ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

ラクダのミルクのケーキをいただきました

 

政府からの配給品などで生活をしているロックダウン中の上海。配給物資の多くは、おそらく上海の一般家庭の最大公約数的な食材や日用品の詰め合わせになっていると思うのですが、日本人の一般家庭においてはあまり一般的ではないものが入っていることも多々あります。

そんな配給品のなかに、ラクダのミルクで作られたケーキが入っていました。

ラクダのミルク(骆驼奶/ルオトゥオナイ)

キャメルミルク!文字で見るとキャラメルミルクみたいですが、キャメルのミルクです。キャメルミルク、もとい、ラクダのミルクは、中近東やアフリカなどのラクダを家畜として飼育している地域では比較的日常的に流通しているそうです。

美容・健康志向の高いのヨーロッパを皮切りに10年ほど前からじわじわと広まり、SNSなどを通してアメリカ西海岸のセレブの間で人気に火がつき、近年メキメキと認知度を上げてきている次世代のスーパーフードのひとつ。

普通の牛乳と比べると、低脂肪かつ栄養価がとても高いそうで、砂漠で暮らす遊牧民族たちはこのラクダのミルクだけで1ヶ月暮らすとも言われているそうです。

と書いてある記事もあれば、牛乳もラクダのミルクもそれぞれ良さがありどちらかの栄養価がずば抜けて違うということはない、なんて記事もあり。

いずれにしても、キャメルミルクの方が生産地も少なく、農業規模や農業形態、生産と市場の成熟度がまったく違うので、当然希少価値が高く、高価格帯プロダクトであることは間違いなく、さらに「スーパーフード」というキャッチーなパワーワードとともに一部セレブたちを引きつけているのでしょう。しらないけど。

キャメルのミルクのケーキ

CAMEL MILK/骆驼奶

上海のロックダウンがなければ我が家にやってくることはなかったであろう、キャメルミルクのケーキ。食感は、チーズ蒸しケーキと、去年日本でもちらりと流行った台湾カステラを合わせたような感じで、ほどよいケーキの甘さの後ろにほのかな塩味を感じるケーキ。このほんのりしょっぱさがあるというのがラクダのミルクの特徴だそうです。

かなり久しぶりに甘いものを口に入れたこともあり「んまっ」と思わず声がもれるほど美味しくいただきました。

近所にキャメルミルクの取り扱い店があるそうなので、外に出られるようになったらのぞいてこようと思います。

 

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