリストまま。テンションをあげていきたい時は歌える曲、考え事したい時歌詞のないものか、フランス語とかわからない言語のものを。

旅先でよく聴くのは、地元のラジオ。ラジオから流れてくる、その街のラジオを聴いている誰かのリクエストだったりすると、その知らない誰かのことを想像したりしてほっこり癒されます。普段はラジオを聴くことは全くないので、旅先ラジオが余計に非日常感でステキ。

今回のオキナワたびでもラジオずっとラジオでドライブしていました。はじめはレンタカーのカーナビに登録されていた米軍の嘉手納基地から流れてくるAFN Okinawaを聴いていたのですが、なんだか軍関連のニュースやトークショーみたいな番組(しかも愛国心強めの内容)ばかりでテンションが上がらず、ここは地元局でいきましょうとRBCiラジオ(琉球放送)にチェンジ。

ローカル感溢れすぎなラジオで、オキナワンなアクセントでオキナワンネタ、そしてリクエストでかかる音楽が全般的に時代がひとつ、ふたつ前のもの多め。

沖縄のクールでヒップなリスナーのためにも一言付け加えておくなら、もちろん最新ヒットチャート的なものもあります。(が、そういうのが聞きたい人は別のラジオ局に行くのかもしれません)

レベッカの「ラズベリードリーム」とか、あのフィフティーズみたいなアウトフィットのグループの「キッスは目にして」とか、久保田利信の「流星のサドル」とか。こんな感じでかなり新しめな方、さらに前のものも多かった。ある意味新鮮!映画の好きなサントラリクエスト特集も楽しかったな。古い映画ばっかりだったけど。

もちろん自分のiPhoneに入っている音楽を聴くこともあります。ドライブ中によく聴くのはLos Monos de la China(ロス・モノス・デ・ラ・チナ)というアルゼンチンのグループのアルバム、同じくアルゼンチンのVECINA(ベシーナ)という女性デュオのアルバム。そして、Bruno Mars(ブルーノ・マーズ)。この3組、ふだんはあまり聞かないのですがドライブとなるとなぜか聴きたくなります。

 

さて、わたしは約10年ぶり3回目のオキナワ、夫は初めてのオキナワ、そんなオキナワビギナーふたりのオキナワたび5泊6日のドライブルートはざっくりこんな感じでした。 

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1日目の残波岬灯台、その後万座毛なんかも寄ったり

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2日目の海中道路、そして伊計島浜比嘉島

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3日目のやんばる方面、嵐のような大雨でテンションアップ

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4日目の古宇利大橋、曇りでもわかる綺麗な海

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5日目の港川ステイツサイドタウン、ゴミ回収は家前でピックアップ式?

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6日目のレンタカー屋さんの隣のサラダボウルというボウリング場



カエライフ×はてなブログ 特別お題キャンペーン #ドライブと音楽

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by ホンダアクセス

新型コロナウイルスの脅威と戦う全てのみなさん、応援しています

 

感染者やご家族、中国はもちろん、日本、世界中の国々、そして特に武漢市民、武漢在留邦人のみなさん、今回のことに伴う対応に追われる医療スタッフ、行政や企業のみなさん、そして心配されてる日本国内のみなさん、きっと後もう少し。

1日も早い終息を祈っています、応援しています。

今週のお題「応援」

 

N95のマスク、サージカルマスク、可愛いマスクもあれば、ごっついマスク、白から黒、赤青黄の三原色、ありとあらゆるマスクの見本市のような、ふだん滅多なことではマスクをしない国の人たちまでも一様にマスクの上海の空港を出て、1週間ほど前から沖縄に来ています。

沖縄を移動しながらも、刻一刻とかわる状況を見つつ。春節の休みも2日までに延び、上海市はじめいくつかの都市では9日まで一部を除く企業活動はストップ、学校は16日まで、遠距離の交通機関がストップしたり、その決定や変化する状況に伴って、旅の後半は仕事の対応に追われる夫。

 

一方、わたしはこの春節の後ももう少し休みを取っておりまして、一旦上海に戻ったあとに念願のひとり旅を予定していました。旅は、上海発着で往復とも中国国内乗り継ぎのある便。

どうしようかと思っているうちに、オフィシャルに武漢以外の場所でも不要不急の渡航はやめてくださいとの状況となり、上海には戻らずそちらの旅はキャンセルに。←実際のキャンセルは未だできてないけど!

今はこのまま沖縄旅を続行しつつ、その後どうしようかなあというところです。

以前、豚インフルといわれた新型インフルエンザがメキシコで発生した時、わたしは日本から、夫はブラジルからでメキシコで落ち合う予定だったのですが、あえなくキャンセル。結局ひとりで豚インフルの影響のなかったフランスに行ったこともありました。10年前くらいでしたっけ。

 

ブログの方は、来週からは10年ぶりのオキナワについて書く予定でいます。

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伊計島のビーチにて

 

『GONE GIRL(ゴーン・ガール)』を観て思ったアメリカとアメリカ人

 

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映画『ゴーン・ガール』オフィシャルサイト| 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント

先日、夫が会食で遅くなるというので映画でも観ようとWOWOWシネマの番組表を見ると、デイビッド・フィンチャー監督特集ウィークでした。そこで2014年公開の『GONE GIRL(ゴーン・ガール)』を観ることに。

そうそう、これ観たかったんです。フィンチャーはマドンナの『VOGUE』のミュージック・ビデオがきっかけで見始め、後に『セブン』『ファイトクラブ』『ベンジャミン・バトン数奇な人生』のブラッド・ピット主演作多めなのでついつい観続けています。個人的にはショーン・ペンマイケル・ダグラスの『ゲーム』がふ好き。

観始めること10分。???

これ、もう観たやつでした。観たけど内容は覚えていないということはしばしばありますが、観たことすらもキレイさっぱり忘れているなんて……大丈夫かしら、この記憶力。

 

本作は、ものすごく乱暴に言えば、親子関係、夫婦関係、極端で過激なマスコミ、虚構と虚像の世界、殺人・誘拐・監禁、貧困と犯罪、死刑制度、ストーカー、不倫、反社会性パーソナリティー障害など、現代アメリカの病と闇と矛盾のオンパレードを、聡明で美しい妻の仮面をかぶった病的に粘着質で狂気的な悪意の塊の女と、知的でハンサム、セクシーな理想の夫の仮面をかぶった、底が浅くどうしようもないレベルでだらしのない夫、という夫婦を主人公に描いた、サイコ・サスペンス。

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夫ニックと妻エイミー

ちょっと話が逸れますが「アメリカ人の平均寿命が3年連続低下」という記事を昨年末に読みました。しかも、25歳〜64歳までのいわゆる「生産年齢」と呼ばれる働く世代のアメリカ人の死亡率が高くなっていることが要因といいます。

この映画のような出来事が全部まとめて起こるなんてことになったら、間違いなく寿命が縮みそう。

平均寿命の最高を、女性で6年連続、男性で7年連続更新している日本。勝手な所感ですが「自由の国アメリカ」の看板を背負っているけれど、楽なものではないんだなあと他人事ながら大変気の毒に思います。

www.businessinsider.com

www.businessinsider.jp(上:英語原文、下:日本語訳)

 

アメリカ・ナンバー・ワン!自由の国アメーリカ!とふつうの人たちが結構本気で思っているアメーリカ。

大学の4年間をアメリカで過ごしたのですが、自分の身の回り、学生の立場での限定的なアメリカはおおむね楽しく、良い出会いや経験ができました。

外国人留学生として生きるアメリカは、まさに自由の国で、ヤル気と運でなんとかなりそう!と思う一方で、この国でアメリカ人として生きるのはなかなか大変そうだなとか、アメリカ人じゃなくてよかったとも感じていました。

右手の「自由の国」的な立派な建前と、左手のダブルスタンダード。階級社会、人種の違い、宗教の違い、男らしさ、女らしさ、うんぬんうんぬんといった「自由のない国」な現実もあって、でもその両手の持ち主は同じ「アメリカ」、そんな矛盾にもやもやする国です。

個人主義とはいうものの、アメリカでいい感じに生きていこうと思うと、社会やコミュニティ、家族や親戚から、自分に求められる役割を全うする必要が出てきます。

ニューヨークなどの多民族エリアで大都会となれば違うのでしょうが、アメリカの多くを構成するその他の地域では、わたしの想像していた以上に型にはまっていたり、保守的、排他的なコミュニティな印象でした。

今だったらもう少し多面的に理解できるのかもしれませんが、大学生の頃は、こんな役割だらけのアメリカって意外に面倒臭そうと思っていました。

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そんなわけで、この『GONE GIRL』という病んだアメリカ社会と、病んだアメリカ人の映画を観て、寿命が3年連続で短くなっているのもしょうがないのかなと思い、心穏やかに生きていくにはアメリカってちょっとハードシップの高い国だわと思い、アメリカのダブルスタンダード的な正義感にうんざりした過去を思い出した次第です。

映画自体は、スリリングな展開と、後味の悪さというフィンチャー映画らしさ健在で面白かったです。

そういえば、ニックの双子の姉?妹?のマーゴとニックの関係が今ひとつよくわからなかったので、機会があればもう1回見てみようかな。

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ロザムンド、こわい。ベン・アフレックアメリカ人らしいうさんくささも見所です。

 

 

ちまめ観察記

 

我が家のクローゼット、スライド式の扉です。

1枚のサイズが、押入れのふすま+天袋のふすまサイズのアルミサッシの窓ような扉です。

そのうちの1枚、ものすごく滑りがよいのです。凶器的なスライダーとなるその扉。なんども指を持っていかれそうになっていて、いつかはやってしまうのではと思っていましたが、ついにその時が。やってしまいました。

ある日の朝のこと。それは一瞬の出来事でした。いつも気をつけて閉めるようにしていたはずですが、つい軽く、だけれどもちょっとだけ勢いよく扉に手がかかってしまいました。その瞬間、左手親指、外側の爪の先側左端の指の肉がもっていかれました。

ギャーーーーーー、という心の中の声。

い、いった。イタイです。これ指の先っぽがちぎれたのではないでしょうか。

指はちぎれていませんでした。が、ちぎれていてもおかしくない痛み。

半目で指がついていることを確認し、薄目のまま指先を見てみると、ちょっと大きめのイチゴのつぶつぶ、種のようなものが、爪の2ミリほど横についていました。

このつぶは……、ちまめ?

じんじんじんじん。じんじんじんする真っ赤なつぶ。間違いなくちまめ(血豆)です。イチゴのつぶつぶほどではありますが、猛烈にじんじんしています。

真っ赤だったつぶ、翌日には真っ黒になっていました。ほくろみたい。じんじん。

その次の日にはじんじんは治り、ちょっと大きめのほくろのようなものがわたしの左親指の爪の脇に現れました。

次の日も、また次の日も、ずっと居座り続けている親指の先っぽの方にあるほくろのようなちまめ。これ、いつまであるのでしょう。

ちまめ、と言っても水ぶくれタイプではなく、ほくろタイプ。まさか、これほくろになってしまうのでは?というか、もうほくろになってたりして。

2週間が過ぎてもそこにいるほくろ?ちまめ?どうしましょう。

そこからさらに3日ほど経ったときに変化が訪れました。黒かった色が、再び赤っぽく、そして色がうすくなったのです。驚いたことには、大きさが半分に。

次の日にはさらに薄く小さく、その次の日にはよく見ないとそこにちまめが存在していたことがわからないほどに薄ーく、小ーさくなり、そして消えていきました。

この半月ほどの間、自分の指先を見続けてきました。結果、ちまめは約20日くらいで消えて行きました。できるのは一瞬。その後ほくろのように居続け、最後は2日間かけてあとかたもなく消えていきました。

爪が伸びたり、髪が伸びたり、ちまめが治癒したり。わたしも生きているんだなとあらためて実感した出来事でした。

 

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ちまめの経過を写真に撮る気にはさすがになりませんでした。