ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

ずんだミルクのかき氷|甘味処すずや

 

whostolemysheep.hatenablog.com

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16杯目は「和」again

仙台の街中にある小さな横丁、文化横丁にある甘味処すずや。前回みたらしミルクのかき氷をいただいたのですが、その時点ですでに再訪する気まんまん。その後熱量は減ることなく、まんまんの気分のまま、再びすずやにやってきました。

今回のかき氷は、仙台の和スイーツといえばこれ、ずんだミルクのかき氷です。自家製のずんだ餡、白玉、練乳に、アクセントとなるホワイトチョコのトッピング。それはもう絶対美味しでしょう、確定。

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どうだ!と言わんばかりの白玉団子、まるでティーンのお肌のよう。ぷるんぷるんです。この日の氷の盛りが心持ち高く、滑り落ちるのではないかとちょっとドキドキします。

すずやのずんだは粗めの潰しが特徴で、しゃりしゃり系の氷とよく合いました。甘さを控えめに仕上げた練乳とホワイトチョコは、ずんだと氷を邪魔することのないほんのりとした加減が絶妙です。

口が冷えたら時折暖かい煎茶を、そしてまた氷、ふたたび煎茶。エンドレスで続けたいこのループ。……と思うものの、氷とお茶がなくなる頃にいい感じにおなかがちゃぷちゃぷになるのですが。

幸せな時間をいただいてまいりました。

 

シェフが地元の食材で美味しく作るフレンチと、選ばれし美味しいワイン|Graal(グラール)

 

パフェ巡りをしていた時にパフェからヒットしたお店、「Graal(グラール)」。仙台駅から一番近いアーケード街名掛丁の、古くからある飲食店の入った雑居ビルの地下にあるらしい。これは行かねばと思っていたのですが、お目当のパフェはどうやらコースメニューのデザートとして提供しているようで、その時は行けなかったのですが、機会があってランチに行ってきました。

2018年の12月にオープンしたカウンターフレンチのちいさなお店。都内の星付きレストランで活躍していたシェフと、ソムリエ兼支配人のお二人が迎えてくれる、宮城県を中心とした、厳選された食材で構成された素敵フレンチです。

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いぶりがっこ秋田県)とフォアグラのコロッケ、シュナン・ブラン(南アフリカ

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三陸のホタテ、石巻のトマト、秋田県ジュンサイ、ズッキーニ

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パンとヨーグルトバタークリーム

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スズキ、閖上のシラス、大葉(とツルムラサキ?モロヘイヤ?)

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色麻町の荏胡麻豚(えごま豚)と仙台の黄金カブ

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3種類の中から、桃とパンナコッタのパフェを選ぶ

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最後はさっぱり、蔵王レモングラスのお茶

プロフェッショナルが手間暇かけて作りあげた素材を、プロフェッショナルが手間暇かけて一創り出す一皿。素材の美味しさはもちろんのこと、最初のひと口目の驚きから、最後のひと口の名残惜しさに到るまで、どのお皿もしっかりと計算された美味しさがやはりプロ。お野菜もお魚もお肉も、職人技の火の入れ加減、素人にはたどりつかない領域のお料理と、それにぴったりの選ばれしワイン。思わずう〜んと声がもれてしまいます。お見事でございます。

ランチ、ディナー(通常時はディナーの後はワインバーとなるようです)、それぞれ5組限定、コースはお任せのみの予約制。感染状況が落ち着いてワインの提供が再開したら、コースメニューが入れ替わるころにまた行きたいなー。もっと言えば、ワインバーが再開できるくらいになって、夜飲みに行きたいわー。

 

仙台の青葉通の駅名が気になる。100%いちごのかき氷を食べる

 

今回は、100%いちごのかき氷。2014年の仙台市地下鉄東西線開業と同時にオープンした、地下鉄の「青葉通一番町駅」の駅ビル「シリウス一番町」の2階に入るカフェ「高麗屋(Koma-ya)」に行ってきました。

その前に、とってもどうでもいいようなことなのですが、すごく気になっているのがタイトルにある駅名です。この前出の駅名標がこちら。

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Aoba-dori(2015年開業)

名前の通り、この駅は仙台の中心部を走る「青葉通」という大通りにある、仙台市地下鉄の駅です。そして、青葉通にはもうひとつJR仙石線の「あおば通駅」があります。その駅名標がこちらです。

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Aobadōri(2000年開業)

わたしが気になっているのは英語(ローマ字)表記の「青葉通」部分。ローマ字の長音を表す記号マクロン(ō←この上の横棒)は、使っても使わなくてもよいので、鉄道会社によって異なりますが、JRは駅名標や路線図では使う方針、仙台市交通局は使わない方針となっています。

なのでそこはいいとして、問題はAobaとdoriの間のハイフンです。ハイフンのありなしが気になるというよりも、地下鉄の英語表記とJRの英語表記が一緒じゃないことが気になるんです。

どっちが正しいとか、なぜとかではなく、見た目が違うことがもにょっとした気分になるのです。一緒にしてほしい。スッキリしたい。どっちかにしてほしい。

この1年半、仙台に帰ってきてから気になっていました。ふう。

さて、その「青葉通一番町駅」とつながるビルに入るカフェ「高麗屋(Koma-ya)」のかき氷「山元いちごのかき氷」の話。

宮城県の最東南端の町「山元町」は仙台湾砂丘海岸に面した温暖な町でいちごの産地。その山元町のいちごを、凍ったまま丸ごとスライスした100%いちごのかき氷。楽しみです。

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ワクワク待つ

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きましたー

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100%いちご!

スライスされた凍ったいちごたちの食感が、ふわっふわ。とっても不思議な食感です。このまま食べてもさわやかで美味しいですし、自家製練乳をかけながら食べてもこれまた美味しい。

そして、氷にシロップをかけているのではなく、いちごそのものを削っているので、真ん中も、底も、どこを食べても削ったいちごそのもの。溶けて水っぽくなることもありません。

フローズンフルーツを削ってかき氷として食べるってすごくいいですね。

この夏15杯目のかき氷、ごちそうさまでした。

 

 

たびの代替品としてのさんぽ

 

人生の最大のごほうび。時には息抜き、または楽しみ、挑戦や冒険、発見や変化、生きていく上での「なんかいいこと」がいろいろ詰まっているのがわたしにとっては「たび」なのですが、たびライフの一時停止ボタンが押されたまま2年目も半分が過ぎ……

この2年の間に旅の代替品として、バーチャールツアーやオンラインツアーなどのサービスがリリースされました。が、それではやっぱり物足りない!

自分の足でそこに立って、この目で見て、迷子になったり、誰かとちょっとしゃべったり、その町のバスに乗ったり、その土地のものを食べたり、わたしにとっての「なんかいいこと」はやはりオンラインでは満たされないようです。

そんなわたしの代替品は「仙台さんぽ」です。地味ですがいたしかたない。2年もいるなら車が欲しかったよーと思いますが、ないのでこちらもいたしかたない。そんなわけで地味に仙台さんぽです。歩いているといろいろと気になるものがあるのですが、ちょこちょこブログに登場させておりますが、特に気になっているものはこんなもの。

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1)ツタ物件

ツタ物件はほんと魅力的。特に今は夏なので、ツタがあおあお、モリモリです。ほとんどは戸建て、ちょっと大きいものでも2階建のアパートが多いツタ物件ですが、たまにこの写真のような大物に出会えるとウキウキします。

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2)建物の名前の表示

「○○ビル」「○○アパート」などのような、建物の名前の表示がかなり好きです。レトロなフォント、字体たち、さらに立体という点がときめきポイント。昭和の少女漫画のような文字や、劇画チックな文字、渋い文字などを見てはひっそり楽しんでいます。

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3)看板

か、かわいい。お店の看板なども気になってついつい撮ってしまうもののひとつ。店舗、企業、事務所、病院……、日本の街の中はありとあらゆる看板であふれているので、じゃまだなあと思う反面、面白い看板にも出会います。

先日見たのはクロネコの親子。ヤマト運輸クロネコマークが刷新されたり、ちょっと前にはクロネコ・シロネコのキャラクターも新しくなっていましたが、この看板はどこから来たのかしら。セーフなのか、アウトなのか。

ワクワクしながら検索したら、どうやらセーフなようでした。

www.youtube.com

 

そういえば、クロネコマークの原案もインパクトありました。

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写真はコチラから:ネコマーク誕生物語|ヤマトグループ創業100周年サイト|ヤマトホールディングス

 

わたしの主な仙台さんぽ順路は、通院か美容室に行く、その後さんぽをしながらかき氷でフィナーレという流れになっています。今はかき氷にフィーチャーしたブログの日が多めですが、シーズンが終わったらツタ物件や、建物名表示や、看板たちの記事でも書こうかな。

 

 

仙台一サイン色紙が豪華(だと思う)お店でかき氷|源吾茶屋

 

仙台駅方面を背にして少し歩くと仙台で一番古い公園にぶつかります。明治8年(1875年)開園の「西公園」です。春は桜の名所、夏にはすぐ下を流れる広瀬川の花火を見たり、子どものころは公園にある市民プールに連れて行ってもらったり、塾の前後には市民図書館で勉強をしてたり、友だちとプラネタリウムに行ったり、初めて行ったライブも公園にある仙台市民会館でした。

今は、市民プールだった場所には地下鉄が走っています。図書館はすぐ近くに移転、そしてプラネタリウムのある天文台は市内とはいえ遠くへ移転してしまいました。コンサートホールのある市民会館はまだ現役ですが、ネーミングライツで違う名前になっています。

わたしにとって西公園の図書館とプラネタリウムは、仙台の特に好きな、そして素敵な場所のひとつ。いろんな思い出がぎっしりとつまった場所なので、移転が決まった時はしんみりとしてしまったものです。

そんな西公園ですが、変わらないものもあります。西公園の開園前の明治元年(1868年)創業の、時代劇に出てきそうな峠の茶屋的な雰囲気の「源吾茶屋」に行ってきました。

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峠の茶屋っぽい

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源吾茶屋のかき氷は、フリー素材イラストのような、いわゆる「絵に描いたような」かき氷たちです。氷イチゴとか、氷レモンみたいな感じの氷たち。わたしは氷レモンミルクにしました。

ここは、ずんだ餅やごま餅など6種類の中から好きなのを選べるお餅セットが有名なのですが、峠の茶屋にあるような(峠の茶屋って何?)ラーメンとかカレーライスもあって、どれもレトロ感漂う、タイムスリップを体験できる空間です。

壁にはお店を訪れた有名人のサイン色紙がびっしりと飾られています。石ちゃんとかレストラン系サイン色紙鉄板有名人はもちろん、Bonnie Pinkとかスピッツとか、この人たちもサイン色紙書くのですねーという方たちのサインもいっぱいで、仙台でこんなにいろんなアーティストや有名人のサインを見たの初めてです(わーこの人も!えーこの人も?と驚いた記憶はあるものの、誰だったか忘れてしまいました)。 

 そんな、かき氷な日々も今は昔……のような寒々しい雨が続いています。

しとしと、ざあざあ……

 

100%植物由来のスイーツショップで、いちじくのかき氷を食べてきた | mirokÜ八幡町店

 

卵や牛乳をはじめとした動物性食材を使用せず、はちみつ、白砂糖、ゼラチン、食品添加物化学調味料なども使用しない、100%植物由来の食材のみ、さらに有機栽培・無農薬栽培の厳選された食材だけを使用した、スイーツ、ジャム、軽食などもある「mirokÜ(ミロク)」という名前の可愛いお店。そのインスタグラムから「かき氷始めました」のお知らせが!行かなきゃ!

ミロクは実店舗は五橋と八幡の2店舗、そしてネットショップを展開していますが、かき氷を提供するのは「八幡町店」のみ。近くには国宝「大崎八幡神社」があって、仙台人なら一度は訪れる(たぶん)大きな神社。新年のカウントダウンの後に、その足で友だちとワイワイ大崎八幡へ行くのも定番コース、そして仙台ヤングの初詣デートスポットでもあります。*個人の感想です

 

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閑話休題。いざ、ミロク。

わたしが行った日はほんとうに暑い日で、街中で蜃気楼が見えそうなくらいの暑さの先にお店の姿が目に入った時には、遠目に見てもとっても可愛くてまるで別世界のようでした。お店に入るともっと可愛い。そして中に並ぶスイーツたちもとっても可愛い。灼熱のコンクリートジャングルから現れたわたしのために、エアコンの温度を下げてもてなしてくれるお店のおねえさんもステキ。

(写真は個人的に撮る分にはOKでしたがSNS等へのアップはご遠慮くださいとのことででしたので、お店の写真はリンクの取材ページをご覧ください)

japanese-heart.com

 

ミロクで提供するかき氷は「有機いちご」「有機いちじく」「無農薬の梅ジャム」の3種類。お店で作られるこのシロップやジャムに、自家製豆乳のコンデンスミルクをたっぷりかけてとのこと。なんだかすごく美味しそう。

わたしのチョイスはもちろんイチジク。氷の上にも氷の中にもイチジクの甘露煮が入っていて、さらにとろろんとした豆乳のコンデンスミルクがイチジクとも氷とも相性ぴったり。

イチジクの甘露煮も、豆乳のコンデンスミルクも、それぞれそのまま食べても美味しくて、ひと口ひと口噛み締めながら、安心できる素材で美味しいものをつくるとはこのことかーーと思うか思わないかの間にシャクシャクシャクっと食べ終わっててしまいました。かき氷の儚さよ。

www.instagram.com

(写真は個人的に撮る分にはOKでしたがSNS等へのアップはご遠慮くださいとのことででしたので、かき氷もリンクのお店のインスタグラムからどうぞ)

 

今年の夏の13杯目もおいしくいただきました!