本日のいろいろ
- 世界最大のスタバ
- スターバックス リザーブ ロースタリーとは
- 上海のロースタリーと組んだアリババとは
- それがスタバとどうコラボ?
- そんなのなくとも普通に楽しめる
- スタバ客ウォッチングだけでも楽しい
- なんなら何もオーダーせずとも楽しい!
- 中国語で書くと
世界最大のスタバ
中目黒に世界4店舗目になるスタバのロースタリーが間も無くオープン予定ですが、世界2番目にオープンした上海版のおはなし。中目黒の敷地面積は1,200平方メートル、上海のそれは2,800平方メートルというので、その大きさだけでも桁違い。世界1大きい、というのも2,000万人都市上海にピッタリのキャッチコピーです。
スターバックス リザーブ ロースタリーとは
ロースタリーとは焙煎所の意味ですが、スタバのロースタリーは「コーヒーテーマパーク」という位置付けで、生豆の選別、焙煎、抽出、パッケージングなどなどを一挙にお客さまの目の前でやってしまいましょうという、体験型の店舗です。
上海のロースタリーと組んだアリババとは
上海のロースタリーの特色は、その大きさだけではなく、アリババグループと提携しているという新形態の店舗ということもあると思います。アリババグループとは中国ひいては世界トップのEコマース企業です。
何をしている会社かというと、乱暴に言えば、アマゾンと、楽天と、メルカリを運営し、その支払いはLINE Payでねという、様々な形態の市場、販売、支払いまでを、まるっと自社でやっているメガ企業です。
それがスタバとどうコラボ?
アプリをインストールして店内でかざすと、AR(拡張現実)技術を使って、焙煎の様子なども細部にわたって見ることができ、現実にのっかったちょっとした仮想博物館。フロアマップやメニューもでてきます。ARとかニュースでは見るものの、スタバとかに活用されるとは。
アリペイ(支付宝)という、これまたアリババグループのモバイル決済アプリの「ブラブラして待つ」機能を使うと、支払い後店内をブラブラしていると、準備ができるとアプリが知らせてくれます。
アリババグループのアプリから上海ロースタリー限定グッズなんかも買えちゃいます。
最先端の技術をスタバに注ぎ込みつつ、スタバ客をごっそり囲い込む。おそるべしアリババ。
https://roastery.starbucks.com.cn/en/
そんなのなくとも普通に楽しめる
アリババ云々は関係なく、もちろんたっぷり楽しめる上海ロースタリー 。ここだけにしかないオリジナル商品やグッズもたくさんあります。
ビールやワイン、2階にあるお茶シリーズTEAVANAセクションもかなり充実。さすがお茶の国中国という圧巻のラインナップです。茶葉も量り売りで買えます。
ベーカリーは間も無くオープンのニューヨークや中目黒にも入る予定のイタリアのチェーンプリンチ(Princi)が入っています。
一番のおすすめは水出しコーヒーだそうです。アイスコーヒー好きには是非。水出しコーヒーに窒素を注入したスペシャル感漂うメニューもあります。
スタバ客ウォッチングだけでも楽しい
「世界一大きい」というのは観光資源にもなるようで、世界中の観光客ウォッチングも面白いです。中国人と張る大きな声と大きなリアクションは大概アメリカ人とか、ラテン系は親子3代くらいの大人数とか。
レジ周りで現金を出してもたついているのはほぼ100%外国人観光客。中国人はほぼ100%スマホでモバイル決済です。アリババの最大ライバル、テンセント(騰訊)のモバイル決済、WeChatPay(微信支付)や現金でももちろん支払えます。そこにいる全員が当たり前のようにスマホでちゃちゃっとしている様子を見るのもエンターテイメント。
なんなら何もオーダーせずとも楽しい!
見るものがあちらこちらに点在していて、それを追いかけているだけで忙しいので、いっそのことコーヒーもワインも飲まなくてもいいんじゃないかしら。……という、楽しみ方ができるのもロースタリーの博物館的な一面。
ロースタリーのこっち側で飲んでいて、そのあとあっち側に飲みに行く途中、酔い冷ましを兼ねた次へのクルーダウンに寄ってみるという使い方もありだと思います。
中国語で書くと
もう成熟しきったかなと思っていたスタバのその先にこんな感じの展開が待っていたとは。 これから世界各国で出店予定のスターバックスリザーブのロースタリー が、どんなカラーを出してくるのか、お茶の間から見守っていこうと思います。