ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

ひとり旅、ふたり旅、みんな旅

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アンティグアのデコバスターミナル|グアテマラ

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アンティグアのコンビニ|グアテマラ

ここ2、3年していなかったひとり旅をしたいなと思って迎えた2020年。

ひとり旅、好きです。ふたり旅と何が違うのか。旅のスタイルは人それぞれなので他の人のひとり旅のことはわからないですが、わたしのお好みとしては、ひたすら自由なことがひとり旅の醍醐味。

今回写真に貼ったグアテマラは、マイルでチケットを取り、まずは古都アンティグアに向かおうまで決め、そのあとはノープラン。このお庭の可愛いところに泊まってみよう、たまたまバスの時間が合う村に行ってみよう、今日市が立つ村に行ってみようなど、行き当たりばったりの村巡りはとても楽しかったです。

行き当たりばったりサイコー!・・・なんていうとんとん拍子なことばかりでもなく、旅によっては宿泊先を見つけられずまさかのキャンプ場テント泊や、知らないおじさんのバイクに乗せられて宿探しをしたり、やっと見つけた宿がおそろしく汚くて死にそうになったこともありました。

泊まる場所のことだけではなく、雨が降ったら村のカフェで一日中本を読んでいてもよし、そこが気に入ったら次の日も同じカフェにいてもよし、ツアーに参加してどこかに行ってもよし。何をしてもしなくても、誰のことを気にすることもなく、全部自分の自由というところが、ひとり旅ならではの楽しみです。

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サンアントニオ・パロポの洗濯場|グアテマラ

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サンアントニオ・パロポの狭い道|グアテマラ

これがふたり旅となると、楽しみはまったく変わってきます。せいぜい1週間程度の旅ですと、ふたり旅でひとり旅並みの自由度を発揮するのは時間的なロスも多すぎます。また、お互いの心地よいポイントが違ったり、お腹のすくタイミグだって違います。ギリギリまで何するのかがわからないことがストレスになる人もいますし、その場でひとつひとつすり合わせるのもまあストレス。不穏な空気が流れるのをできる限り避けたいわたしとしては、ふたり旅の時には、大枠の部分は事前にもう少し固めて置きたい派です。

ふたり旅、こちらも大好物です。ひとり旅にはないふたり旅の楽しみのひとつは、旅先での食事のバリエーションが一気に広がること。行く国や街にもよりますが、ちょっといいレストランなど、ひとりで入るのはためらわれるお店にもふたりなら余裕です。頼めるお皿の量もひとりよりふたりの方が俄然多いですし、ひとりの時よりもお酒も安心して飲めます。

もうひとつ、ふたり旅の楽しみは、旅のいろんなことを共有できること。すごい、きれい、こわい、おいしい、やばい、たのしい、おかしい・・・リアルタイムで目の前の景色と共に、いろんな感情を共感しあえるのはやはりふたり旅ならでは。さらに「あの時のあれ」はふたりが永遠に共有できる思い出。何年経ってもおなか痛いくらい笑える話や、何百回もこの話してるよね、という話があるっていいものです。

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チチカステナンゴの市場|グアテマラ

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チチカステナンゴグアテマラ

みんな旅、こちらは修学旅行や社員旅行、研修旅行などくらいしかありませんが、団体行動に対して反射的に拒否反応を示すタイプなので、ついつい行きたくない・・・と駄々をこねがち。行ってしまえば結構(というかかなり)楽しめてしまうのですが、また次の時には行きたくないわあとぶちぶち言ってしまいます。

子どもの頃は、父の勤めていた会社の慰安旅行は、家族もみんな参加型でした。今やそんな会社ってあるのかしら・・と思っていたら、中国に来てからは夫の勤めている会社の旅行が家族連れウエルカムのようです。そういえば数年前に、とある中国企業が5,000人だか10,000人規模のヨーロッパ社員旅行を決行しニュースになっていたことがあったような。

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サンティアゴ・アトランティンの市場|グアテマラ

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アティトラン湖|グアテマラ

はー。何旅でもいいので、早く旅を満喫できる世になりますように。