チベット観光について。中国の南西部、チベット自治区は基本的に外国人の自由旅行を認めていないので、パスポートと入域許可証なるものが必要。個人でも旅行代理店等を通して取得することもできますが、まあなにかと手間。一部の旅人以外は、旅行会社のツアーを利用するのが一般的かもしれません。
そこからさらに別の地区(西チベット行きたい!カイラス山見たい!)や非公開地域に行くには、さらに許可証やガイドを雇うことが必要になります。
ラサ市内は、入ってしまえば特に検問もなく自由に歩き回れます。
ツアー客のわたしたちは、大手を振ってラサさんぽ……なのですが、何と言っても海抜3600mなので、大手を振るだけでも大仕事。息切れしたり、頭がぼやっとしたりします。人によってはツーア中ほぼダウンという方もいらっしゃいました。
ツアー会社からはアルコールを控えるようにとか、部屋で休みましょうとか、いろいろ高山病対策のアドバイスがありました。南米の個人ツアーでは4000m以上のところではピクニックランチで普通にワイン飲んでたけど、あれはいいのか。
高山病の神様わたしたちのことはスルーで、と祈りながら過ごすラサ。
ラサの街は、中国の他の街とさほど違う印象はなかったです。マンションが並んでいるエリアもありました。マックとスタバは(まだ)ない。
犬がかわいかった。中国はペット犬は行政に登録しないといけないそう。首にプレートをつけていたので、名前かなあと思ったら番号でした。ラサの登録された犬はみんなこの水色の骨型プレートをつけていました。
道端でおじさんたちがサイコロとかトランプの賭けみたいなのをやっていました。
生々しすぎて写真に撮れませんでしたが、体毛やタテガミがごっそりついたヤク(チベットの牛みたいな動物)がいたり、縦に真っ二つにカットされた豚、ゲージにギュウギュウに詰められグワグワ鳴いているアヒルがいたり。ライブ感溢れる市場。
足をばたつかせるアヒルの羽を豪快に掴んだお店の女将に「ほら、新鮮よ。今日は何?アヒル?うずら?」と、どこのお店に顔を出しても声をかけられるわたし。後ろで嬉しそうに見守る夫。
生け簀から揚げたばかりの大きな川魚がビタビタ跳ね暴れる魚屋では「オレ、生きのいいの入ってるよ」と声をかけられるわたし。後ろで吹き出しそうになるのを堪える夫。
笑ってないで助けて。